イラストの専門学校と美術系の短大だったらどっちが良い?

2017年2月22日専門学校で学ぶ

イラストを学ぶ際の選択肢は、イラストの専門学校、美大、そして美術系の短大と3つの選択肢があります。

美大はやはり学費も高ければ時間もかかるので、最初に選択肢外れることも多いでしょう。

では、イラストの専門学校と美術系の短大だったらどちらの方が良いのでしょうか?

ここではそれぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら


短大の方がまわりのレベルは高い傾向にある

イラストの専門学校には、実技試験というものがありません。

ということは、入ろうと思ったら誰でも入ることが出来るということになります。

では、短大の方はどうでしょうか?

短大の方は、実技試験があります。

もちろん中には実技試験が無いところもあるでしょうが、なにかの流れでさらっとイラストを学べるようなところではなく、しっかりとイラストを学べるような美術系の短大であれば、まず実技試験はあること多いです。

ということは当然、あまりレベルがひくい方は来ないということになります。

まわりのレベルが低ければ授業のレベルも低くなる

まわりのレベルが低いということは、もし自分のレベルが低かったらメリットになるでしょう。

しかし、もし自分のレベルが高かったらすごくデメリットになります。

なぜならどこの学校であっても基本的には授業というのはマジョリティめがけて行われるものだからです。

つまり、レベルが低い人が多いところでは、レベルが低い人に合わせて授業が行われてしまうということになります。

そういうことがあるので、基本的には専門学校よりも美術系の短大の方が授業のレベルは高いと言えるでしょう。

だからもし高いレベルで自分を高めるのが合っているという方は、イラストの専門学校ではなく美術系の短大に進む事をおすすめします。

レベルが高いと心が折れることもある

ただ、レベルが高いというのはもろ刃の剣でもあります。

なぜなら、まわりのレベルが高すぎてついていけなくなる可能性があるからです。

もしまわりのレベルが高すぎてついていけなくなったら、やはり途中で心が折れてしまうでしょう。

そうして心が折れてしまったら、やはり途中からやる気も出なくなり、どんどん成績は悪くなっていくでしょう。

最悪卒業できずに辞めてしまう可能性もあります。

そうなったらお金も時間もすごく勿体なかったということになるでしょう。

>>私が絶対おすすめするイラスト・アニメ専門学校・通信講座ランキングはこちら


短大から大学にいけることもある

イラストの専門学校ではなく、美術系の短大に進むメリットとして、短大から大学にいけることもあるということが言えます。

イラストの専門学校をでていても、大学に進もうとしたらまた1から受験しないとならなくなりますし、1年生から始まります。

しかし短大を出ている場合、系列の大学であればそのまま編入することも出来るでしょう。

だから、進学はよりスムーズだと言えます。

それはつまり、途中でより深く学びたくなっても対応できるということになります。

専門の場合は進路は変えられない

美術系の短大であれば、そのように進学という風に進路を変えることができますが、専門学校の場合は残念ながらそれができません。

もちろん無理矢理進学することは出来ます。

でも、そこからまた大学に通うとなると、結果卒業するころには24歳になってしまうでしょう。

2浪したのと同じことになるのです。

もちろん美大なのでそれも決して珍しい事ではないと言えます。

でも、これからまた4年間通うというのは、やはり精神的にも辛いところがあるでしょう。

そして当然経済的にも苦しいことが多いはずです。

だから、専門学校に進んだらそうやすやすと進路は変えることができないのです。

イラストの専門学校はイラスト系のコネクションがある

では、イラストの専門学校のメリットはどんなところにあるでしょうか?

まず一つ言えるのは、イラスト系のコネクションがあるということでしょう。

イラストの専門学校は、あくまでもイラストを学ぶ場所です。

では、美術系の短大はどうでしょうか?

美術系の短大も確かにイラストを学ぶところではあるのですが、イラストというよりもやはり「美術」「芸術」がメインになるでしょう。

それは就職先の差にも表れるはずです。

美術系の短大に進んだら、そうした芸術系の仕事や美術系の仕事に就くことが多いです。

しかしイラストの専門学校を出た先で多いのは広告系や雑誌などのいわゆるイラストを描くことをメインとする仕事です。

商業的なイラストと、芸術、美術ではやはり微妙に違いがあるのです。

そうして商業的なところへの就職が多いイラストの専門学校では、当然美術系の短大とかと比べて、そういうところへのコネクションが強いです。

もし将来的にそういうところへ就職したいのであれば、イラストの専門学校を選ぶのもアリでしょう。

すごく多いわけではない

ただ残念ながら、そういうコネクションはすごく多いわけではないというのがイラスト界の現状だと言えます。

そもそもそういうイラスト系の求人自体が少ないので、コネクションがあるとは言ってもすごく多いわけではないのです。

やはり今の時代不景気ですから、イラストだけを描く人を雇う余裕がないところは多いのです。

雇ってくれるのはイラストを描くことを会社の業務内容にしているところとか、そういう感じのところになるでしょう。

そんな会社、乱立しているはずもありませんから、イコールでコネクションの数もすごく多いわけではないということになるのです。

だから、イラストの専門学校にいけばかならずしもイラスト系の仕事が出来るかと言われると、そんなわけでもないと言えるでしょう。

基本スムーズに卒業できることが多い

イラストの専門学校では、基本的にはスムーズに卒業できることが多いです。

では、美術系の短大ではどうでしょうか?

美術系の短大でも基本的にはスムーズに卒業できることが多いですが、専門学校にくらべると進級できなかったりすることも多いと言えます。

だから、なかなか卒業できずに、無駄に短大生活が長くなってしまう可能性もあると言えるでしょう。

もしそうして留年してしまっていたりしたら、やはり就職にも響いてくるでしょう。

当然その分学費もかかる

美術系の短大に進み、そこで留年してしまったら、当然その分だけ学費もかかることになります。

基本的には短大に進んでもイラストの専門学校に行っても費用は同じくらいであることが多いですが、こうして留年してしまう確率がやや高い美術系の短大は、費用もやや高くなることが多いのです。

ということはつまり、ある程度費用に余裕を見ておかないとツラくなる可能性があるということです。

もし経済的にあまり余裕がないというのであれば、イラストの専門学校の方がおすすめできるでしょう。

美術系の短大のようにこれからの進路に迷う事もないので、そういうところにいけばすぐに就職できるはずです。

それも、あまり経済的に余裕がない人にとっては助かることだと言えるのではないでしょうか?

それはつまり、少しでも早く稼げるようになるということになりますから。

まとめ

イラストの専門学校に行くことには、経済的なメリットやコネクション的なメリットがあったりしますが、美術系の短大には進路の選択肢の広さやレベルの高い授業が受けられるというメリットがあります。

どちらのメリットがより魅力的かというのはやはり人それぞれでしょうから、自分がより魅力的に感じた方に進んでみてください。






2017年2月22日専門学校で学ぶ