液晶テレビの音質が気になるときは? 対策のための4つのポイント

2018年1月29日液晶テレビ

ONKYO ホームシアタースピーカー HTX-55HDX

液晶テレビを使うときは、音質が気になってしまうことがあります。

たとえ画質のよい商品だったとしても、音質が同じように優れているとは限りません。

しかし、好きなテレビ番組や映画などを視聴するなら、できるだけ高音質で楽しみたいものです。

そんなときは、音をよくする工夫が必要になります。

では、液晶テレビの音の対策で注意すべき4つのポイントを紹介していきます。

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液晶テレビで音が悪く感じる理由

音の対策をするのであれば、まずは音が悪くなる理由を知っておきましょう。

液晶テレビを使っていて音が悪く感じる場合、それには、商品の薄さが関係しています。

最近の液晶テレビは、昔と比べてかなり薄いものばかりです。

その薄さを実現するためには、さまざまな要素を省略することになるわけですが、その中には、スピーカーも含まれています。

よい音を出すためには、低音もしっかり再現できるスピーカーが理想的ですが、それには、ある程度の大きさが必要です。

しかし、薄さを優先するためには、そのような大きなスピーカーを搭載するわけにはいきません。

スピーカーを小さくして、できるだけ商品を薄くするようにしているのです。

そのため、スピーカーの位置がすぐにはわからないことも多く、そうした商品は、インビジブルスピーカーと呼ばれることもあります。

ところが、「できるだけ高音質でテレビを見たい」と考えている人にとっては、そうした薄さの追求は、あまり嬉しいものではありません。

薄さを確保するためにスピーカーを小さくすれば、低音だけでなく、高音も満足に出せない場合があり、音の悪さを感じてしまうことが多いのです。

音質に配慮した商品も

薄い液晶テレビはスピーカーを大きくできないため、音質では弱い面がありますが、その点をカバーするために工夫を凝らした商品も多く販売されています。

例えば、普段ニュースなどを見るときに不便さを感じないように、声を聞き取りやすくした商品です。

そうした商品は、小さいスピーカーでも極端に音質が悪くならないよう、最低限のレベルをしっかりクリアしています。

最近は技術も向上しているので、薄い商品であっても、普通にテレビを見るだけなら特に問題のない商品も多いのです。

また、より高音質を目指したものでは、内部にスピーカーを入れるのではなく、外側に取りつけた商品もあります。

薄くするためには、内部のスピーカーも小型化しなければなりませんが、外側につけるなら、その必要はありません。

この場合、画面の両側に大きめのスピーカーをつけていることが多く、低音も高音もしっかり再現してくれるのです。

4Kの商品などは、そのような工夫をして、画質も音質も高いレベルを維持しています。

スピーカーが外側にある場合、省スペースという面ではあまり期待できませんが、それよりも音質を優先したいなら、ぜひおすすめです。

液晶テレビの音質に注目するなら、そうした商品の特性をよく見て、なるべく音のよい商品を選びましょう。

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スピーカーの位置に注意

液晶テレビの音質にこだわるなら、スピーカーの位置をチェックしておきましょう。

スピーカーが取りつけられた位置は、音に大きく影響します。

これは、音が出る方向を決める要素であり、位置がよくないと、どうしても音が悪く聞こえてしまうのです。

そのよくない位置とは、液晶テレビの背面になります。

背面にスピーカーがついている場合、音が後ろに向かって出ることになるため、音を悪く感じやすいのです。

自分が座った位置とは真逆の方へ音が出たのでは、よく聞こえるはずがありません。

したがって、よい音質でテレビを楽しみたいなら、背面にスピーカーのある商品は避けてください。

正面なら大丈夫

液晶テレビの音を優先するなら、スピーカーの位置が正面になっているものを選んでください。

それなら、自分の方へ向かって音が出るため、音質の悪さを感じにくくなります。

先述のような両側にスピーカーがあるタイプは、向きがきちんと正面になっているので、音にこだわるならおすすめです。

両側から音が出るため、臨場感もアップします。

また、画面の下にスピーカーがついた商品でも、向きが正面になっているものは、音が聞き取りやすくなります。

この場合、両側についた商品には少し劣りますが、横幅をとることがないので、狭い場所に設置するには最適です。

設定を変えよう

液晶テレビの音をよくするには、設定を変更することも大切です。

一口に「テレビを見る」といっても、ニュースやスポーツ、映画や音楽など、番組の種類はさまざまであり、音にも違いがあります。

そのため、設定が標準のままだと、番組によっては、音を聞きづらく感じることがあるのです。

例えば、スポーツなどは問題なく視聴できても、ニュースや映画などを同じ設定のまま見ると、声がよく聞こえないことがあります。

そうした違和感を解消するためには、セリフなどをはっきりさせる設定にしておきましょう。

多くの液晶テレビには、セリフや会話を少し大きく、クリアにする機能が備わっているので、それをうまく活用するのです。

特に映画の場合は、人の声よりも周囲の音の方が大きくなってしまうことがよくあるので、事前に設定をチェックすることをおすすめします。

最も適した設定で見よう

映画のための視聴モード以外にも、商品によっては、さまざまな設定ができる場合があります。

スポーツを見るために臨場感を増したり、音楽をより美しく再現するなど、番組に合わせた設定ができるようになっているのです。

また、自分に一番合った音を設定できるように、かなり細かい設定が可能な商品もあります。

そうした便利な機能は、積極的に活用していきましょう。

優れた機能を備えていても、それに気がつかずに放置している場合もあるので、取扱説明書などをよく見て、最初に確認しておいてください。

サウンドバーを使おう

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液晶テレビの音をよくするためには、本体のスピーカーではなく、別にスピーカーを取りつける方法もあります。

そこでおすすめなのが、サウンドバーです。

サウンドバーは細長い形をしており、その中に複数のスピーカーが搭載されています。

これを取りつけることで、通常の液晶テレビのスピーカーよりもぐっと音がよくなり、サラウンド効果も十分に得ることができるのです。

そして、細長くコンパクトな形になっているため、省スペースでもあります。

スピーカーを別に設置するとなれば、そのために場所をとってしまうことも多いですが、サウンドバーなら、液晶テレビの下部にすんなりと収まるのです。

サブウーファー付きもおすすめ

ONKYO ホームシアタースピーカー HTX-55HDX

サウンドバーには、細長い本体とサブウーファーがセットになった商品もあります。

これを使えば、重低音を効かせたり、立体感を出すことが可能であり、より迫力のある音を楽しむことができるのです。

サブウーファーは、テレビの後ろなどに設置することになるので、スペースを圧迫する心配はありません。

また、本体とワイヤレスで接続できる商品なら、配線もすっきりさせることができるため、とても便利です。

液晶テレビのスピーカーに満足できず、とことん音のよさを追求したい場合は、こうした商品の導入も検討してみましょう。

まとめ

液晶テレビは、薄くて省スペースなことがメリットとなる商品ですが、音質については少し弱い面もあります。

しかし、ここで紹介したようなポイントを押さえて、商品の選び方や設定などを工夫すれば、よい音で番組を楽しむことも可能です。

それで納得できない場合でも、サウンドバーやスピーカーなどを買い足せば、かなり改善することができます。

できるだけよい音にして、テレビをもっと楽しいものにしましょう。






2018年1月29日液晶テレビ