「パソコンで4K」が流行中!高解像度液晶モニタのメリット&デメリット解説

液晶モニタ

LG モニター ディスプレイ 27UD58-B 27インチ/4K(3840×2160)/IPS 非光沢/HDMI×2、DisplayPort/ブルーライト低減機能

家電店で液晶モニタを見ると、値段の幅が大きくて驚くことがあります。

理由は、「パソコン用4K液晶モニタ」の登場です。

発売当初こそは脚光を浴びなかったものの、ビジネス雑誌でのレビューやデスク環境特集などで話題となり、様々な層の購買者がいるとのこと。

4K液晶モニタがあればどう便利なのか、ここで解説していきます。

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4K液晶モニタのメリット

家電雑誌などで特集されることも多くなってきた4K液晶モニタですが、未だ10万円を下る値段では入手しづらいのが現状です。

パソコン作業における高解像度モニタの利点とはなんでしょうか。

文字がクッキリ

第一に挙げられるのが、オフィスソフトやアプリケーションの読みづらいテキストを、クッキリ表示してくれることです。

ことワード文章においては、Windowsユーザーから「デフォルトの文字が非常に読みづらい」との声が上がっているのが現状。

これには、パソコン内部の心臓とも言えるマザーボードや、従来のWindowsの描画性能が大きく関わっています。

しかしWin10になってからは、高解像度モニタへの出力を強く意識して、解像度に関する様々な機能が加わりました。

この機能をフル活用して「とにかくテキストを読みやすくしたい」という希望に答えてくれるのが、4Kモニタです。

老眼気味のビジネスパーソンはもちろんのこと、パソコン作業が多く近視とともにストレートネックが危惧される全ての現代人に、4K液晶モニタはおすすめできます。

マルチディスプレイ化出来る

先述したWindows10の画面出力・解像度調整機能のなかに、1枚のモニタをまるでマルチディスプレイのように使えるモードがあります。

オフィスのデジタル化が進んで、資料閲覧も作成も1台のパソコンで行うようになった現在、マルチディスプレイは喉から手が出るほど欲しいもの。

しかし実際に複数のモニタを設置してみると、存外にスペースを大きく取ってしまう・忙しく2枚のディスプレイの間を視線がさまよって、眼精疲労や肩こりがひどくなるというケースも散見されます。

そんなときに、すっきりと1枚の液晶モニタで複数のウィンドウ・アプリケーションを見渡すことが出来るなら、これは便利としか言いようがありません。

また、オフィス向けの国産フルHDモニタを2枚以上購入する場合、お値段も4K液晶モニタ1枚分に匹敵することがあります。

このように考えると、4K液晶モニタで受ける恩恵は非常に大きいと言えます。

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4K液晶モニタのデメリット

ここまで利点を述べてきましたが、やはりデメリットも存在します。

1点ずつ確かめていきましょう。

高性能なグラフィックボードが必要

グラフィックボードと言えば、パソコンの知識がある程度ある人ならば「ゲーマーや仮想通貨のマイニングで需要があるもの」というイメージがあります。

ところが、そうとも限りません。

4K液晶モニタで27インチ以上の出力をする場合、対応するグラフィックボードを必要とする可能性があります。

オフィスソフトやブラウジングをする程度なら問題ありませんが、動画配信サイトも楽しみたい・画面を4分割以上したいという方は、4K出力に最適化したグラフィックボードを用意したほうがよいと言えます。

2018年1月現在の価格で、4K対応のグラフィックボードの最低価格は3万円から。

中古市場であればもっと費用は抑えられますが、仮想通貨投資の加熱のあおりを受けて、新品・中古ともに品薄が続いている状態です。

液晶モニタ以外にもグラフィックボードを購入する必要があること・こうなると最低でもプラス3万円の予算が必要となることを押さえましょう。

4K液晶モニタのベストサイズ

次に、4K液晶モニタを選ぶ場合のおすすめのサイズを提案します。

4K出力を必要とする目的は、大きく分けてオフィスソフト操作・FXや仮想通貨チャート観察・ゲームの3つとなります。

仕事・投資で使うなら42インチ以上

オフィスソフト操作・投資における取引所チャートを観察するのであれば、42インチ以上の大きさがおすすめです。

前者の場合は、とにかく文字がクッキリと見えることが求められます。

表現色がより多く、輝度の高いモニタがおすすめです。

モニタの角度を変えられる製品であれば、縦に置いてPDFやワード文書の内容を出来るだけ多く表示することが出来ます。

書類を読むシーンでも活躍するので、非常に便利です。

投資家として4K液晶モニタを購入する場合は、ワイドサイズをおすすめします。

チャートとご自身の口座を一挙に表示するとなると、間違いなく画面4分割を行うことになります。

この時ワイドサイズであれば、「画面の手狭感」を感じることなく、スムーズにチャート閲覧や取引を行うことができます。

ゲームで使うなら27インチ

続いて、ゲーマー向けの4K液晶モニタについて考察してみます。

ゲームをする場合は、大きめのサイズのモニタは適さないと一般に言われています。

画面に表示されるユーザーインタフェースを全て視野に収められる程度のモニタサイズ・モニタと椅子との距離が好ましいとされ、国産のフルHDゲーミングモニタも23〜27インチが基本サイズとなっています。

ただし、23インチとなると、4K出力を楽しむには少し小さすぎます。

せっかく高性能グラフィックボードを搭載して出力しても、前述したフルHDモニタの表示調整をしたものとほとんど印象が変わらない…という残念な結果に終わることも。

そこでおすすめしたいのが、27インチ・または左記サイズを基準としたワイドモニタです。

グラフィックボードのパワーを消耗しすぎず、なおかつ4Kならではの画面の美しさ・輝度を楽しむことができます。

より高画質でプレイしたい・ゲーム内テキストをきれいに表示させたいというゲーマーは、27インチ程度のサイズで製品を選んでみましょう。

高解像度モニタを増やしたいときの裏技

4K液晶モニタは高すぎる、でも高解像度で作業したい…そんなときは、中古市場で手に入るものを使うという裏技があります。

iMacを使う

ここでイチオシしたいのが、中古のiMac。

中古パソコンやアウトレットに強いソフマップで、豊富に種類を取り揃えています。

Macシリーズのモニタは「Retinaディスプレイ」と呼ばれる超高解像度で評判を得ているのが特徴。

正確なスペックについては未公開となっていますが、同社スマートフォン製品のくっきりとした画面表示・文字の見易さで感動したかたも多いのではないでしょうか。

iMacにもRetinaディスプレイは採用されており、いわゆる「アップル信者」が急増しているのが実情です。

iMacのメリットはここに終わらず、Microsoftのアプリケーションが使えるというのも嬉しいポイントです。

プロダクトキーがあるなら、MacOS版の各種オフィスソフトをダウンロードし、MicrosoftアカウントでMacに使用許可を出すだけ。

これで簡単にオフィスを使うことができるので、ビジネスパーソンにとっては嬉しいところです。

iMacのもう一つのメリットとしては、同OSのノートPCなどがあれば、それを複製またはデュアルディスプレイとして使用できる点です。

「Windows環境で高解像度モニタを構築しようとしたら、存外に予算がかかりそう」…というかたにおすすめできます。

まとめ

4K液晶モニタでメリットを享受できるのは、意外にも老眼や近視で悩まされているオフィスワーカーです。

また、1枚のモニタを分割することでマルチディスプレイと同じ操作環境を得られる…というのも、非常に大きなメリットです。

ゲーマー御用達の製品と思いきや、そればかりではないのが実際のところ。

思いきってパソコン周りの環境を変えたい人は、4K液晶モニタも検討してみてください。






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