モニタアームでディスプレイを縦二台にするメリットってなに?
モニタアームには、二台のディスプレイを設定できるようなものがあります。
そしてそんな二台のディスプレイを設定できるモニタアームの中には、縦に二台のディスプレイを設定できるようなモニタアームもあります。
でも、縦に二台のディスプレイを設定できるようなモニタアームを使用することのメリットはどこにあるのでしょうか?
縦に二台にすれば全体が把握しやすくなる
モニタアームを利用してディスプレイを縦に二台並べることのメリットとして一番大きいのは、全体を把握しやすくなるということになるでしょう。
ディスプレイを横に二台並べていくと、全体を把握することは難しくなります。
もちろんそれはディスプレイのサイズ感によっても違ってはきます。
もし小さいディスプレイを使用しているのであれば、別に横に二台並べても全体像を把握できるでしょう。
しかし、モニタアームを使用して、ディスプレイを横に二台並べようと思う方が使用しているディスプレイは、やはりそれぞれそれなりの大きさになるでしょう。
それなりの大きさのディスプレイを横に二台ならべるとなると、全体を把握しづらいのです。
基本的にディスプレイというのは、横長のものになりますから、横に二台並べていくと、全体的にはかなり横に広がりますから。
でも縦に二台であれば、どちらかのディスプレイをみているだけで、もう片方のディスプレイも自然と目に入ると言えます。
だから、全体図を簡単に把握できるようになるのです。
スムーズに作業ができるように
そうして縦に二台のディスプレイを設定して、全体像が把握しやすくなれば、その分だけスムーズに作業ができるようになると言えるでしょう。
当然ながら、スムーズに作業ができた方が良いに決まっています。
椅子にずっと座っていると疲れてしまいますし、ずっとディスプレイを見ていると目もすごく疲れてしまいます。
だから、作業時間を短くしていくことができるのであれば、それに越したことはないのです。
そういうことがあるので、基本的には縦に二台のディスプレイをならべることができるようなモニタアームは、すごくおすすめになります。
スペースを使いやすくなる
縦に二台のディスプレイをならべることによって、机の上のスペースが使いやすくなると言えるでしょう。
そもそもモニタアームを使用する際にまず求めるのは、やはり机の上にスペースを設けることでしょう。
机の上が手狭に感じて、それをなんとかしたいと思ったから、モニタアームに手を出したという方が多いはずです。
それならばやはり縦に二台並べて省スペースにできるというのに越したことはありません。
でも、なぜ縦に二台ならべると省スペースになると言えるのでしょうか?
別に縦に二台並べなくても、モニタアームを使用している時点でディスプレイの足は無くなるわけですし、その分勝手に省スペースになるのではないか?
と思うこともあるでしょう。
しかしそうではないのです。
モニタ前に大きいものはおけない
なぜなら、たとえ横に二台ならべるのでも、縦に二台ならべるのであっても、そしてモニタアームを使用していても、モニタアームを使用していなくても、ディスプレイの前には大きいものはおけないからです。
もちろんおくこと自体はできるでしょう。
でもそうしてある程度大きいものをディスプレイの前には置いていってしまったら、ディスプレイの下の方はかなり見えづらくなるでしょう。
その見えづらさがフラストレーションになることは間違いありません。
だから、少しでも画面を見やすくするために、ディスプレイの前には大きいものは置かないようにしないとならないのです。
横に二台だとおけないスペースが広くなる
ここまで言えばもうお分かりでしょう。
横に二台のディスプレイを並べていくと、机の上でものを置くことができないスペースが広くなっていくと言えるのです。
ちょうどそのディスプレイ二台分、何も置くことができなくなるでしょう。
たしかになにかを書いたりするのに使うスペースに関して言えばそれでも問題ないかもしれません。
でもそもそもなにかを書いたりするのにそんなにスペースが欲しいと思うこともあまりないでしょう。
それよりも、せっかく自由に使うことが出来そうなスペースが増えるのであれば、そのスペースに何かを置きたいと思う方が多いのではないでしょうか?
しかし、横に二台並べてしまうとそれは叶わなくなります。
逆に縦二台であれば、実質その前に大きいものが置けなくなるというスペースは、一台分と同じになります。
だから、より自由に机の上のスペースを使うことができるようになるでしょう。
それも、縦に二台ディスプレイをならべることの大きなメリットになります。
見た目がスマートになる
モニタアームを利用してディスプレイを縦に二台並べていくと、見た目がスマートになるということもあげられます。
そもそもモニタアームを利用してディスプレイを宙に浮かせていくというだけでも、かなり見た目はスマートになります。
でも、横に二台のディスプレイが並んでいると、そのスマートさはやや減少すると言えるでしょう。
なぜなら、横幅が広がる分、すごくそれが目立って見えるからです。
でも縦に二台であれば、あまりそれが埋めているスペースは広く見えなくなるのでよりスマートにみえるようになります。
だから、部屋全体の雰囲気をオシャレにしやすくなるでしょう。
横に二台だと存在感がありすぎて、パソコンオタクの部屋みたいにみえるようになることからは逃れづらくなります。
デメリットは下を見る際に目線が下がること
縦に二台ならべることができるタイプのモニタアームを利用して、ディスプレイを縦に二台ならべることには、このようにたくさんのメリットがあります。
でも、メリットがあればそこには殆どの場合でデメリットもあると言えます。
ではそんな、縦に二台ならべることができるモニタアームのデメリットはどこにあるのでしょうか?
それは、縦に二台ならべることによって、下の方のディスプレイに注視する際に、目線が下がりすぎることになるでしょう。
上の方で高さを合わせる
基本的には縦に二台のディスプレイをならべる際には、上の方で高さを合わせていくでしょう。
ということは当然下の方は高さが低くなります。
そこに注視する際には、目線もかなり下がるでしょう。
しっかり見なくても全体像は把握しやすいですが、下のディスプレイで作業する際には、下に注視してしまうものです。
だから目線が下がりすぎた状態でしばらく過ごすことになってしまいます。
そうなれば、首が疲れてしまったり、あるいは目が疲れやすくなったりするでしょう。
モニタアームを使用する際には、こうして目や首をつかれづらくするということを求めていた方もいるでしょう。
適切な高さにディスプレイを設定できれば、そうして目や首は疲れづらくなりますから。
でも、こうして縦に二台並べていくと、その効果が弱くなってしまうことがあるのです。
それはやはりデメリットになるでしょう。
まとめ
モニタアームで縦に二台のディスプレイをならべるということには、たしかにデメリットもあります。
でも基本的にはメリットの方が多いですし、魅力的な並べ方であることは間違いないでしょう。
もしモニタアームを使用して二台のディスプレイを浮かせていこうと思っているのであれば、縦に二台のディスプレイを並べていくというのも視野に入れてみると良いでしょう。