冬に液晶テレビを劣化させるものは? 寒い時期に注意したい4つのポイント

液晶テレビ

液晶テレビは、季節に関係なく、多くの人が日常的に使用する電気製品のひとつです。

しかし、冬に液晶テレビを使う場合は、他の季節とは異なるデメリットがあります。

それを放っておくと、劣化を早めてしまうこともあるので、なんとか対策をしなければなりません。

ここでは、冬に液晶テレビを使うときの注意点について、詳しく説明していきます。

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結露

結露は、窓やその周辺にできるものであり、冬は特に多く発生します。

というのも、結露は温度差によって発生するものだからです。

冬になると、外の気温は低下しますが、室内は暖房で暖めているため、どうしても温度差が大きくなります。

そして、外と室内の境界にあたる窓とその周辺は、結露で水がたまりやすくなってしまうのです。

したがって、窓の近くに液晶テレビを設置していた場合は、注意しなければなりません。

冬のように温度差が激しい時期だと、液晶テレビにも結露が発生してしまいます。

液晶テレビは湿気に弱いので、濡れてしまうような環境で使うのは避けるべきです。

湿気によるダメージを防ぐためには、結露の発生を抑える工夫をしていきましょう。

窓から離す

液晶テレビの設置場所は、使う環境などでそれぞれ異なるものですが、結露の発生を避けるのであれば、窓の近くには置かないようにしましょう。

温度差の激しい場所から離しておけば、結露で濡れてしまうことはありません。

また、窓の近くだと、逆光になって画面が見づらくなることも多いので、液晶テレビを快適に使うためにも、できるだけ離して設置することをおすすめします。

換気する

結露を防ぐには、部屋の換気を行うようにしましょう。

室内が暖かくなりすぎると、外との温度差がより激しくなるため、結露が発生しやすくなってしまいます。

そのため、外の空気を入れ、少しでも温度差を小さくすることが、有効な対策になるのです。

また、水蒸気を外に逃がすためにも、換気が重要になります。

外の気温が低いと、部屋の中に洗濯ものを干すことも多くなりますが、部屋に濡れたものがあると水蒸気が出てしまうため、やはり結露が発生してしまうのです。

しかし、窓を開けて換気をすれば、部屋の中の水蒸気を減らし、結露を防ぐことができます。

洗濯もの以外では、石油ファンヒーターなどの暖房器具も水蒸気の原因になるので、部屋を暖めるときは注意してください。

エアコンや床暖房などを使えば、水蒸気は出ないので、結露の発生を抑えることができます。

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静電気

冬に多くの人が悩むものといえば、静電気があります。

空気が乾燥する冬は、いろいろな場所で静電気が発生してしまいますが、液晶テレビも例外ではありません。

そして、液晶テレビを長持ちさせるためには、その静電気を防ぐことが重要になります。

静電気は、埃を引き寄せてしまうので、放っておくと、液晶テレビが埃まみれになってしまうのです。

そうなれば、液晶テレビの通気口を塞いでしまったり、内部に埃が入り込んだりするので、故障してしまいます。

長持ちさせるためには、冬でも静電気をためないように、しっかり対策をしていきましょう。

静電気で対策を

液晶テレビの静電気を防ぐためには、手入れをするときに、静電気を発生させるアイテムを使いましょう。

静電気を出すモップやブラシで埃を払うようにすると、液晶テレビの静電気を除去しながら、汚れを取り除くことができるのです。

適当なもので掃除をしても、液晶テレビが静電気を帯びたままだと、払ったそばから埃が付着してしまうこが多いので、確実に汚れをとるなら、ぜひ試してみてください。

また、モップやブラシが静電気を出していれば、そこに埃を集めることができるため、普通に払ったり拭いたりするより、効率のよい掃除をすることができます。

ティッシュなどで拭くと、払ったときに埃が散ってしまいますが、モップやブラシに静電気があることで、より多くの埃をまとめて処理できるのです。

静電気を防ぎつつ、埃もしっかり除去して、常によい環境で使っていれば、液晶テレビの寿命を縮めることはありません。

柔軟剤で拭く

洗濯に使う柔軟剤には、衣類に静電気がたまるのを防ぐ効果があります。

そのため、液晶テレビの静電気対策でも、高い効果を発揮してくれるのです。

バケツや洗面器に水を汲み、そこに5~6滴の柔軟剤を入れたら、布巾などを浸してください。

それを固く絞って液晶テレビを拭けば、静電気の発生を防ぐことができます。

また、液晶テレビだけでなく、その周りのテレビ台なども拭いておけば、よりベストです。

それなら、周辺の静電気も除去できるため、常に埃が少ない環境をつくることができます。

加湿器の蒸気

冬は乾燥するので、加湿器を使うことはよくあります。

部屋の湿度が低すぎると、喉を痛めてしまうことも多いので、冬の加湿は大切です。

また、部屋の湿度を上げておけば、静電気の発生を抑えることにもなるので、液晶テレビの負担を減らすためにも、普段から注意しておきましょう。

ただし、加湿器を使うときは、必ず守らなければならないポイントがあります。

それは、加湿器から出る蒸気が、液晶テレビにかからないようにすることです。

加湿器を使うとき、液晶テレビがすぐ近くにあったりすると、蒸気による湿気で、余計なダメージを与えてしまうことがあります。

それでは、液晶テレビを長持ちさせるどころか、劣化を早めることになってしまうので、加湿器を使うときは、必ず位置をチェックしてください。

加湿器と液晶テレビを出来るだけ離して設置しておけば、故障するリスクは回避できます。

他の加湿方法にも注目

部屋の加湿をするのであれば、必ずしも加湿器を使う必要はありません。

例えば、濡れたタオルをかけたり、浴室のドアを少し開けたりする方法でも、加湿することができるのです。

加湿器の蒸気が気になるようなときは、そうした方法も検討してみてください。

ただし、部屋に洗濯ものなどをかけた場合は、先述したように水蒸気が発生することもあるので、換気を忘れずに行いましょう。

鍋料理の湿気

寒い冬に温まるためには、鍋料理が最適です。

しかし、多くの人が楽しんでいる鍋料理も、液晶テレビには、悪い影響を与えてしまうことがあります。

ここで問題になるのは、液晶テレビの前で調理をすることです。

その場合、調理の際に出る蒸気が、液晶テレビにかかってしまいます。

普通の料理なら、ほとんどキッチンで作ることになるため、液晶テレビをキッチンに近づけたりしない限り、蒸気による影響はありません。

しかし、鍋料理の場合、こたつにカセットコンロを置き、そこで調理を始めることも多くなります。

そして、コタツがある場所には、大抵テレビがあるものです。

すると、近い距離で多くの蒸気に晒されることになり、液晶テレビを劣化させてしまう可能性が高くなります。

といっても、こたつで鍋を囲むのは、冬の楽しみのひとつなので、液晶テレビのために我慢するわけにもいきません。

そんなときは、できるだけ液晶テレビから距離をとりましょう。

あまり近くで調理すれば、どうしても湿気の影響が大きくなってしまうので、なるべく離れて、少しでもテレビにかかる負担を少なくしてください。

まとめ

液晶テレビを長く使っていくためには、なるべく無駄な負担をかけないように、いつも注意しておかなければなりませんが、冬になったら、冬ならではの注意点が出てくるものです。

ここで紹介した注意点は、いずれも冬にありがちなことなので、普段から気をつけておきましょう。

大切に使っていれば、液晶テレビを長持ちさせることができます。






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