モニタアームが揺れるときはどうする?対策のための4つのポイント

液晶モニタ

FLEXIMOUNTS ガススプリング式液晶ディスプレイアーム モニターアーム 4軸 10-27インチ 1.5-5kg対応 USB付き M03

モニタアームは、机の上を広くしたり、液晶モニタの位置を自由に調節できたりする便利な商品です。

しかし、モニタアームを使っていると、タイピングなどのちょっとした衝撃で揺れてしまうことがあります。

そうなると画面も揺れてしまうため、気持ちよく作業することができません。

ここでは、そうした揺れを防ぐためのポイントについて、詳しく説明していきます。

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重量オーバーに注意

モニタアームが揺れてしまうときは、液晶モニタの重さが原因になっている場合があります。

重すぎる液晶モニタを支えなければならない場合、モニタアームには大きな負荷がかかるため、どうしても安定しなくなってしまうのです。

したがって、なるべく揺れを少なくするには、モニタアームに適した重さがどれくらいなのか、必ず確認しておく必要があります。

余裕をもってモニタを支えることができれば、大きく揺れてしまうことはありません。

そこで注意したいのが、モニタアームに設定されている最大耐荷重です。

最大耐荷重とは、モニタアームで支えることができる最大値を表したものになります。

つまり、取りつける液晶モニタの重さが最大耐荷重を超えていなければ、安定性を確保することができるわけです。

モニタアームを購入するときは、この値をよく見て、液晶モニタをしっかり支えるための強度があることを確かめてください。

もし重量オーバーになった場合は、液晶モニタの重さに耐えられなくなり、揺れるどころか、落下してしまう恐れもあります。

また、複数の液晶モニタを並べてマルチモニタの環境にするときは、特に注意が必要です。

その場合、総重量はかなり重くなるので、最大耐荷重には十分注意しておきましょう。

最大耐荷重ギリギリはNG

最大耐荷重を参考にして商品を選ぶときは、あまりギリギリにならないようにするのがコツです。

モニタアームの最大耐荷重と液晶モニタの重さが近すぎる場合、ケーブルの重さなどがプラスされることで、結局は重量オーバーになる可能性が高いのです。

したがって、確実に揺れを抑えるためには、最大耐荷重が液晶モニタの重量を上回っているだけでなく、そこに十分な余裕ができるようにしてください。

それなら、少しくらい余計な重さがプラスされても、しっかり支えることができます。

軽すぎてもいけない

揺れを抑えるために重要なのは、最大耐荷重だけではありません。

商品によっては、最低耐荷重が設定されていることもあり、その値よりも軽い液晶モニタを取りつけた場合、やはり安定しなくなってしまうのです。

液晶モニタが軽すぎるときは、モニタアームが揺れてしまうことはありませんが、画面の見やすさは低下します。

あまり軽いと、上向きに傾いてしまうことがあるのです。

また、モニタアームに何らかの振動が加わった場合、画面も同様に揺れてしまうことが多くなります。

モニタアームだけでなく液晶モニタも安定させるためには、ある程度の重さが必要になるので、最低耐荷重も忘れずにチェックしておきましょう。

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机の振動を抑えよう

モニタアームを机に設置した場合、机の振動でモニタアームも揺れてしまうことがあります。

例えば、机の脚が細かったり、歪んでいたりするような場合は、どうしても揺れが起きやすくなるものです。

それでは、たとえ適切な重量の液晶モニタを使っていても、モニタアームを安定させることはできません。

机に腕を置いたり離したりするだけでもガタガタと揺れ、その振動がモニタアームに伝わってしまうのです。

モニタアームの揺れを抑えるためには、まず机の安定性を確保しなければならないので、対策をするときは机の状態もしっかり確認しておきましょう。

あまり揺れが大きい机の場合は、別のものと交換することも必要です。

また、タイピングの衝撃で揺れるというケースもあります。

タイピングは、本来なら特に力を必要としない作業ですが、癖で強くキーを叩いてしまう人は多いものです。

強いタイピングは、周りの人の気が散るほど大きな音をたててしまうことがあり、そんなときは、机もかなり振動しています。

作業中にモニタアームが揺れてしまうときは、このタイピングが影響していることも多いのです。

キーボードを別の場所に

強いタイピングが原因でモニタアームが揺れてしまうなら、なるべく軽いタッチでキーを叩くように意識することが大切です。

しかし、癖になっている場合は、そう簡単に改善できないこともあります。

そんなときは、キーボードだけを別の机に移動させてしまいましょう。

モニタアームを設置した机とは別に、他の小さい机を用意し、そこにキーボードを置いてタイピングするのです。

使いやすい位置の調節など、少し面倒な作業も必要になりますが、別々の机にしておけばモニタアームへの影響はなくなります。

どんなに強くキーを叩いたとしても、その衝撃で揺れてしまうことはないのです。

接地面積を広げよう

モニタアームを机に設置する方法には、固定具で机を挟むクランプ式、穴を開けてネジで固定するネジ固定式、穴にボルトを通すグロメット式の3種類があります。

このうち、ネジ固定式とグロメット式は、穴を開けてネジやボルトで固定することになるため、動かないようにしっかりと設置するためには最適な方法です。

しかし、「穴を開けられない場所では使えない」「穴開け作業に慣れていない人には難易度が高い」といったデメリットもあります。

一方、固定具で机を挟むだけのクランプ式は、誰でも簡単に設置することができますが、固定力の面では少し劣ります。

机を挟んだだけでは、ちょっとした振動で揺れてしまうことも多いのです。

そんなときは、接地面積を広げる工夫が必要になります。

補強プレートが便利

クランプ式の固定具は、接地面積が狭くなってしまうことも多く、しっかり固定するには少し心許ないものです。

そんなときに便利なのが、補強プレートになります。

固定具に補強プレートを挟めば、接地面積を広く確保することができ、固定しやすくなるのです。

それなら、モニタアームがぐらつくこともありません。

また、補強プレートで接地面積を広げると、机にかかる負荷を和らげることもできます。

重量の圧力が狭い部分にだけ集中していると、机の歪みが起こってしまいますが、それでは、モニタアームの固定力も落ちてしまいます。

接地面積を広くして負荷を軽減すれば、机の形が変わることもないため、揺れを防ぐことができるのです。

机以外の場所に設置しよう

モニタアームを机に設置していて、どうしても揺れてしまう場合には、思い切って机から離してしまうのも、ひとつの方法です。

一口にモニタアームといっても、その種類は多くあります。

中には、壁に取りつけたり、つっかえ棒にしたポールに取りつけたりする商品もあるのです。

そのような商品であれば、机の振動や接地面積を気にする必要はありません。

最大耐荷重をしっかり確認しておけば、大きく揺れたりすることはなく、快適に使うことができます。

また、机から完全に離せばスペースの節約にもなるため、狭い環境で作業している場合には、おすすめの方法なのです。

まとめ

モニタアームが揺れていると、かなりストレスを感じてしまうものです。

何かする度に振動するようでは、気になって作業に集中できないこともあります。

それを防ぐためにも、ここで紹介したポイントを参考にして、しっかり対策を行ってください。

揺れを極力少なくすることができれば、日々の作業は、より快適なものになります。






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