液晶モニタは液晶テレビと違って粗大ごみでは処理できない、それでは処分するにはどうすればいいのか

液晶モニタ

液晶モニタが壊れた場合、どうやって処分すればいいのでしょうか。

また壊れていなくても新しいものを買って古いものが邪魔になる場合もあります。

液晶テレビと形が似ているから同じように処理できるのかと考えがちですが液晶テレビとモニタは処理する方法が全く違っています。

液晶モニタを処分する四つの方法と、その中からおすすめの方法を紹介します。

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液晶モニタを廃棄する4つの方法

液晶モニタを廃棄するには大きく分けて四つの方法があります。

「自治体の回収」「メーカーの回収」「家電量販店での買取」「リサイクル業者の利用」がその方法になります。

自治体に回収してもらう場合

自治体で回収してもらう場合、粗大ごみならば回収に来てもらったり直接処分場に持ち込んだりなど出来ますが、次の項目で述べるように液晶モニタは粗大ごみとは扱われませんのでこの方法は使えません。

自治体によっては回収ボックスを設けているところがあり、そこに持ち込んで廃棄する事ができます。

ただし回収ボックスに入らないものは捨てる事ができません。

回収を受け付けているかは自治体のウェッブページで確認または直接問い合わせるのが良いですが、他に「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」というサイトで検索することも出来ます。

メーカーに回収してもらう場合

製造したメーカーに依頼して回収してもらう方法でPCリサイクルマークがついたものなら無料で、それがなければ有料での処理になります。

有料の場合は3,000円から4,000円程度になります。

回収の手順はメーカーによって違いますが、メーカーに電話・ホームページから申し込むと(有料の場合は料金を支払った後)伝票が届くのでモニタを梱包したものに伝票を貼ってメーカーに発送するという流れになります。

ところで自作の場合や製造メーカーが存在しない場合はこの方法はとれません。

そのような場合は一般社団法人パソコン3R推進協会PC3Rに依頼するという方法があります。

PC3Rはパソコンおよびパソコン用ディスプレイのリデュース、リユース、リサイクルを促進する団体です。

メーカーが存在しないなどの場合にのみ回収を引き受けてくれます。

ただしリサイクルマーク付きでも有料になります。

家電量販店に買取ってもらう場合

すべての家電量販店が対応しているわけではない事に注意してください。

また販売から1・2年までの液晶で付属品がそろっている場合にのみ買取可能などの条件が付いている事があるので、あまりに古いモニタは買い取ってもらえない可能性が増えますし故障や破損している物も買取してもらえません。

比較的新しい故障していないモニタの場合にとれる廃棄方法です。

家電量販店で新しい製品を買う場合に下取りをしてくれる場合があるので対応しているならこの方法もありでしょう。

下取りとは新しいパソコンやモニタを買う場合に、かわりに今まで使っていて不要になった物を店に売る事で新しい製品の価格を値引いてもらうことです。

リサイクル業者に回収してもらう場合

リサイクル業者によって回収が有料の場合、無料の場合または買取という形をとるところもあり様々です。

また回収を依頼する前に信頼できるところかどうかをしっかり調べる必要があります。

信頼できる所でもサービスが良い所を利用したいですから、その点からもしっかりと事前調査しましょう。

リサイクル業を行うためには一般廃棄物回収運搬業許可と、古物商の許可が必要なので依頼先がこれらを持っているか調べておきましょう。

ホームページなどで会社概要を調べれば記載があるはずです。

後は実績を調べて多いところならまず安心でしょう。

ここでおすすめの回収業者を二つ紹介しておきます。

まずパソコン処分.comです。

ここは液晶が故障や破損していても無料で処分してくれます。

連絡不要、クロネコヤマト宅急便(着払い)で送るだけの簡単手続きとなっています。

パソコンなどの場合は内部のデータ消去もやってくれるます。

おすすめです。

もう一つはパソコンファームです。

ここも無料で液晶モニタを回収してくれますが液晶割れや液晶漏れがない場合に限っています。

回収に関しては宅配回収、訪問回収そして店頭回収のいずれも無料で行ってくれます。

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廃棄に関する法律について

液晶モニタを廃棄する場合自治体などに粗大ごみとして出す事は出来ません。

テレビ、エアコン、冷蔵庫などに関しては家電リサイクル法によってリサイクルが義務づけられています。

ところが液晶モニタはこの法律の対象ではないので形が似ている液晶テレビとは扱いが異なってきます。

液晶モニタは小型家電リサイクル法の対象になっています。

この法律はメーカーに対象小型家電の回収を義務づけています。

この法律が改正施行された2003年以降に販売されたものには「PCリサイクルマーク」が貼付されています。

このマークのついている装置なら購入時の代金にリサイクル料金が含まれているはずなので法律にもとづいて原則無料で廃棄できます。

液晶モニタと液晶TVはどこが違う

ところで液晶モニタにはTVチューナーを内蔵しているものもありますがモニタとTVの違いはどこなのでしょうか。

この両者を分ける基準にはTVチューナーの他接続端子の違いがあげられます。

液晶テレビにはHDDレコーダーなどに接続するための端子があり一方モニタの方にはPCと接続する端子があります。

ところが最近はモニタでもHDDレコーダーと接続する端子を持つものや逆にテレビにPCと接続する端子がついていたりしますので、これらでは両者を区別する事が難しくなっています。

ただし液晶テレビは、テレビを見るために作られているので動画がきれいに処理できるようにつくられています。

またスピーカについても液晶モニタは液晶テレビより性能的に落ちるものがついています。

しかし最近はモニタとしてもTVとしても使えるモデルが販売されていて、こういった物を処分する場合、TVとして処分すればいいのかモニタとして処分すべきなのか悩むところです。

廃棄前には念のためどちらの扱いになるか問い合わせた方が無難かもしれません。

液晶モニタを修理するか廃棄するか

液晶モニタを廃棄する場合としては新しい製品を買って古いものが不要になるなどの場合と故障や破損した場合が考えられます。

故障・破損の場合は修理を依頼する事も考えられますが修理するか廃棄して新しいものを買うかをどう判断するべきでしょうか。

まず考えるのはメーカーや販売店の保証期間内か故障や破損が保障の対象内のものかどうかという事です。

通常不注意でモニタを破損した等の場合は保障対象にはならないでしょが保障対象の場合は無償で修理が可能ですからその場合は廃棄でなく修理を選びましょう。

無償修理が出来ない場合は修理に要する費用と新製品の値段と比べて高いか安いかで判断します。

ただし修理の方が安い場合でも、モニタを購入してから例えば5年も経っている場合、今後も故障が発生する可能性は高いでしょうし能力的にも新製品の方が上でしょうから、そういった場合は新しい物を買った方が良いとなります。

どのくらい経っているなら新製品を購入するべきかは一概には言えませんが、どちらが得になるかよく考えて廃棄か修理かを選択してください。

また故障や破損がなくてもあまりに古いモニタを使い続ける事はおすすめできないので、そういった場合も買い替えをおすすめします。

まとめ

液晶モニタが故障や破損した場合、廃棄する方法には大きくわけて四つの方法があります。

液晶モニタは形が液晶テレビに似ていますが、テレビのように粗大ごみとして処理できず自治体ではメーカーによる処理をすすめています。

小型家電リサイクル法適用以降の製品なら原則メーカーが無料で処理してくれますが、古いものや壊れたものの場合はパソコン処分.comなどの業者に依頼した方がよい場合があります。






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