通信講座でイラストを学ぶ4つのメリット、そしておすすめの講座とは?

専門学校で学ぶ

漫画・アニメは今や日本における国民的文化。

可愛いキャラのイラストにも大きな需要があり、絵の好きな人の中には、自分の考案したキャラクターを盛んにtwitterなどにアップしているようです。

しかしなかなか画力が上がらないため、「プロの指導によって絵を専門的に学びたい」という人も増えてきます。

そんな人たちに人気を呼んでいるのが、イラストの通信講座。

ネットで検索するといくつかの講座がヒットしますが、そこで学ぶメリットは一体どういうものなのでしょうか?

そのメリットを述べると共に、多くの講座の中から、おすすめのものをいくつか紹介してみます。

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イラストを学べる場所にはどんなところがあるのか

メリットの前に、現在どんなところでイラスト(絵)を学べるのか紹介します。

大昔は絵を志した場合、職人の弟子となり、下働きをしながら師匠の技を見よう見まねで学ぶしか方法はありませんでした。

それが公立の美術学校ができ、私立の美大も設立されるようになって絵を学べる場所が増えました。

さらに専門学校も多くなって、現在ではアニメ、CGなど、ありとあらゆる種類のグラフィカルなアートを教えるようになっています。

イラストも以前は独学で技術を習得するものでしたが、現在は専門のコースもそれらの学校で用意されていて、テクニックなどを教えてもらえます。

もちろん個人の絵画教室もありますが、イラストを教えるところは少ないようです。

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通信講座でイラストを学ぶメリット

通信講座でイラストを学ぶ場合、以下のようなメリットが考えられます――

専門学校より費用が安くてすむ

専門学校で学ぶ上でネックとなるのは、その授業料の高さ。

卒業すれば短大卒の資格が得られるわけですから、そのための費用だと思えばムダにはならないのかもしれませんが、経済的に余裕がある人でないととても通うことができません。

しかし、通信講座なら話は別です。

リーズナブルな値段でテクニックを学べ、プロのイラストレーターや画家から添削を受けることができます。

時間を浪費することなく、イラストについてだけ学べる

美術大学や専門学校では、実技と関係のない一般教養的な授業も設けられています。

これは学校としての体裁を保つためにどうしても必要なものですが、ハッキリいって絵だけに興味がある人にとっては出席する価値のないものです(実際、そんな授業では生徒たちはみんな講師の話も聞かず、スマホをいじっているそうです)。

通信講座ならそんな学校のデメリットが回避され、やりたいことだけがやれます。

体系立った勉強ができる

ひとりでイラストを独学した場合、どうしても自分好みのキャラやポーズなどばかり描くようになり、色々なバリエーションでキャラを描く能力が身につきません。

ところが通信講座では「全身像のとらえ方」「顔、手の描き方」「骨格、筋肉をとらえる」「衣服の描き方」などの描写が学べるため、キャラの世界観に広がりができます。

手本を見ながら繰り返し練習できる

通信講座では教材にはDVDがついてきます。

ここではプロのイラストレーターが実際に絵を描く様子が写されているため、そのテクニックと描き方をじっくりと観察できます。

顔、手足などの表情豊かな部位は描くのがとりわけ難しいのですが、DVDを見ながら何度も練習していけば、いつの間にかあらゆる表情を描けるようになっているでしょう。

仕事をやりながら勉強ができる

専門学校生ももちろんバイトはしているでしょうが、やはり一日の大部分は学校で授業を受けることに費やされます。

仕事をしながら学校に通うというのはあまり現実的とはいえません。

しかし、通信講座なら自分で時間を作れますから、仕事と勉強の両立が可能。

また何歳になっても思い立った時に始めることができます。

以上、主なメリットをあげてみました。

実際の専門学校などと違った通信講座の利点が理解できると思います。

通信講座にはどんな種類があるのか

イラストの通信講座といっても種類は様々。

ただ大別すると、「総合的な通信スクールの一部としてイラストコースがある(どちらかというと初心者向け)」「美術専門の学校が通信講座としてイラストコースを設けている(どちらかというとプロ志願者向け」の2つになるようです。

おすすめのイラスト通信講座

続いて、個人的におすすめのイラスト通信講座を紹介しましょう。

初心者向けのものと本格的なものの2つになります。

N-Academy

N-Academyは、数ある通信講座サービスの中でも国内最大級。

会員数は23万人を越えているという人気ネットスクールです。

英会話やアロマテラピーのような通信講座の定番となっているものはもちろん、「インバスケット入門講座」や「温泉ソムリエ認定講座」といった異色の講座も多数用意されています。

イラストに関しては、「代々木アニメーション学院 イラスト基礎・デジタルスキルのイラストコース講座」というものがあり、作画におけるテクニックや制作知識などを学べる「イラスト基礎コース」と「ペイントソフトをどう使うか」「デジタルでの彩色」といったパソコン上での制作テクニックを習得する「デジタルスキルコース」の2つに分かれています。

この2つはとにかくN-Academy全体でも生徒数が多く、ランキングでも2位という人気コース。

代々木アニメーション学院といえば数多くの有名アニメーターを輩出している名門校です。

学院で長年培われたキャラ描写のメソッドがあり、それをDVD教材によって丁寧に教えてくれます。

アニメ風のイラストを描きたいと思っている人にはピッタリでしょう。

どちらのコースにしてもイラスト課題が出されるので、それを提出すると講師がキッチリと採点。

「ここを直した方がいい」「もっとデッサンの勉強を」とコメントをしてくれます。

主な受講者の年齢層は30代から40代。

本格的にイラストの勉強をしたい人、専門学校に行きたいけれど、若者に交じって勉強するには抵抗があるという中高年の人に人気があります。

また、コースを修了すると、代々木アニメーション学院が「ポートフォリオ添削」を行ってくれます。

「才能がある」と認められれば、学院各地校で実施されている個人面接シミュレーションなど、プロデビューのための個別指導まで受けられます。

その点でプロになろうとしている人にとっても、価値のある講座といえます。

受講料の方は、ひとつのコースにつき、56,000円(税抜)です。

学割制度を適用すると、なんと半額の28,000円。

受講期間は6ヶ月となっています。

アートスクール通信講座

「アートスクール梅田造形学院」といえば、芸大・美大を目指す学生が通う予備校として知られています。

このアートスクール通信講座は、その学院の通信講座。

通信講座ではありますが、添削と指導をしてくれるのはすべて学院の講師ですから、かなり本格的な勉強ができます。

コースも「初級」「中級」「上級」と3つに分かれていて、自分の希望似に合わせてステップアップが可能。

初級では「基礎デッサンコース」「水彩画初級コース」などに混じって「イラストの初級コース」が用意されていて、物の形をしっかりととらえるデッサン力が身につけられます。

やはり絵の基本はデッサン。

デッサンについて詳しく説明した小冊子もついてくるので、それを読むだけでもかなりの勉強になります。

ここで描写力を磨けば、どんなイラストを描いてもその完成度と見栄えが違ってくるはずです。

中級では「イラスト中級コース」「ゲーム・コミック・イラストコース」があり、漫画のキャラの描き方を学べます。

ここで絵の具の使い方もしっかりマスター。

表現の幅を広げるコースになっています。

そして上級は「イラスト上級コース」「絵本・挿し絵コース」「ストーリーマンガコース」の3つ。

技術をしっかり身につけた上でオリジナル作品を提出、具体的な指導を講師から受けることが可能です。

イラストレーター、絵本作家、マンガ家を目指す人におすすめなコースといえます。

またアートスクール通信講座の特徴は、直接講師に会ってカウンセリングを受けることができる、という点(スクーリングという制度で、オプションとなります)。

やはり「作品を送って添削の結果を文書でもらう」というだけでは指導を受けるにも限界があります。

作品についての批評を直接聞くことが制作上の刺激となり、色々とインスパイアされることも多いはずです。

なお、受講料金の方ですが、画材なし・スクーリングなしの最も安いプランで65,000円(税抜)。

画材あり・スクーリングありの最も高いプランが94,000円(税抜)です。

こちらの金額は、すべてのコースに適用されます。

まとめ

以上、イラストの通信講座のメリットとおすすめの講座を紹介しました。

以前の通信講座はいい加減なものも多かったのですが、ネット時代になってそのような業者は淘汰され、権威ある学校や予備校が監修する講座が急増しています。

以上あげた2つのほかにも様々な優れた講座があるので、ネットの口コミや公式サイトをチェックし、自分に合ったところを探してみて下さい。






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