液晶モニタは粗大ゴミじゃない!?4つの廃棄方法と注意点について

2017年6月1日液晶モニタ

iiyama ホワイトLEDバックライト搭載 24型ワイド液晶ディスプレイ (24inch/1920x1080/D-subx1/DVIx1/HDMIx1) E2483HS-B1

パソコンのディスプレイとして使う液晶モニタを処分するとき、あなたはどうしていますか?

ブラウン管テレビのような古い型や最新の薄型など、形やサイズが様々です。

小さいものなら普通ゴミの袋に入りますが、見て分かるように普通ゴミではありません。

そのため、ゴミとして捨てることが出来ません。

では、どうすればいいのでしょうか?

今回は、液晶モニタの処分方法と破棄するときのポイントについて紹介します。

>>おすすめ液晶モニタ・ディスプレイランキングはこちら


液晶モニタを破棄するときに知っていてほしい法律について

液晶モニタを破棄するときは、サイズがコンパクトなものであれ普通ゴミで出してはいけません。

しかし、粗大ごみで出そうとしても「リサイクルしましょう」などの注意書きのみで扱っていません。

破損してしまい、買い替える際はどうすればいいのでしょうか?

家電リサイクル法では液晶モニタは取り扱ってもらえない!

家電リサイクル法を知っていますか?

家電リサイクル法とは、「テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機」を対象に、リサイクルを義務付けされている法律のことです。

よく、「ディスプレイとして使っているものなのだから、テレビと同じ扱いでしょう」と思う人もいますが、パソコンのディスプレイとして使っている液晶モニタは対象ではありません。

また、テレビチューナーを付けてテレビとして使っていても、パソコン用の液晶モニタは対象外のままなので注意しましょう。

小型家電リサイクル法は液晶モニタが対象です

家電リサイクル法では取り扱ってもらえず、普通ゴミでも粗大ゴミでもない…と言われると困りますよね。

液晶モニタが対象になっているのは、2001年4月に施行され、2003年に改正施行された小型家電リサイクル法です。

小型家電リサイクル法は、パソコンリサイクル法とも呼ばれており、メーカーに小型家電の回収を義務付けているものです。

液晶モニタやパソコン周辺機器を破棄する場合は、小型家電リサイクル法だと言う事を覚えておくといいかもしれませんね。

>>おすすめ液晶モニタ・ディスプレイランキングはこちら


液晶モニタの回収・廃棄方法

小型家電リサイクル法で、リサイクルをすることを義務付けられていますが実際どうリサイクルしてもらえばいいのでしょうか?

液晶モニタを回収してもらうには以下の4つの方法があります。

自治体を利用する

2003年に改正された小型家電リサイクル法が規定されたために、自治体は粗大ゴミとしての回収は行っていません。

そのため、粗大ゴミのように回収に来てもらうことは出来ません。

しかし、自治体によっては役所や家電量販店などで回収ボックスを設置している場合があります。

自分で持ち込む必要がありますが、廃棄方法の1つになるので一度自治体にどこにあるのか聞いてみることをおすすめします。

メーカーを利用する

小型家電リサイクル法では、メーカーに回収してもらうことが義務付けています。

そのため、一番思いつきやすいではないでしょうか。

メーカーに問い合わせをすると回収に来てもらうことが可能です。

小型家電リサイクル法が規定された2003年以降の製品には、リサイクルマークがついているものが多くあります。

リサイクルマークのついている製品は、対象製品なので無料で回収してもらえます。

リサイクルマークがない製品は、有料になります。

有料の場合の料金は、3000~4000円と言われています。

しかし種類によって異なる場合があるので念のために「対象なのか・有料の場合はいくらなのか」を聞くことをおすすめします。

家電量販店などで買取してもらう

対応している家電量販店やリサイクルショップでは、破損していない場合は買取をしてもらえます。

買取をしてもらう場合は、次に使う人がいるためにデータが残る製品の場合は消去をしてもらえます。

持ち込みや配送など、方法は様々なのでお願いする店で聞くことをおすすめします。

また、買取以外にも下取りをお願いする方法もあります。

新しいものを買うときに、ついでに下取りしてもらうのも手っ取り早いのでおすすめです。

リサイクル業者を利用する

広域対応をしている業者や地域特化の業者など様々な業者がいるために一概には言えませんが、リサイクル業者を利用する方法もあります。

有料回収や無料回収、買取など業者によって違うために自分で調べる必要がありますが、メーカーにお願いすると有料の場合の方におすすめです。

リサイクル業者を利用する際に注目してほしい3つのポイント

リサイクル業者を利用する場合は、買取が近くで行われていない場合やメーカーで有料の場合におすすめです。

しかし、リサイクル業者に頼む場合はピンキリの為に調べる必要があります。

回収方法と値段について

業者によっては、メーカーと同じ料金で回収を行う業者、一切料金が発生せずに無料で回収をしてくれる業者もいます。

また、家の中まで回収に来てくれる業者もいれば、玄関に置いておくと勝手に持って行ってくれる業者もいます。

このように料金も回収方法も様々なので、「近くのリサイクル業者に頼めばいい」ではなくしっかり調べる必要があります。

信頼できる業者か調べる

信頼できる業者とは、一般廃棄物回収運搬業許可と、古物商の許可を得ている業者のことです。

一般廃棄物収集運搬業の許可とは、不用品回収業を行う際に必要で、古物商の許可とは、物の売買を行う際に必要なものです。

これを得ていない場合は、リサイクル業者としての仕事は出来ません。

HPなどに記載されている会社概要に記入されているはずなので確認することをおすすめします。

口コミや実績を調べる

運営に必要な許可を得ていたとしても、対応がとても悪く口コミが悪い場合はおすすめできません。

口コミは爆発的に売れている商品などなら書き込みが多いと思いますがリサイクルなどの口コミは多くありません。

そのために調べることは難しいかもしれませんが、もし悪い印象を持つ口コミが多くある場合は注意が必要です。

実績については、アピールとしてHPに載せている場合があるのでそれを見ましょう。

会社概要をネットで確認するついでに、口コミや実績についても調べておくとスタッフの対応も安心できますよ。

液晶モニタの廃棄方法で注意すべきこと

詐欺業者に気を付けて

リサイクル業者の多くは優良業者ですが、まれに詐欺のような商法を行い、使えるものを回収するように脅迫する詐欺業者がいます。

上記で書いた通り、信頼できる業者か調べることで対策は出来ますが、そういう業者もいることを知っておくことをおすすめします。

会社自体は健全なのに、スタッフが詐欺まがいなことをする人だった場合など事前に調べておいても被害にある場合もあるでしょう。

その場合は、弱気にならずにしつこい場合は消費者庁や警察に通報することを伝えましょう。

1人暮らしの女性の場合は女性スタッフを探して

1人暮らしの女性の場合は、男性が家に来るのが嫌な人もいますよね。

その場合は、「女性スタッフに回収に来てもらえるか」を問い合わせで聞くことをおすすめします。

リサイクル業者によっては、男性スタッフが多く断られる場合もあります。

ですが、女性スタッフに来てほしい理由を伝えると配慮してもらえる場合があるので、気になる人は気軽に聞いてみましょう。

他に回収してもらうものがないか見ておく

業者によっては、ラックなどの金属類なども取り扱っている場合があります。

リサイクル対象の物が、液晶モニタだけなのかを事前に確認しておくことをおすすめします。

回収時に追加でお願いすると断られる場合もあるので問い合わせをする前に確認しておきましょう。

まとめ

液晶モニタは、家電リサイクル法ではなく、小型家電リサイクル法に当てはまります。

小型家電リサイクル法では、メーカーやリサイクル業者に回収してもらうことが義務付けられているので粗大ゴミにはなりません。

自分で粉末状に出来る場合は普通込みで出すことが出来ますが、破片が飛び散るなど大変危ないので素直に業者にお願いしましょう。

業者に頼む場合は、信頼できる業者か、回収方法は自分に合うかを調べることが必要です。

有料の場合もありますが、無料で回収してもらえる場合もあります。

液晶モニタを買い替える場合は下取り、廃棄する場合は回収をしてもらい、不法投棄や異なる廃棄方法をしないようにしましょう。






2017年6月1日液晶モニタ