検証!タブレットをペンタブ代わりにすることは可能か?

2017年3月20日ペンタブレット(板タブ)

タブレットは、最近ではそこまでお金をかけることをしなくても手に入れることが出来るものです。

しかし、ペンタブはお金をかけることに無しに手に入れることは難しいと言えるでしょう。

ある程度のお金をかけないと購入することは出来ません。

なので、もしデキるならタブレットをペンタブ代わりにしたいと考える人も多いでしょう。

でも、それは可能なのでしょうか?

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タブレットには筆圧感知機能がない

タブレットをペンタブ代わりにする時の一番の問題となるのが、タブレットには筆圧を検知する機能がないということです。

タブレットというのは、別にイラストを描くことに特化しているアイテムではありません。

色々な物を調べたり、あるいは動画を見たり、ゲームをしたり、もっと手軽に使えるパソコンのようなものが、タブレットなのです。

そんな風にイラストを描くことに特化しているものではないということは、当然イラストを描くために必要な機能がかけていることになります。

その最たる例が、筆圧検知機能なのです。

筆圧を検知する機能がないとダメか

でも、そうした筆圧感知機能は、無いとダメなのでしょうか?

それがないとイラストは描けないのでしょうか?

結論からいつと、別にその機能が無くてもイラストがまったく描けないということはないでしょう。

しかし、上手なイラストを描いていくことは難しいはずです。

もし筆圧検知機能があれば、ここは太くしたいというところは太く出来ますし、ここは補足したいというところは補足できます。

線の微妙なサイズ感が調節できるのです。

それはもはや、紙にアナログで描いている時のように。

では筆圧検知機能が無かったらどうでしょうか?

まずすべての線の太さが同じになってしまうでしょう。

マウスで描いているのと大差なくなる

全ての線が同じくらいの太さになってしまうということは、マウスで描いたりするのと変わらなくなります。

だったら別にマウスで描いても良いのではないかという話なのです。

タブレットだって、別に安いわけではありません。

もちろん安く買おうと思えば安く買えるものもありますが、それでも大体の場合で、本体代が10000円を超えてくるでしょう。

それなのに、マウスで描くのと変わらないのであれば、それは無駄以外の何ものでもありません。

だから、タブレットをペンタブ代わりにするのはあまりおすすめできないと言えるのです。

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タブレットは用途が広いので後悔はしない可能性は高い

基本的にはペンタブの代用としてはあまり向いていないと言えるタブレットですが、いいところもあります。

一つはもちろん値段的にペンタブよりも安いということですが、それ以外にもう一ついいところがあるのです。

それが、タブレットの用途の広さです。

タブレットは、ペンタブとは違い、それ一つでゲームをしたりネットを見たり動画を撮影したりできます。

つまり、たとえそれでイラストを描かなくなったとしても、それを購入して後悔することはないのです。

しかしペンタブの場合は、イラストを描く為に使うか、あるいはやや画面を動かしやすいので、マウスとして使用するくらいしか用途がありません。

なので、もしイラストを描くことに飽きてしまったり、イラストを描くことに心が折れてしまったりしていたら、そのペンタブはただただ無駄になってしまうのです。

それは勿体ないのではないでしょうか?

タブレットによる代用も試してみる価値はある

そういうことがあるので、タブレットをペンタブ代わりにして、それでずっと過ごそうというのであればおすすめは出来ませんが、たとえばちょっとの間だけでタブレットで代用して、ペンタブが買えたらタブレットは別のことに使うとか、とりあえずちょっと試してみるために買ってみるとかいうのはアリです。

もちろんそもそもタブレットがあったところで、日常生活でソレを使うことが絶対にないというのであれば、タブレットはいらないでしょう。

何も買わないでマウスでイラストを描きつつ、ペンタブが買えるようになるまで待っていた方がましです。

しかし少しでも日常生活にタブレットを取り入れることに興味があるのであれば、タブレットを買うのは正解です。

タブレットにはショートカットもない

ペンタブとタブレットの大きな違いとして、筆圧検知機能の他に、ショートカットボタンの有無もあります。

ペンタブの場合は、ペンタブの画面のサイドなどに、ショートカットを設定することが出来るボタンがあります。

イラストを描いていると、一つ前に戻りたいと思うことなんて何度もあるでしょう。

ショートカットに「一つ戻る」を設定しておけば、それを押すだけで簡単にそれが可能になります。

ショートカットなんて確かにキーボードのショートカットでも可能ですが、キーボードのショートカットですと、どうしてもいちいち手をキーボードに向けないとならないですし、それが何回にもなるとさすがに面倒になるものです。

だから、ペンタブのショートカット機能というのはすごく魅力的なのです。

タブレットの場合、まずそのショートカット機能はついていないでしょう。

だから毎回毎回キーボードに手を向けていかないとなりません。

ペンタブならいくつもショートカットを設定できる

そしてペンタブで設定できるショートカットは、1つではありません。

だいたいの場合で4つとか8つとか設定することが出来るでしょう。

ということはつまり、それだけのショートカットキーを覚えなくても良いことになるのです。

ショートカットキーは、しょっちゅう使う物で、かつ2つくらいしか押さなくても良いものであれば簡単に覚えることが出来ますが、中には4つくらい押さないとならないし、そもそもそこまで頻繁に使うわけでもないものもあります。

たくさん使うことは使うけど、使う時期が限られているショートカット等もあるでしょう。

なので、設定できるボタンが多くて、それだけのショートカットを覚えてなくても良くなるというのは、すごく助かることなのです。

ペンタブの方がサイズが豊富で描きやすい

タブレットのサイズは、そこまで豊富なわけではないと言えるでしょう。

しかしペンタブは意外とサイズ感が豊富です。

だから、自分の家のパソコンのモニターとサイズ感があうものをみつけることも簡単でしょう。

当然ですがそのサイズ感は合わせていた方が描きやすいです。

そのサイズ感があっていないと、どうしてもバランスが上手くとれなくなったりするものなのです。

だからサイズは合わせていきたいところなのですが、タブレットの場合、なかなかそれが難しいのです。

そういう点からも、タブレットをペンタブ代わりにすることはあまりおすすめできないと言えます。

タブレットを買うこと自体は全く問題ありませんが、本当に本格的にイラストが描きたいのであれば、ペンタブはペンタブとしてきちんと買うようにしていってください。

そして、描きやすい環境をしっかりと整えてイラストを描いていってください。

その方が長くイラストを描き続けられることは間違いありません。

まとめ

タブレットをペンタブ代わりにすることは、一時的でない限り不可能だと言えるでしょう。

どうしてもソレをしたいのであればしてみる価値はありますが、それを長く続けるのは良くありません。

ペンタブだって中古で購入したりすればある程度安く仕入れることもできますし、タブレットで代用するくらいなら、是非そういうところにも目を向けてみてください。






2017年3月20日ペンタブレット(板タブ)