プログラミングスクールで学んでクラウドソーシングで食べていくことはできる？
プログラミングの仕事は、フリーランスでもたくさんの仕事があります。
最もフリーランスでの仕事が多い職種の一つといっても過言ではないでしょう。
そうなると、もしかしたらプログラミングスクールでプログラミングを学んで、それからすぐにクラウドソーシングを使ってフリーランスになることもできるのでは？
と思いますよね。
実際それはできるのでしょうか？
すぐにフリーランスにもなれる
まず結論を言うと、プログラミングスクールでプログラミングを学んで、それからすぐにクラウドソーシングでフリーランスになるということも、問題なく可能です。
冒頭でも触れてきた通り、プログラミングの仕事というのは、たくさん外注されています。
そもそも仕事の量がすくない職種の場合、どうしてもたくさん経験を積んできた人が優先的に採用されるものです。
それは、自分が仕事を依頼する際のことを考えてみるとわかるでしょう。
あえて実務経験の少ない人にやらせる理由もありません。
いい人を得ることもかんたんにできるわけですから。
ただ、仕事の募集がたくさんあるような仕事の場合には、そうも行きません。
仕事の募集がたくさんあると、仕事を依頼するほうも、良い人はより良い条件の仕事に持っていかれてしまうことを知っています。
しかし予算の都合上これ以上のお金を払うのは限界。
だから安くてもいいからやってくれる人を探したい。
そう思って募集していることも多いんです。
そういう仕事であれば、あまり経験がなくても採用されることがあります。
それを繰り返して経験にしていく
あとはそれを繰り返して経験にしていけば、次第にクラウドソーシング上の良い仕事も取りやすくなっていきます。
そうして良い仕事がとれるようになれば、フリーランスのプログラミングの仕事だけで食べていくことも問題なく出来るようになります。
だから、プログラミングスクールを出てからそのままクラウドソーシングで食べていくということも、実は意外と簡単に出来るんです。
プログラミングスクールには多少長く通うべき
ただもしプログラミングスクールからいきなりフリーランスになりたいのであれば、プログラミングスクールにはある程度長く通うことをおすすめします。
というのも、やっぱりある程度しっかりとした知識とスキルを身に着けておかないと、いざ仕事を受注したときにトラブルになってしまう可能性もありますから。
企業に就職しての仕事であれば、何らかのトラブルがあっても企業が守ってくれますし、そもそもそうならないように先輩社員等も協力してくれるでしょう。
いきなり新人に重い責任がのしかかることはまずないと考えてよいです。
でもフリーランスの場合はそうではありません。
全ての責任を自分で被らないといけないんです。
だから、スキル不足でトラブルになったりしたらすごく面倒です。
もちろんスキル不足程度ではそうそう大きなトラブルになることはありませんが、評価の欄に悪い評価がつくと、当然次からそのサイトでは仕事を受けづらくなるでしょう。
クラウドソーシングサイトなんて、大きなものはあまり多くはありませんから、一つ一つのサイトの一つ一つの評価がすごく重要です。
だから少しでも悪い評価をもらう可能性を少なくするために、プログラミングスクールには多少長く通うべきなのです。
仕事はいつまでも取り続けられるわけじゃない
たとえばクラウドソーシングでのフリーランスの仕事というのは、いつでもかんたんに取り続けることが出来るわけではありません。
急に仕事が全然取れなくなることもあるものなのです。
そうなった時、ぱたっと収入が少なくなります。
それはすべてのフリーランスにおいてそうなのですが、そうなったときの心的負担はすごく大きいです。
また、それは特に最初のうちであればあるほどそうです。
最初の仕事がすぐにとれたとしても、次の仕事をとるまでにすごく時間が空いてしまうこともあるんです。
では、どうすれば少しでも仕事をとりやすくなるでしょうか？
仕事とは関係なくたくさん成果物を作る
仕事がとりづらいと思った時にするべきことは、仕事とは関係なく、成果物をたくさん作ることです。
たとえばプログラミングでアプリを作成したり、WEBサイトを作成したりして、それを次の仕事の募集に提案する際に、提出できるようにしておくのです。
もちろんこれまでに制作したものだけでも、とにかくそれを幅広くいろいろな仕事に見せていけば、どこかに引っかかる可能性はあります。
でも、より違った角度からアプローチできるものがあれば、より仕事をとりやすくなることは間違いないのです。
だから仕事が決まらないときには、その決まらない時間を利用して、成果物をたくさん作るようにするのがおすすめです。
それは、仕事がとれなくなる度に定期的にやるべきことです。
クラウドソーシングには頼りすぎるのは良くない
プログラミングスクールでプログラミングを学んで、すぐにフリーランスになることも問題なく可能ではあります。
でも、フリーランスとして生きていくのであれば、いつまでもクラウドソーシングサイトに頼るのはおすすめしません。
その理由はいくつかあります。
いきなりの仕様変更がある
クラウドソーシングサイトは、いきなり仕様変更があることも多いです。
たとえば仕事を得るために活用していた重要な機能がいきなり廃止されたり、いきなり仕事が探しづらくなったりすることもあるんです。
その結果あまり仕事がとれなくなり、収入が減ることがあります。
いつまでもクラウドソーシングサイトに頼っていると、ずっとそうしたいきなりの仕様変更のあおりを受けないとならなくなります。
それではやっぱり不安で苦しくなります。
サイトが終了する可能性もある
さらにいえば、そもそもそのサイトがサービスを終了してしまう可能性もあります。
今ではクラウドソーシングは一般的なものとなっていますが、いつサービスが終了しても別に不思議ではありません。
たとえば業績が悪くて倒産したら当然サービスは終了せざるを得ません。
もちろん直接どこかと契約していても、そこがいきなりつぶれてしまう可能性はありますが、クラウドソーシングサイトの場合には閉鎖も珍しいことではないのです。
だから、頼りすぎているといざというときにすごく困ることになる可能性も高いです。
手数料がいつまでも掛かり続ける
クラウドソーシングを通して仕事をしていると、当然ながら手数料がかかります。
だいたいのところで20％くらいはかかってくるでしょう。
フリーランスの場合には、取られる税金や社会保障費なども高いのに、それに加えてさらに20％も手数料を取られるんです。
10万円の仕事をうけても、相手は10万円払っているのに8万円しか受け取れない。
それがいつまでも続いてたら、損失はかなり大きくなります。
だから理想は、クラウドソーシングで最初のうちに実績を積んで、直接どこかの会社と契約をすることになります。
それであれば、問題なくフリーランスとしてやっていける可能性が高くなるでしょう。
まとめ
プログラミングスクールからいきなりクラウドソーシングサイトでフリーランスになることもできるけど、いつまでもクラウドソーシングサイトを使い続けるわけにはいかないということは間違いありません。
なので、もし可能であれば最初から就職をしてしまうのが一番無難ではあります。
少なくとも日本では就職した方が何かと有利だったりもしますから。
それでもフリーランスになるのであれば、是非長くプログラミングスクールに通って、スキルを磨いてください。