プログラマーになりたい、でもお金がない!無料のプログラミングスクールに通うのはどう?
プログラミングスクールが今や多数、オンラインでもオフラインでも見受けられるようになってきました。
独学でも出来るけど、できれば基礎から学びたいから、やはりプログラミングスクールで学んでおきたい、と言う人は多いものです。
しかし学校というものは何にせよ、卒業までに結構お金がかかるものです。
勉強はしたいけどお金がない、では無料のプログラミングスクールはどうなのでしょうか。
目次
それなりに増えてきています無料のプログラミングスクール
ちょっと検索しただけでも、かなりの数の無料のプログラミングスクールがヒットします。
つまり需要と供給が成り立っているということです。
しかし昔から、無料ほど怖いものはない。
とも言います。
そう考えるとちょっと出そうとした手も止まってしまいますね。
様々な都市伝説もすでに生まれている、無料のプログラミングスクールです。
実際のところはどうなのでしょうか。
無料で何かを提供するというのは
例えば趣味が講じて、自分で作ったゲームをネット上で無料で提供する、と言った人は少なくありません。
しかし何かを提供するということは、それなりに元手もかかっていますし、情報も常に更新しなくてはなりません。
趣味ならともかく一応収入を考えての経営の場合、無料ということはまずありえませんね。
ゲームのたとえに戻りますが、完全無料の個人制作ならともかく、どこかの運営の場合は基本無料と謳ってあります。
つまり、ゲームを始めるのは無料だけど、ゲーム内でなにか特別なことをする場合は、課金が必要なのですね。
このように、無料と言っても何かで資金回収をするというのは、当然のことなのです。
つまり、無料のプログラミングスクールでも、投資した資金の回収ができなくては運営が行き詰まる、ということです。
無料と言ってもよく読まないと
上記のゲームの、基本無料ではありませんが。
プログラミングスクールやその他の専門学校でも、似たようなケースも有ります。
入学金無料などですね。
もしくは体験だけの無料レッスンというのもあります。
これよく把握しておかないと、無料と言う言葉だけが大きく訴えてくるので、結果授業料が発生ということもあります。
非常に基本的なミスなのですが、これないとは言えません。
と言うよりも、結構多いので注意してください。
特にネットでググった場合、無料と言う単語であれこれも引っかかってきますので、よく注意することをおすすめします。
無料のプログラミングスクールのシステムは
では一体、無料のプログラミングスクールはどうやって資金を得ているのでしょうか。
無料でのスクールですので、実は条件がついているのです。
そのプログラミングスクールの運営会社に
卒業後の条件で、そのプログラミングスクールの運営している会社に就職すること、というのがあります。
その会社に入りたいならこれは、渡りに船というものですが、そうでない場合自由にその後就職活動ができなくなってしまいます。
フリーでプログラマーにと思う人の場合、一考することをおすすめしたいですね。
スクールの運営会社が紹介するもしくは提携会社に
プログラミングスクールを経営する会社に直接ではなく、そのスクールが紹介もしくは提携している会社への就職が条件の場合があります。
この場合、就職先がどんな会社なのか明記されていれば良いのですが、そうでない場合いささか不安になりますね。
その辺りも充分に、登録前に注意してください。
もし卒業後決められた条件を守らなかったら
無料の条件に沿った卒業後の進路に、これは無理と思った場合、授業料が発生してしまいます。
今までの授業やそれに伴う設備費などが、まとめて請求されてきます。
なのでもし、卒業後の進路が不安またははっきりとは決まっていない場合、そのスクールで有料のコースならどのくらいお金が必要になるのかも、調べておきましょう。
特に提携会社や紹介などでという場合、相手の会社がよくわからないまま卒業後に紹介、ということになります。
いざという場合に備えて、きちんと授業料などの把握と用意を、しておくのがおすすめです。
また違約金などの発生も視野に入れておきましょう。
条件なしで無料ということはありえませんので、とにかくその条件がクリアできなかったらと言う場合に、備えることが必要です。
無料と言っても無料の方法は様々
一言で無料と言っても、どういう形で無料になるのかは様々です。
最初から無料の状態
無料で入学して、無料で授業を受ける方法です。
まあ普通、無料と言えばこの形が多いのですが、卒業後の問題を考えた場合このタイプは結構怖いですね。
もしかしてのことも考えて、貯金をしておくことをおすすめします。
最初は授業料を払うが条件クリアでキャッシュバック
入学時にしっかりと授業料を払ってしまい、でもその後条件がクリア出来たら、キャッシュバックという方法です。
これは実は結構安心で、卒業時に行きたくない会社を紹介されても、すでに授業料は支払い済みなので、断っても慌てること無く済みます。
無料で受講できると思ったけど、まあ仕方ないとあきらめが付きますし、慌てて資金を用意する必要もなくて済みます。
無料だけど条件クリアできなかったら支払い
最初から無料と同じタイプに見えますが、少なくともこれを明記していてくれれば、いざという時のためにそれなりの資金準備をしておけます。
こういったことを明記してくれるスクールなら、割と安心ですね。
とは言え、一旦無料と思うとつい気が緩むのは、誰でも同じです。
しっかりと財布の紐は締めておきたいものですね。
無料のプログラミングスクールを選ぶ時に
無料でプログラムを学べる、と喜ぶだけでなく、しっかりと条件や卒業後の進路について調べておきたいですね。
無料になるための条件はどうなのか
無料になるのはどうしてなのか、無料になるために卒業後はどんな会社に就職をすることになるのか、これはしっかりと見ておきましょう。
自分の行きたい方向に行かれるタイプの無料なのか、それとも結局有料になってしまいそうな無料なのか、最初にその辺り把握しておきたいものです。
ここも要チェックで学校側の対応にも注目
特に、学校の経営する会社でなく紹介や提携先の場合、その先の会社がどういう会社なのかも調べておきたいものです。
そこをはっきりと答えてくれるスクールなら、かなり安心できるスクールということになります。
卒業後の就職先はと聞いて、言葉を濁すようならちょっと二の足を踏んでくださいね。
何よりも怖いのが
これは実際にあったことで、今でも多く発生していることなのですが、こういった無料のプログラミングスクールからブラック企業への就職斡旋が多いのです。
実際、最初に入学前に、卒業後の進路について確認しておかないと、こういった問題も起きてきます。
何しろいくらでも人手の欲しいこの業界です。
卒業したばかりのプログラマーを欲しがる会社は、多数なのです。
なので、下手に無料の文字に踊らせられずに、ブラック企業に就職などということは回避したいものですね。
全部が全部そういうスクールではない
無料で運営されているプログラミングスクールが、全部が全部そういったブラック企業と提携しているわけではありません。
中には勿論、自分の会社への有能なプログラマーが欲しくて、それを育成目的でのスクールもあります。
またきちんとした会社への斡旋を行っているスクールもあります。
問題としては、選ぶほうが無料の文字に踊らされずに、きちんとした営業の学校を選ぶことなのです。
まとめ
無料のプログラミングスクールについては、かなり批判も出ています。
しかしいくつかの学校は、無料でありながらもしっかりとした経営と、人材の斡旋もしているのです。
学校を選ぶ時に、ただ単に近いからとか良さそうだからと安易に選ばず、中身をしっかりと調べてからにすれば、無料のスクールでも充分に学べて就職ができます。
選択する方の責任もしっかりと把握して、いい学校選んでくださいね。