液晶モニタをきれいにするには?正しい手入れの方法と注意点

2017年7月30日液晶モニタ

プラス クリーナー 毎日液晶用 大判 OC-300GE 68-765

液晶モニタは、使っているうちに、だんだんと汚れてくるものです。

そのため、何もせずに使い続けていれば、蓄積された汚れによって、液晶モニタの寿命を縮める可能性があります。

そこで、定期的な手入れが重要となるわけですが、その際は適当に画面を拭いたりしてはいけません。

間違った方法では、逆にダメージを大きくすることもあるので、必ず正しい方法で行うことが大切です。

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こんな方法はNG

正しい方法を説明する前に、まず、やってはいけない方法を紹介しましょう。

その方法について知っていれば、取り返しのつかない事態は回避できます。

もし、すでにやってしまったものがあれば、それ以上は決して行わないでください。

洗剤を使う

この洗剤とは、普通に市販されているような、スプレー式の液体クリーナーのことです。

ガラス窓を拭くのと同じイメージで、そうした洗剤を使えばきれいになるように思えますが、実は、画面に多大なダメージを与えてしまうことになります。

なぜなら、そのような洗剤の場合、ほとんどが研磨剤や溶剤を含んでいるからです。

これらは、液晶モニタの繊細な画面には刺激が強すぎます。

もし使用した場合は、画面のコーティングが剥がれたり、フィルターが傷ついたりするので、液晶モニタの劣化を早めることになるでしょう。

ティッシュペーパーやウェットティッシュを使う

ティッシュは柔らかいイメージがあるため、液晶画面を拭くには最適のように見えます。

しかし、人の肌には優しくても、液晶画面にはよくありません。

実は、ティッシュを使って拭いた場合、ぱっと見にはわからないような細かい傷がついてしまうのです。

たとえ小さな傷だとしても、それが蓄積されていけば、やがては大きなダメージになってしまいます。

ティッシュは身近にあるため、知らずに何度も拭いてしまうことも多いので、特に注意が必要です。

また、ウェットティッシュの場合、アルコールを含んでいることが問題です。

アルコールは、液晶画面を傷める原因となるので、これも使わないようにしましょう。

水道水を使う

意外に思えますが、液晶モニタには、水道水もよくありません。

水道水の場合、塩素や不純物が画面に付着し、白っぽい斑点のような汚れがつくことがあります。

つまり、きれいにするために拭いたつもりが、逆に汚れを増やしてしまうというわけです。

普段の生活で使う分には問題のない水道水ですが、ほんの少し入っている成分でも、そのような悪い影響が出てしまいます。

このことからもわかるように、液晶モニタはとても繊細なので、不用意に水をつけたりしないように注意しましょう。

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正しい方法

避けるべき方法がわかったところで、次は、正しい方法の手順を説明していきます。

液晶モニタの正しい手入れは、ティッシュや水道水が使えないとはいえ、何も特殊なことをするわけではありません。

それらを使わずに、誰でも簡単に手入れをすることができます。

電源を切る

正しい方法で液晶モニタの手入れをするなら、これは基本中の基本です。

何をするにしても、まず最初に電源を切ってください。

これは、画面についた汚れを見えやすくするために必要なことです。

電源が入っていると、汚れがついた部分が非常にわかりにくいため、どうしても拭き残しが多くなります。

また、電源が入った状態だと静電気が発生しているので、きれいにしたそばから埃などが付着していく恐れがあります。

それを避けるためにも、電源が切れていることを必ず確認してください。

埃を払う

電源を切ったら、次は、画面についた埃を取り除いていきます。

この作業は、画面に傷をつけないために必須となるものです。

埃がついたままで拭いてしまうと、画面に多くの傷をつけてしまうので、これはとても重要です。

もし目に見える埃がなかったとしても、なるべく省かず、軽くでも払うようにしてください。

先述のとおり、液晶画面は繊細なので、目に見えない埃であっても十分に傷の原因となり得ます。

この作業は、柔らかいブラシや、カメラに使うブロアーなど、画面へのダメージが少ないもので行いましょう。

画面を拭く

電源を切り、埃を払い、しっかりと下準備ができたら、汚れを拭き取る作業に入ります。

このときに使うのは、柔らかいクリーニングクロスです。

主に眼鏡やカメラの手入れに使われるクリーニングクロスは、ティッシュで傷がつくほど繊細な液晶モニタには、最適な布となります。

これを使い、優しく画面の汚れを拭き取りましょう。

液晶モニタの手入れでは、この「優しく」という点がとても重要です。

汚れを落とすためとはいえ、決して力を入れて擦ってはいけません。

そのような乱暴な拭き方をしたのでは、傷をつけないためのクリーニングクロスも、意味がなくなってしまいます。

なるべく軽く、繰り返し拭くことで汚れを落とすのが、正しい手入れのコツなのです。

落ちにくい汚れの対処法

液晶モニタの正しい手入れは、柔らかい布で、優しく画面を拭くことが大切です。

しかし、「本当にそれで汚れが落ちるの?」という疑問を感じる人も多いでしょう。

確かに、なかなか落ちない頑固な汚れもあるので、上記のような方法だけでは心許ないものがあります。

そんなときは、ちょっとした工夫を加えてみるのがおすすめです。

息を吹きかける

単純な方法ですが、これはかなり効果的です。

水滴の跡など、軽く拭いただけでは対応しきれない汚れの場合、その部分に息を吹きかけて、少し曇らせてみましょう。

そして、曇りがとれないうちに素早く拭けば、落ちにくい汚れもきれいに拭き取ることができます。

適度な水分が加わることで、乾拭きではとれなかった汚れも、ぐっと落ちやすくなるのです。

ピンポイントで濡らす

息を吹きかけてもとれない汚れは、その部分だけ少し濡らしてみましょう。

息よりも若干多めの水分を加えることで、落ちる場合があります。

ただし、NGな方法で紹介したとおり、水道水を使ってはいけません。

ここで使う水は、余計なものが含まれていないミネラルウォーターとなります。

また、水滴が残れば、それがまた跡になってしまうので、なるべくきれいに拭き取るようにしましょう。

お湯を使う

濡らしても落ちない場合は、水を温めてから使うのがおすすめです。

冷たい水よりも、温かいお湯であれば、格段に汚れが落ちやすくなります。

ただし、使うのはあくまでも「温かいお湯」であり、熱すぎるものを使ってはいけません。

熱湯を使ったりすると、液晶画面に悪い影響を与えてしまいます。

したがって、温めるときは、ぬるま湯になるように注意しましょう。

この方法であれば、軽く拭いて落ちない汚れも、大抵は落とすことができます。

汚れを予防する

ここまで手入れの方法を説明してきましたが、これらの作業は、普段から汚れの予防をすることで、より簡単に済ませることができます。

そもそも汚れが少ないのならば、ミネラルウォーターを使ったり、それを温めたりする手間はなくなるはずです。

では、そのためには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。

画面が汚れる行動を避ける

液晶モニタについた水滴などは、跡になって落ちにくくなります。

そのため、液晶モニタの近くでは、飲食や歯みがきなど、飛沫が発生しそうな行為は避けることが大切です。

テレビなどを見るときは、つい飲んだり食べたりしたくなりますが、そのときは十分に画面から離れてください。

また、くしゃみで汚してしまうことも多いので、その際は顔を背けましょう。

使わないときはカバーをかける

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液晶モニタは、むき出しのままで置いておくのはよくありません。

どんなに注意していても、不足の事態によって汚れがつくことも考えられるからです。

そのため、使わないときは、カバーをかけておくようにしましょう。

それならば、ふいに水が飛んだときでも安心です。

また、埃がつくのを防ぐこともできるので、手入れがより楽になります。

まとめ

液晶モニタの汚れを落とすときは、つい手近なものを使ってしまうこともありますが、それで画面を痛めることも多いです。

画面を守るためにはダメージの少ないものを使う必要があるので、それらを手が届くところに置いておくのも、有効な手段となります。

近くにあるものが柔らかいブラシやクリーニングクロスであれば、「ついやってしまった」という事態は防ぐことができるでしょう。






2017年7月30日液晶モニタ