【WACOM・Intuos】初心者におすすめしたい初めてのペンタブ5選
ペンタブが欲しい、でもどれがいいのかわからない…最初はどのペンタブが自分にぴったりなのかを見つけるのはなかなか大変です。
実際ペンタブは様々なメーカーから販売されており、その用途によって最適なモデルは変わってくるものです。
そこで今回はペンタブの人気ブランド、ワコムのおすすめモデル「Intuos」のモデルを比較してご紹介したいと思います。
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Intuosシリーズは4種類
ペンタブのモデルとして人気なワコムの「Intuos」は低価格モデルの場合1万円以下の安価で販売されており、エントリーモデルの代表的なものとして4種類のモデルがあります。
まずは1番安価なモデルとして「Intuos Draw」があります。
Intuos Drawは、価格も安価で簡単なスケッチやイラストなどに対応したワコムのペンタブレットとしてはエントリーモデルに分類されます。
大きさは他のメーカーのペンタブと比べてもコンパクトで、幅210mm、縦169.2mmです。
このコンパクトさから収納場所を選ばず、比較的手軽にスケッチなどを楽しむことができます。
タッチには対応せず、ペン入力のみに対応
このモデルは他のモデルと明確に違う点として「タッチ入力」に対応していません。
タッチ入力とはスマホやタブレットのように操作パネルをタッチすることによって画面の拡大縮小や移動などが可能になる機能です。
ですのでそういった操作をマウスやキーボードで行う必要があります。
しかし、タッチ入力が苦手で「買ってから1度もオンにしたことがない」と言う方も実は多く、そういった方にもおすすめのモデルです。
このモデルはIntuosに共通する機能として「ショートカットキー」が使えます。
これは本体上部に付いている4つのボタンで様々なショートカットキーを登録することができる機能です。
付属のドライバーをインストールしておけば、複数のアプリケーションで、使用するショートカットキーを変更することができます。
例えば、Photoshopを開いている時は左手が空いているので、左上のボタンに「消しゴムツール」を登録し、Illustratorを開いているときは、左上のボタンに「戻る」を登録するといったことが可能になります。
Intuosシリーズにはグラフィックツールのソフトウェアが付いており、Intuos Drawには「Artrage Lite」が付属しています。
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写真編集に特化したモデル
さらにIntuos Drawの上位モデルとして「Intuos Photo」があります。
このモデルはIntuos Drawと基本的な部分に変化はありませんが、一つ違う点として「タッチ入力」が可能となっています。
右上のスイッチをオンにすることで、マルチタッチが可能となるので、画面の拡大縮小などが直感的に操作できるようになります。
またIntuos Photoと言うだけあって、Corelシリーズのソフトウェアである「PaintShop Pro」をダウンロードすることが可能です。
Macには「Macphun pro packege」が使え、両方とも写真編集に特化したグラフィックソフトです。
Intuosシリーズで最も人気の高い「Intuos Comic」
Intuosシリーズの中で最も人気の高いのがこの「Intuos Comic」です。
人気の高い1番の理由はこのIntuos Comic、付属するソフトウェアが「CLIP STUDIO PAINT PRO(2年ライセンス)」なのです。
皆さんもイラストレーションのサイトやSNSなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。
この大人気イラストレーションソフトが付属することで、Intuosシリーズの中では最も人気のあるモデルと言われています。
ソフトウェアありきのこのモデルですが性能はIntuos Photoと同じ、マルチタッチ対応のペンタブレットです。
先ほど紹介したモデルと一つだけ違う点として「Mサイズ」が用意されています。
IntuosシリーズのMサイズは幅175mm、縦217.2mmあり、小さいサイズのペンタブよりもより精密な操作が可能となります。
デジタルアートの制作に最適なモデル
さらにペンタブを使ってアート作品を作ったりする方におすすめなのが「Intuos Art」です。
このモデルはIntuos Comicとほぼ同等のスペックを持っていますが、付属のソフトウェアが「Corel Painter Essentials」となっています。
あまり耳にしないソフトウェアではありますが、このプリンターエッセンシャルを使うことで、よりアナログの表現に近いデジタルアートを作ることができます。
より厚塗りの表現が可能
このIntuos Artは、Intuos Comicと同じくソフトウェアありきのモデルですが、付属のソフトが非常に厚塗りの表現に適しており、イラストと言うよりはアートに近い作品を作ることができます。
より高度な表現が可能なIntuos Pro
これら4つのモデルがIntuosの基礎をなすものですが、さらにこのモデルの上位互換が「Intuos Pro」です。
このモデルは他の4つのモデルに比べて価格も倍以上するのですが、それ以上に極めて性能の高いペンタブレットとなっています。
ペンタブレットには筆圧の強弱の段階があり、一般的にはこれを「筆圧レベル」と呼んでいます。
先ほどご紹介した4つのモデルの筆圧レベルは1,024レベルです。
これは最大の筆圧と最小の筆圧(検知可能な筆圧)の間に1,024の段階があると言うことになりますが、このIntuos Proはなんと2,048レベルの筆圧を感知します。
ペンタブを使ったことのある方なら分かるかもしれませんが、「細い線を描こうとして微細な力で画面にタッチしたら、いきなり太い線が表示された…」というようなことが限りなく少なくなります。
またサイズも大きく、より広い画面で作業することが可能となっています。
具体的にはSサイズで幅320.1mm縦107.8mm、Mサイズで幅379.9mm縦251.4mm、1番大きなサイズになると幅487mm縦317mmと非常に大きな画面で作業ができるようになります。
傾き検知機能、ファンクションキーは6つも?
Intuos Proはファンクションキーが6つ搭載されており、用途に応じて幅広いアクションを登録することが可能となっています。
さらにIntuos Proは傾き検知機能が搭載されており、ペンの傾きによって筆の太さを自在に変化させることができるようになっています。
ペンタブはペン先のパーツが交換可能となっているものが多いのですが、このIntuos Proの場合、標準で4種類のペン先が用意されており、用途や使いやすさに応じてペン先を自由に変更することも可能です。
ワコムのペンタブは基本的にすべて「ワイヤレス接続」が可能になっていますが、最初に紹介した4機種はワイヤレスキットを別途購入しなければなりません。
しかしIntuos Proは付属でワイヤレスキットが同封されている為、買ってすぐにストレスフリーな制作環境を構築できます。
まとめ
いかがでしょうか。
ワコムのペンタブには基本的な4機種と、その上によりハイスペックなモデルが用意されていますが、初めてペンタブを使う場合は最初に紹介した4つのIntuosシリーズをおすすめします。
ある程度使い慣れてきてより高度な表現を求めるようになったら、Intuos Pro等のよりハイスペックなモデルを購入してみるのも良いかもしれませんね。