パソコンの液晶モニタが真っ暗になったらどうする? おすすめの対処法9選
長く使っているパソコンは、液晶モニタが正常に映らなくなることがあります。
確かに電源を入れているのに、真っ暗で何も見えなくなってしまうようなときは、「壊れたのかな?」という不安から、焦ってしまうものです。
しかし、そんなときこそ落ち着いて行動しなければなりません。
慌てて失敗しないためには、適切な対処法を知っておくようにしましょう。
目次
電源が入っているか確認する
パソコンの液晶モニタが真っ暗になったときは、まず本当に電源が入っているか確めてください。
電源がOFFになっていたのでは、画面にはなにも映らなくなってしまいます。
この確認作業は、「間違いなく電源ボタンを押したはず」というときでも必要なことです。
最初はきちんと電源が入っていたとしても、誤ってもう一度触れていたりすると、自分では気がつかないうちにスリープ状態になっていることがあります。
これが原因であれば解決は簡単ですが、見落として別の原因ばかり探るようなことになれば、無駄に時間を消費してしまうので、最初にしっかり確認しておいてください。
キーボード操作の途中で間違えて押すというのは、あまりないことのように思えますが、可能性がゼロでない以上、油断せずにチェックしていきましょう。
きちんと接続されているか確かめる
接続を確認することは、画面が暗くなったときの基本的なチェックポイントのひとつです。
パソコンと液晶モニタをつなぐケーブルがゆるみ、正しく接続できていない状態では、いくら他のところをいじっても、問題は解決できません。
そのため、電源の確認と同じように、最初に行っておくことをおすすめします。
ケーブルをしっかりつなぎ直すだけですぐ映るようになれば、余計な時間をとられることはありません。
見た目だけで判断しない
ケーブルの接続を確認するときは、少し見ただけで判断していると、失敗することがあります。
接続がゆるんでいるときは、見るからに抜けかかった状態になるとは限りません。
見た目には問題がないようでも、微妙なゆるみのために、接触が悪くなっていることもあります。
そのため、見落としを防ぐためには、一見つながっているようでも、抜いてからしっかりと接続し直すようにしてください。
この方法なら、確実につなぐことができ、暗くなった画面もすぐ元に戻ります。
再起動してみる
電源に何も問題がないにもかかわらず、画面が真っ暗になる場合は、別の原因で不具合が起きていることになります。
その不具合を解消するためには、再起動を試してみてください。
パソコンを再起動すると、何事もなかったかのように回復することがあるのです。
これは、画面が暗くなったときだけでなく、他の不具合が起きたときにもよく行われる対処法になります。
一時的なものなら、この方法で簡単に解消できることが多いので、ぜひ試してみてください。
セーフモードで起動する
液晶モニタが真っ暗になるときのパターンはいろいろありますが、もしパソコンの起動時に暗くなるようなときは、起動方法を工夫してみてください。
パソコンを起動したときは、まずロゴマークやシステム表示などのBIOS画面が映り、そのあとでいつもの映像が出てきます。
もしBIOS画面のあとに真っ暗になるような場合は、モニタ自体の問題ではない可能性が高いため、別の方法で起動させれば、すんなり解決することがあるのです。
その別の方法というのが、セーフモードで起動させることです。
セーフモードというのは、必要最低限の機能だけで起動するモードであり、起動時の問題を解決するときによく使われています。
ただし、OSによって手順が異なるため、適当に行うのではなく、適切な方法をしっかり確認してから試すようにしましょう。
別の液晶モニタにつないでみる
起動時の問題ならセーフモードで解決できますが、液晶モニタ本体に問題がある場合は、パソコンをきちんと起動させたところで、画面には何も映りません。
その判断をするためには、別の液晶モニタに接続してみる方法がおすすめです。
別のものにつなぐと普通に映るのであれば、パソコン側の不具合ではなく、モニタの不具合であることがはっきりします。
他に使えるモニタがあるようなときは、ぜひ試してみてください。
別のケーブルを使ってみる
別のものと交換する対処法としては、モニタそのものではなく、ケーブルだけを換える方法もあります。
ケーブルが何らかの原因で断線していたりすると、正しく接続されていても、パソコンの情報をモニタに送ることができません。
もしそれが原因であれば、壊れていない無事なケーブルと交換することで、何事もなく映るようになります。
家の中に余っているケーブルがあるようなときは、この方法も試してみましょう。
放電してから電源を入れる
画面が真っ暗になるときは、内部に蓄積された電気の影響も考えられます。
パソコンを長く使っていると、余分な電気がたまり、不具合が起きてしまうことがあるのです。
この問題を解決するためには、放電を行ってください。
電気がたまりすぎておかしくなっているなら、それを解き放ってやることで、不具合を改善することができます。
放電の方法は簡単で、電源を切ってケーブルを抜いたら、そのまま1~2分待つだけです。
その間に電気が抜けていくので、もう一度電源を入れ、正しく映るかどうか試してみてください。
基本設定に注意
パソコンの放電を行ったあとは、時間や日付などがすっかりリセットされていることがあります。
といっても、初期化されるわけではないので、その他の重要なファイルやソフトなどが消えるようなことはありません。
基本設定だけが影響を受けていることがあるので、放電のあとは念のためチェックしておいてください。
ファンのホコリを取り除く
画面が真っ暗になってしまうときは、パソコンの汚れが原因になることもあります。
電子機器は基本的にホコリが苦手なので、多量に蓄積されるようなことは避けなければなりません。
特に注意しておきたいのは、パソコンのファンの部分です。
ファンがホコリにまみれた状態だと、内部に熱がこもって温度が上昇し、不具合を引き起こします。
それが、モニタの映りにも影響してくるのです。
不具合を防ぐためには、ファンのホコリをきれいに取り除くようにしましょう。
夏場はかなり温度が高くなるので、熱を閉じ込めないように注意してください。
アイコン表示をチェックする
液晶モニタに何も映らないときは、本当にただ真っ暗なだけか、よく確かめてみてください。
完全に真っ暗なわけではなく、うっすらとアイコンが見えるようなときは、バックライトが切れてしまっている状態です。
その場合は交換修理が必要になるので、専門のお店に任せましょう。
ただし、古いタイプだと修理が難しくなるので、バックライトが切れたときは、買い替えも視野に入れておいてください。
なんとか修理できたとしても、かなり高額な料金をとられることがあります。
新しいものを買うには十分なくらい高くなる場合もあるので、どちらがお得か、よく考えてから決めるようにしましょう。
まとめ
パソコンの液晶モニタが真っ暗になり、何も映らなくなってしまったときは、「故障した」とすぐに判断するのではなく、ここで紹介したような方法を落ち着いて試してみてください。
壊れたわけではなく、ケーブルのゆるみや帯電のために不具合が起きているだけなら、適切な対応をすることで、簡単に直すことができます。
断線やバックライトの寿命というケースもありますが、その判断をしっかり行うためにも、冷静な行動を心がけてください。