デジイラストに最適、SAIを選んだ理由

2016年9月27日デジ絵ソフトウエア

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パソコンを買って、お絵かきBBSにハマり出した頃、ふと、もっと本格的にイラストを描いてみたいと思うようになりました。

よく聞くフォトショは高価すぎて手が出ず、かといってフリーソフトはどれもしっくりきませんでした。

お絵かきBBSにあるようなレイヤーと描き心地のソフトがないかと色々探しているとき、知り合いにSAIがいいよと勧められ、体験版を使ってみることに。

これがお絵かきBBSの使い心地によく似ていて、レイヤー数や色なども制限がなく使いやすい。

価格もリーズナブルで、すぐに1ライセンス申し込んだのが始まりです。
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いまだにSAIを使い続ける理由

ある程度収入を得るようになってフォトショも導入しましたが、SAIはなんといっても起動が軽い。

最初にブラシの読込がない為、すぐに描き出すことが出来ます。

特に私の場合は、この起動時間が重要で、「あ、ちょっと(メモ程度に)描きたい」に対応できるSAIは、かれこれもう10年近くの付き合いになります。
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使いやすいインターフェイス

画面構成は、デフォルトのフォトショに近いかも知れません。

ただし、バラバラの小ウィンドウで構成されるフォトショに比べ、SAIは完全に枠になっています。

これが私には使いやすい。

フォトショは、動かせるが故に使っているツールを閉じてしまったり、どこか行ってしまったりして難儀しましたが、動かせないSAIのユーザインターフェイスは逆に、使いやすいです。

リーズナブルで設定も簡単

SAIは何といっても値段が安い。

1ライセンス5000円程度です。

サイトからダウンロードできるし、インストールの設定もほとんどありません。

ライセンスアクティブ(認証)もファイル移動だけだし、PCを始めたばかりの人にもおすすめです。

仕事に使えるプロ仕様

基本的に、手描きのイラストに関しては大抵のことができます。

私は趣味が高じて、雑誌に挿絵を担当させてもらうようになりましたが、仕事でもSAIを使っています。

フォトショや漫画お絵かきソフトに比べると、ブラシやスクリーントーンなどありませんが、そのシンプルさが逆によいところだと思ってます。

ブラシは組み合わせで色々対応できますし、トーンは画像貼付けで処理できます。

なにより、PSDファイル(フォトショ拡張子)で保存できるため、レイヤー構成そのままにフォトショで開くことができるのです。

挿絵の仕事も、手描き部分はSAIで描き、その後画像加工をフォトショで処理する…という使い方をしています。

解像度もクライアント指定のものがそのまま製作できます。

プロからしても決して見劣りしない…それがSAIなのです。

変わらないうれしさ

既製品、特に人気ソフトは売る事が第一目的の為に、バージョンによってガラリとインターフェイスが変わってしまうことがあります。

(どことはいいませんが、某オフィスソフトとか)その点、SAIは変わりません。

ユーザーインターフェイス(画面や操作方法などのこと)が変わらないということは、新たに覚えることがないということ。

新機能追加などがないということより、いつも同じように使えるというメリットは、たくさんのソフトを使うようになるととてもうれしいものです。

ショートカットが使えます

細かいところですが、これがうれしい。

コピー(Ctrl+C)、切り取り(Ctrl+X)、貼付け(Ctrl+V)…などなど。

気に入らない箇所をショートカットで消したり移動したりできるので重宝します。

ペンタブで消しゴムやメニューからレイヤーなどの操作もできますが、この「ちょっとだけ…」というのに対応しているのは素晴らしいです。

大和撫子、良妻賢母なSAI

「何でも出来る」でもなく、「これが凄い」でもない。

でも、使いたいときに使えて、やりたいことがやりたいときにできる。

派手というよりは地味、豪華というよりは質素という言葉が似合うSAIですが、けっして劣っているわけではない、むしろそこがいい…そんなソフトがSAIなのです。

まとめ

SAIは、フォトショなどの有名ソフトに比べて質素で地味という感じのソフトですが、それはデメリットではなく、メリットであり、「売り」であると思います。

すぐに起動できて、フォトショとも連携できる、かゆいところに手が届きます。

大和撫子、良妻賢母…そんな言葉がよく似合う、奥ゆかしくも、ずっと付き合える。

そんな良きパートナーとなりうるソフト…それがSAIです。




2016年9月27日デジ絵ソフトウエア