ペンタブと液晶タブレット(液タブ)の違い
ペンタブを使っている人なら、一度はディスプレイ画面に直接描画してみたいなと思うものです。
実は、実際に液晶画面に描写できるペンタブは売られています。「液晶タブレット」、略して「液タブ」と言われるこれらのペンタブ、以前は15インチほどの大きさしかありませんでしたが、この十年で飛躍的に進化をとげ、今では最大で27インチと大型化が進んでいます。
その一方で13インチの小型版も登場しプロのイラストレーターや漫画家の必須ツールとなっているようです。
今回は誰もが一度は憧れる液晶タブレット(液タブ)と普通のペンタブと何が違うのかを解説したいと思います。
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液晶タブレット(液タブ)は筆圧感知も充実。直感的に描写できる
液晶タブレットの一番の利点は、画面に直接入力できるという点です。
筆圧感知もintiousとほぼ変わらない性能ですので直感的に描写することができます。
ペンタブでは思うように描けなかったところもより細かく描写できます。
Adobeやクリップスタジオなどでも使用可能
また、画面自体がキャンバスですので斜めに傾けたり、水平にして描写することも可能です。ペンタブの場合は画面の可動域は液晶ディスプレイによって異なります。
また、ファンクションキーは背面もしくはリモコン型になっているため、描画の邪魔にならずペンタブよりも利便性がよいです。
液晶タブレット(液タブ)はAdobeやクリップスタジオなどでも使用できますので手に入れると表現の幅はぐっと広がること請け合いです。
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液晶タブレット(液タブ)は高価。実力がないと元はとれない
液晶タブレットのネックはやはり価格です。最低でも10万は必要です。ペンタブだと10万円あれば一番大きいサイズの物を買ってもお釣りがきます。
また、あまり小さい画面の液晶タブレットは入力範囲が狭いペンタブを使っているのと同じ状態ですので、かえって使いにくいかと思います。
あくまで、液晶タブレットを購入するなら液晶タブレットの代金を取り返せるほどの実力がないと元はとれないと考えたほうがよさそうです。
ですので、プロのイラストレーターさんや漫画家さんはこぞって液晶タブレットを利用しているのです。
液晶タブレットでおすすめはワコムのCintiqシリーズ
液晶タブレットでおすすめなのはやはりワコムのCintiqシリーズです。他のメーカーからもかつて販売されていましたが、ドライバーの更新を行っており最新ソフトにも対応しているワコム製のものを選ぶのがおすすめです。
画面の大きさは27インチ、24インチ、22インチ、13インチとありますが、基本的に大きめなので机の上に余裕が必要です。
また液晶タブレットを液晶ディスプレイ代わりに使うこともできますが、やはり分けていたほうが作業の効率はいいと思います。
ですので設置する場合は液晶ディスプレイと液晶タブレットを並んでおけるような十分なスペースを確保することも忘れないようにしましょう。
中古品はドット抜けに注意
液晶タブレットは総じて高額なものですのでヤフオクなどで中古のものを狙おうとする方も多いかと思いますが、その際は画面にドット抜けがないかは十分に注意して購入するようにしましょう。
液晶ディスプレイは製品の性質上、画面のドット抜けと言われるものが発生してしまいます。新品の場合はドット抜けがあった場合、新品と交換できることもありますが中古の場合はほぼ不可能です。液晶タブレットを中古で買う際は気をつけて購入してください。
まとめ
今回は、ペンタブと液晶タブレット(液タブ)の違いについてご説明してきました。
直接画面にペンを走らせて描くのは、直感的にわかりやすく、誰もが試してみたいものと思います。
しかし、現状ではペンタブと比較してまだまだ高価なのも事実です。
細かくご説明しませんでしたが、タッチホイールやファンクションキーの有無などにも、ペンタブと違う部分がありますので、よく理解して購入や使い方を検討していただければと思います。