【ペンタブに慣れない…】デジタル超初心者におすすめの線画練習方法

2017年5月27日ペンタブレット(板タブ)

CGイラストを描きたくてペンタブを買ってみたものの、いざ描こうとしてみるとあまりにうまく描けなくて挫折した…こんなデジタル初心者さんは多いのではないでしょうか。

私もその一人でした。

描いてみても線はガタガタになるし、描こうと思った線が何度やっても描けないのです。

練習に練習を重ねて今ではなんとかうまく使えるようになりましたが、いい練習方法があればどんどん試していきたいものですね。

今回は、私が超初心者だったころに実践した練習方法を紹介してみたいと思います。

ペンタブに戸惑っている初心者さんは参考にしてみてください。

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1.最初はとにかく何でもいいから描く

まずはペンタブというものがどんなものなのか、理解する必要があります。

筆圧はどれくらい感知されてくるものなのか、自分が動かしたらどれくらい遅延してポインターがついてくるものなのか、など。

練習はゆっくりしていきますが、まずは自由にいろいろ描いてみましょう。

慣れていなすぎてらくがきの絵すら描けないという人は、一本線でもいいです。

線を引いたら、途中で筆圧に強弱を加えてみましょう。

筆圧感知がついているペンタブがほとんどなので、筆圧が繁栄されて途中で線が太くなったり細くなったりして、最初は私もこれに感動を覚えたものです。

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2.線をなぞる練習をする

ステップ1

ペンタブというものがどういうものなのかなんとなくわかったら、いよいよ練習です。

最初からきれいな線画を描こうとしてそれは正直無理なお話です。

まだこの段階ではうまく線を運んでいくことすらままならないのですから。

おすすめのなぞるものとしては、地図の画像があげられます。

意外と思われたかもしれませんが、道路という線がいくつも走っている地図の画像は、とにかく線を引く練習をするのにもってこいなのです。

地図の画像は適当に画像検索して用意するのでも構いませんし、グーグルマップなどをスクリーンショットして用意するのでもありです。

用意出来たら描画ソフトを立ち上げ、地図画像を開きます。

そこで適当に道路をなぞってみてください。

線を引くだけだから簡単だと思われるかもしれませんが、これが意外と超初心者にとっては本当に難しかったりするのです。

地図をなぞる作業なんて正直あまりモチベーションは上がらないかもしれませんが、デジタルで絵を描くことはアナログで絵を描くことの延長と考えない方がいいかもしれません。

まったく別のことを体に覚えさせるような感覚でもあるので、くじけずぜひ頑張ってください。

ステップ2

地図の画像をそこそこなぞれるようになってきたら、次のステップです。

いよいよイラストを描くために、上手いイラストの線をなぞる練習をしてみましょう。

ここで驚くはずです、なめらかな線を描くことがこんなに難しいのかということに…。

当然ながらイラストはなめらかな曲でほとんど構成されているものです。

今までのただ線を引くという作業とは、まったく異なる作業になり、ガタガタする線との戦いになります。

例えばプロのイラストレーターさんの線は本当にきれいですし、これをペンタブで描いているのかと思うと本当に頭が下がるなあ、とよく思っていました。

この練習のいいところは、ペンタブに慣れるためのいい練習になるのはもちろんのことですが、上手いイラストの線を集中してなぞることで、プロの絵の上手さを改めて実感できるところです。

イラストそのものの勉強になるので、ぜひおすすめです。

3.ラフ画の状態で自分で描く練習をする

線をなぞる練習をして慣れてきた感じがしたら、いよいよ今度は自分で描いてみましょう。

まずは線をたくさん重ねたようなラフ画や落書きの状態でいいので、描きたいものを描けるようにしていきたいところです。

ラフ画であれば線を重ねることでごまかしがきいてそれっぽく上手く描けたりするので、「ペンタブで描けた」という達成感からモチベーションアップにもつながります。

PixivやTwitterなどのSNSをやっている人は、うまく描けたらこのあたりで絵を公開してみるのもいいかもしれません。

ペンタブ練習中ということでハードルを下げて、思い切って公開してみれば、周りから反応がもらえてさらにモチベーションも上がりそうですね。

4.拡大縮小を駆使してペン入れをする

次はついにペン入れです。

一本線で描くことになるので、上でのラフ画とは違い、精密な描写が必要になってきます。

上手く一本線でペン入れをするために非常に大事なことは、拡大と縮小の機能を存分に使ってペン入れをすることです。

アナログで描いてきた人にとってはあまりなじみがないことかもしれませんが、デジタルで作業するうえで画面に全体を表示して描くことは意外と難しいのです。

特に人物を全身で描いたりするときは全体表示した状態にすると細部が肉眼では本当にわかりづらい状態になり、ペン入れが非常にしづらいです。

このとき拡大して描くようにすると、細部を精密に描写することができるようになるので、おすすめです。

特に初心者のうちは「やりすぎかな?」と感じるくらい拡大してもいいほどです。

例えば全身の人物絵だけどペン入れするときは、顔が見切れるくらいアップになるほどの拡大率で問題ないと思います。

ただ、ずっと拡大して描いていると全体図がつかめなくなり、いざ縮小して全体を見まわしてみると思った以上に全体のバランスが崩れていた…なんてことも多くあります。

なので、拡大しながら細部を描いて、縮小してバランスを確かめるなど、臨機応変に拡大縮小を使いこなしていく必要があります。

そのあたりの臨機応変さも慣れなので、根気よく練習を続けていきましょう。

5.全身を描くことは避けて顔のアップだけを練習する

上で全身を描くときに拡大縮小を使うといいという話をしてきましたが、そもそもペンタブで人物の全身を描くということは非常に難しいことです。

なので、いきなりそれはハードルが高いという人は、フェイスアップかもしくはバストアップのイラストを描くようにしてみましょう。

全身を描くと、手足や長い線でかつなめらかさを求められる難しい線が増えるので、慣れてから挑むのが賢明です。

顔のアップを何枚も描いてどんどんペンタブに慣れていきましょう。

作品もたまっていくので、最初は慣れなくて億劫に感じていたペンタブで描くことも、楽しくなってきます。

6.図形を丁寧に描く練習をしてみる

自分でペン入れができるようになってきたら、さらなるスキルアップをしていきたいところです。

ペン入れができることはできても、よく線を見たらガタガタ…なんていうのは嫌ですよね。

ここからはペンをそこそこ扱えるようになってきて、次の段階に進みたいときの練習方法になります。

その練習方法とは、図形を綺麗に描くことです。

厳密に言えば、下絵でツールを使って描画した丸、三角、四角などの図形をペンタブでペン入れしていくことになります。

ツールで描いた図形はきれいなものなので、それをペンタブを使ってきれいにペン入れできれば理想的ですよね。

これを繰り返すことでペンの扱いがさらにうまくなります。

7.長い線をきれいに描く練習をする

上で少し触れましたが、人物の手足をペン入れするのは慣れが必要になってきます。

手足は長い線で、かつなめらかにきれいに描く必要があるからです。

私も手足をペン入れすることは今でもかなり苦手意識が強いです。

それを克服してきれいな長い線を描くための方法としては、線を払いながら途中で切ることを繰り返してつなげることです。

要は、長い一本線に見えるように線をうまくつなぐ練習をするということです。

ペンタブでアナログのように長い線をきれいに描くのは至難の業ですし、可動範囲も限られてくるので限界があります。

ペン入れがだいぶできるようになってきたら、このような技術も磨いていくといいでしょう。

まとめ

私が試してきた練習方法は以上になります。

最初はペンタブでペン入れをするなんてとんでもないことでしたので、よく落書きのようにラフ画を描いていたのを覚えています。

ペン入れに着手するのに腰がなかなか上がらなかったのは、ちょっとやってみて本当に難しいと痛感したからでした。

でもやはり描かなければ上達はしませんし、今もきれいなペン入れについては練習の日々です。

それでも、落書きばかり描いていたおかげでそれくらいのクオリティであれば、アナログくらいのスピードですいすい描けるようになっていたので、ペン入れができるようになるのもそこそこ早かった気がします。

デジタルはアナログよりも表現の幅が非常に広く、使いこなせるようになると本当に便利です。

ペンタブという新しいものを取り入れることは大変かもしれませんが、ぜひ早く慣れてデジタルを楽しんでください。






2017年5月27日ペンタブレット(板タブ)