おすすめはどれ?種類豊富のペンタブの選び方【メーカー別】
パソコンで絵を描きたい!
となったとき、ペンタブは絶対に欠かせないアイテムです。
でも、種類が豊富すぎて一体どれを買えばいいかわからない…そんな人、たくさんいらっしゃると思います。
そこで今回は、数あるペンタブをメーカーやその商品ごとにわけて紹介したいと思います。
見た目は同じような感じでも特徴は異なるさまざまなペンタブ。
これから購入予定の人も、検討中の人も、参考にしてみてください。
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1.WACOM
国内のメーカーで、ペンタブ最大のシェアを誇るといっていいでしょう。
昔からさまざまなペンタブを販売しているWACOM、こちらのメーカーのペンタブを使っている人は非常に多いでしょう。
ちょっと気軽な趣味でペンタブを使いたい人から、本格的なプロまで幅広く利用しています。
では、その商品を詳しく見ていきましょう。
1.Intuos Draw
- 対象:イラスト初心者、趣味で気軽に始めたい人
- 価格:7000円~10000円程度
ペンタブとしては非常に安価でコストパフォーマンスもよいのが、Intuos Drawです。
ペンタブを使ってみたいけど、本格的に絵を描いていくわけじゃないし、趣味で少しやれれば…という人もおすすめです。
高性能でプロ向けとなると30000円以上もの値段になってしまうため、気軽に手を出すのには少し気が引けてしまいます。
でもこれくらいの額で購入できるのであれば、ぜひ手を出してみたいものですね。
気になる性能ですが、「こんなに安いなら全然使い物にならないのでは…」と思われるかもしれません。
実はこの価格でなかなかの高性能なのが、このIntuos Drawの良いところなのです。
しっかり筆圧も感知しますし、精密なイラストもこちらで十分制作することができます。
また、イラスト制作用のソフトも付属としてついてきますし、練習にはもってこいですね。
まずは道具をそろえて慣れていきたい人は、安価で手に入るIntuos Drawを購入してみて練習していくのがいいかもしれません。
そこから本格的な制作をしていきたい人は、購入資金を貯めながら、下で紹介するプロ向けのものに移行していくといいでしょう。
2.Intuos Pro
- 対象:イラスト中級~上級者、趣味でも本格的に描きたい人
- 価格:30000円~35000円程度
こちらは上と同じIntuosでも、プロ向けの性能のものになります。
趣味で楽しむとしても、本格的に精巧なイラストを描いていきたい人はこちらの商品がおすすめになります。
価格はDrawと比べると遥かに高くなりますが、性能はさすがプロ向けといった感じです。
具体的な違いとしては、まず、筆圧検知のレベルがDrawとは遥かに異なり、高い感度でペンの筆圧を検知できるようになっています。
筆圧レベルは、きれいでメリハリある線を引きたいとき、自分の描きやすいように自由にカスタマイズができるため、感度が良ければ良いほどこだわりたい人にはありがたい性能です。
また、ペンを走らせる板もDrawと比べると大きく、作業効率がアップします。
ショートカットキーを登録できるボタンもたくさん搭載されているので、使いこなすと非常に作業に便利なことがわかります。
個人的な体験談にはなりますが、私は以前今のIntuos Drawに当たる初心者向けのWACOMの旧製品を使っていて、Intuos Proに切り替えました。
恥ずかしい話、あまり前情報なく購入してしまったのですが、パソコンに接続し初めて使ってみてあまりになめらかに描けるので衝撃を受けたのを覚えています。
初心者用モデルに慣れると「こういうものだ」と現状満足してしまったりもするのですが、いざ変えてみると違いは明らかでした。
本格的にイラストをやっていきたいのであれば、Intuos Proはぜひ作業環境として揃えておきたいものです。
3.Cintiq
- 対象:イラスト上級者
- 価格:100000円~250000円程度
こちらは上のIntuosとはまた違ったタイプのペンタブで、いわゆる液晶タブレット、液タブと呼ばれるペンタブです。
ペンタブでイラストを描く人なら皆憧れるのが液タブです。
今まで紹介してきたペンタブとは違い、描画画面に直接描きこむことで、アナログで紙に描くのと同じような感覚で描くことができるのです。
このため、通常のペンタブよりも非常に描きやすく、しかも液タブが出始めた頃と比べると今は画面の遅延や綺麗さなどもどんどん高性能になっていっているので、イラストで仕事をしていくプロのイラストレーターさんなどには重宝されています。
ですが価格が非常に高く、なかなか手が出しづらいのも事実です。
価格は大まかに画面の大きさによって異なり、一番安価なものでも13インチで100000円以上はしてしまいます。
ただ、液タブである以上13インチという小さな画面で作業するより、20インチ以上の大画面でやりやすく作業したいものです。
私もいつかは欲しいと思っていますが、なかなか手が出せない憧れの液タブです。
もっと普及して、比較的安価で液タブが手に入れられるようになるのを待つか、地道にお金を貯めていくしかないでしょう。
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2.Huion
さて、上では最大シェアであるWACOMの製品について紹介しました。
次に、Huionという中国のメーカーを紹介します。
海外メーカーであるからか、WACOMと比べると安価で入手できることがわかります。
性能についてももちろん安いからワケありというわけでもなく、普通に使うことができるので、コストパフォーマンスを考えて、こちらも考えてみてはどうでしょうか。
1.通常のペンタブ
- 対象:イラスト初心者
- 価格:3000円~10000円
WACOMと違い製品名がないようなので通常のペンタブとしました。
価格からみてもわかるように、非常に安価なのが特徴です。
小さいサイズのものであれば3000円程度で入手することができ、まず買ってみたい、という人にはおすすめかもしれません。
筆圧レベルも数値としてはIntuos Drawと同じにくらいになります。
また、WACOM製品との違いでよく言われるのが、ペンを描画したとき、ペン先が沈む仕様になっています。
この点に慣れない…という人もいるようですが、海外メーカーに抵抗がなかったり、上のことも慣れれば大丈夫という人には非常にコスパが高いので、購入を検討する価値はあるでしょう。
2.液晶タブレット
- 対象:イラスト初心者~中級者、趣味でも本格的に描きたい人
- 価格:40000円~50000円
HUIONにも液晶タブレットがあります。
しかもWACOMのCintiqでは到底考えられないような驚きの安価で、私も購入してみようか検討しているところです。
画面の解像度、画質、筆圧レベルなどはCintiqに劣りますが、何より安価で液タブが購入できるという点ではかなりおすすめな製品です。
趣味程度でイラストを楽しみたいけど、どうしても通常のペンタブは描きづらいので嫌だ、という人はこちらを考えてみてはいかがでしょうか。
Cintiqを買う前に一度液タブを試してみたい、という人にもいいかもしれません。
3.XP-PEN
こちらもHUIONと並ぶ中国のメーカーです。
XP-PENも同じく通常のペンタブと液タブがあり、WACOMと比べると本当に安価でどちらも手に入れることができるのが特徴です。
HUIONとほとんど説明がかぶってしまうのでそれぞれの製品の紹介は割愛しますが、まずはお試し感覚でペンタブに手が出させるのは大きな魅力です。
とにかく安くペンタブを手に入れたい人は、HUIONと比較しながら選んでいくといいでしょう。
4.UGEE
UGEEも中国のメーカーになります。
一般的によく普及しているペンタブは、WACOM以外はほとんど海外メーカーなのですね。
HUIONやXP-PENに対して、こちらは液晶タブを中心に扱っているメーカーになります。
一番安いものだと40000円台で販売されており、こちらも非常に安価で驚きます。
筆圧レベルも悪くなく、液晶もIPSパネルという高画質な液晶を採用しているため、作業環境としては良好です。
いろいろな種類の液タブがあるので、安く液タブを購入したい人は、UGEEから選んでみるのもいいでしょう。
ちなみに、HUIONにもXP-PENにも言えますが、ペンは基本的に充電式になります。
そういうものだと慣れれば問題ないかもしれませんが、長時間作業する人には注意が必要です。
まとめ
いかがでしょうか。
通販サイトなどでもペンタブで検索してみるとたくさん商品が出てきて、一体どれを買えばいいのかわかりませんよね。
でも今はペンタブを使う人が増え、良い製品がたくさん出てきています。
お試しで買うなら、安価なものでも、イラストを描くうえでの最低限の機能はそろっているのでどのメーカーでもおすすめなのは確かです。
でもそれでもせっかく買うのだから安価でも高価でも厳選したい、そんなときのお助けになれば幸いです。