ペンタブを置くのに必要なスペースと、あると便利な道具
ペンタブを使えば、快適に絵を描けます。
しかし、ペンタブは意外に場所を取る道具です。
ペンタブ本体に気を取られて忘れがちですが、購入前に設置スペースを確保することも大切です。
無理な置き方をすると姿勢が悪くなり、肩こりや腰痛の原因にもなりかねません。
今回はペンタブの設置に必要な具体的な寸法と、あると便利な道具を紹介します。
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縦並びか、横並びか
ペンタブを机に設置する方法としては、縦並びと横並びの二つのパターンがあります。
縦並びは、机の奥からディスプレイ・キーボード・ペンタブの順に縦に並べる方法です。
これに対し、横並びはディスプレイの前にキーボードとペンタブを横一列に並べる方法です。
置き方に個人差はあるものの、この二つのパターンのどちらかで設置している人がほとんどです。
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縦並びに必要なスペース
ワコムのintuosのSサイズの場合、幅65cm×奥行き52cmのスペースがあれば縦並びで置けます。
寸法の内訳は以下の通りです。
●奥行き
ワコム intuos(Sサイズ)16.9cm
ディスプレイ(23型)20cm
キーボード 15cm
合計51.9cm
●幅
ディスプレイ(23型)65cm
一般的なパソコンデスクの奥行きは60cmが多いですので、とりあえず置けます。
intuosをワンサイズ上のMサイズにすると、奥行き21.7cm。
ディスプレイとキーボードの奥行きと合計して、56.7cmになります。
こちらは結構ギリギリです。
横置きに必要なスペース
次いで横置きの場合です。
ズバリ、幅65cm以上×奥行き37cm 程度あれば置けます。
寸法の内訳は以下の通りです。
●幅
ディスプレイ(23型)65cm
●奥行き
ワコム intuos(Sサイズ)16.9cm
ディスプレイ(23型) 20cm
合計36.9cm
縦並びと比べて、横に細長いスペースがある場合に有効です。
最近は液晶ディスプレイの普及で、奥行きのないパソコンデスクが多いですが、幅は120cm以上の机が結構ありますので、そういう点ではおすすめです。
ペンタブは身体の正面に
主に横置きした時に多く見られる置き方として、利き手側に偏ってペンタブを置く人がいます。
これでは身体の正面にペンタブがないので、身体が右に傾きがちになります。
身体に負担がかかるので、おすすめしません。
若いうちは何ともなくても、歳を重ねていくうちに、ジワジワと身体が歪み、悲鳴をあげます。
どうして小学校に入学すると、姿勢よく座りなさいとしつこく指導されるのか、ものすごく痛感できます。
スペースの節約にモニターアームを使う
ディスプレイをスタンドで設置すると、奥行きは20cm程度です。
しかし、モニターアームを使うと、これが10cm程度まで縮められます。
注意したいのは、安いモニターアームは使いにくいし、耐久性がなくて、ディスプレイを支えきれなくなることです。
高くても、それなりのものを買った方が損しないで済みますので、おすすめです。
キーパッドで楽にショートカット入力
特に縦置きした場合に、キーボードの位置が遠くなりがちです。
ショートカットキーを押すのに、ペンタブを乗り越えて余分に腕を伸ばすのは、結構面倒くさいものです。
この不便さを解消するのに、ゲーマー向けの左手用キーボードを使う人もいます。
価格は1~2万円程度と少々値は張りますが、あると便利です。
もう少し手軽に試せる方法としては、テンキーにショートカットキーを割り当てられるプログラムを入れて使う方法があります。
テンキーなら、安いものなら1,000円しません。
まとめ
設置方法は、ペンタブを使っている人の悩みの一つでしょう。
実際、「ペンタブ配置」というキーワードで、画像検索をかけると、実に様々な置き方がヒットします。
そういったものを参考にして、設置してみるのも良いでしょう。
悩ましいですが、使いながら自分に合った置き方を模索していきましょう。
それもペンタブを使う悩みであり、楽しみでもあるのです。