イラスト通信講座になかなか手を出せない人へ…考えられる問題と、代替案

2017年5月12日専門学校で学ぶ

イラストの通信講座を利用してみたい!

という人は年々増えているようですが、実態は「むしろ受講者は減りつつある」ことにあるようです。

本文中に記載する問題で二の足を踏んでしまうことが多く、講座も違う形で展開されることが多くなりました。

ここでは、迷われているかたの多くのポイントに共感しつつ、気軽に始められるイラストの「練習」のご提案をしていきます。

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通信講座には手を出しにくい?

イラストの通信講座といえば、いくつかの有名なゼミが思いつくかと思います。

しかし、様々な事情から、いま一歩踏み出せないという方も少なくないのではないでしょうか。

そういった側面から、問題を少し炙ってみたいと思います。

費用の問題

まず第一に挙げられるのが、費用。

本格的な講座をご希望の場合、1カ月あたりに5~10万円ほどの費用は覚悟する必要があります。

趣味として始める場合も、長期的に見れば、相応にかかっていくものですよね。

消費よりも節約の社会になったと言われる昨今、この点を警戒して、かなり慎重に選んでいるうちにどの講座がいいか分からなくなってしまった…という声も上がっています。

しかし、どうしても通信講座を受けてみたい!

と言う人は、こんな講座を目安に選んでみてもいいのではないでしょうか。

  1. 教材代など、費用が明快に資料に載っている
  2. お試し受講ができる

確かに、講座ごとに傾向や講師の性格などがあり、合うか合わないかは人それぞれかもしれません。

しかし、これだけの要素があるだけで、随分と安心感が変わってくるはず。

費用という一点だけで悩むのはもったいないので、是非積極的に、上記をポイントに講座を探してみてください。

時間の問題

次にあがるのが、「練習する時間は実際にあるのだろうか・継続できるのだろうか」という問題です。

もともと好奇心が旺盛で、ひとつのことに集中するのが苦手…というかたならば特に、この点は心配されるのではないでしょうか。

確かに、たとえ通信講座でも、社会人のかた・全く別の分野で勉強中の学生のかただと、続けにくいという傾向にあるようです。

口コミサイトも「途中で挫折した人」からの否定的な意見が多かったり、あまり参考にならなかったりにしますね。

何をモチベーションに続けるのか、ということも、イラストを単に描くということ以上に難しい問題かと思われます。

どうしても通信講座でないといけないけれど、時間が確保できるかどうか分からない…というかたは、一度「オフの時間をどれくらい持てるのか」を正確に測ってみるのもひとつの手だと思います。

あるいは、通信講座に申し込む前に、1~2か月ほど「毎日一定の時間を描き続ける」ということをしてみてもいいかもしれませんね。

さて、これまで数々の問題点をあげてきましたが、通信講座とひとくちに言っても、一般的な

  1. 毎回/月単位/週単位で受講料がかかる
  2. 教材費がかかる

こういった特色をもつものだけに限りません。

これまで挙げてきた費用・時間の問題を気にせずに、もっと気軽にイラストを学ぶ方法はたくさんあります。

本格的な通信講座を受ける前に検討していただけるよう、以降はそういったものを挙げていきたいと思います。

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おすすめ「いちあっぷ講座」

コミックイラストを描く人に近年人気なのが、「いちあっぷゼミ」という個別指導サイトです。

美術としてのテクニックには弱いところがありますが、萌えキャラを描きたい人・イラストレーターを気軽に目指したい人に広く窓口を開いている、画期的なシステム。

受講料などは基本的にかからず、登録するだけで様々な講座を閲覧することが出来ます。

まだβ版なので「まさにこれから」を見守っていきたいサイトですが、通信講座やスクーリングの紹介もあるので、ゆくゆくは本格的な講座を受講してみたいという人は必見なのではないでしょうか。

クリスタでコミックイラストを描く人に!

いちあっぷ講座の内容が得意とするのは、デジタルイラストです。

なかでも、「クリスタ」と呼ばれるコミックイラストツールで描く場合のコツについては非常に詳しく、デジタルイラストには親しみがないという人にとって、水先案内人とあんってくれる重要なサイトです。

ある程度慣れている人が見ても参考になると評判で、イラストの完成度をより高くみせてくれるワンポイントアドバイスや、添削システムがとにかく充実。

通信講座としての機能はほぼほぼ万全で、ペンタブレットやソフトなどのデジタル作画環境をお持ちの方なら、最初にここから入ってみるのが一番なのではないでしょうか。

是非ご検討を…

pixivのイラスト講座も!

普段から「ネットにイラストをアップロードする・他の人の絵を見る」習慣のない人にとっては思いつきにくいことですが、pixivという投稿サイトもかなり役に立ちます。

特に人気なのが、プロ・アマチュア問わずよく公開されているイラスト講座。

率直に「上手か下手か」はともかくとして、他人の描いている工程を見られるというのは、一人こつこつと描く人にとっては、貴重な機会なのではないでしょうか。

実践的な講座やポイント紹介・初心者~中/上級者向けの講座や解説なども充実しており、イラストを描く人ならば誰でも一度は見た方がいいと筆者は考えています。

また、サークルやコミュニティも充実しており、上手くそれらを活用しつつ自分のイラストを公開していくと、公平な立場から批評・添削してくれる人も現れます。

ある程度の広告や宣伝活動は必要ではあるものの、活用の仕方によっては、有料の通信講座よりも強い刺激を与えてくれるかもしれません。

ひとつネックをあげるとするならば、見たい講座・イラストをピンポイントで探すためには、プレミアム会員登録が必要になってくる可能性がある…というところでしょうか。

月額300円と少額ですが、ネットの有料サービスに抵抗感のある人にとっては厳しいところかもしれませんね。

しかし、利便性は折り紙付きです。

人気アーティストの随時更新される絵をチェックしたり、自分のイラストがどの層に「ウケて」いるのか把握したり…機能は豊富。

まだよく知らないという人には、おすすめしたいサイト・サービスです。

Twitter・フェイスブックも活用

最後に、通信講座を受ける前にできることとして、ツイッターやフェイスブックなどのSNSサイトの活用も提案したいと思います。

近年はこうしたサイトから自身の作品を発信するアーティストが増えており、その中で作画工程や使っている画材などを見ることもできます。

プロが工程を呟いていることも

また、これらSNSサイトを利用しているプロの中には、自ら作画のコツや講座を開いている人もおり、ヘタな通信講座よりも役にたつ!

という意見もあるようです。

ただし、使い方には要注意。

SNSはハマりすぎるとイラストを描く時間まで奪ってしまうこともありますし、上手い人の絵をみただけで「上手になった」気分に陥ることがあります。

うまく付き合いながら、自分もイラストを描き・できれば発信もしていきたいものですね。

まとめ

いきなり高額の費用・多大な時間をかけなくても、イラストを練習する方法は様々あります。

また、そうした方法が通信講座への橋渡しになってくれることも多々あるようです。

現在進行形で通信講座について迷われているかたは、初心者~ある程度慣れているひとまで、代替案として安く・気軽に始められる講座や練習方法から入ってもいいのではないでしょうか。

筆者は応援しています。






2017年5月12日専門学校で学ぶ