モニタアームで作業効率を飛躍的にアップ/その利点と導入方法

液晶モニタ

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム 45-241-026

仕事や趣味などで、PCマルチディスプレイを使っているという方は多いのではないでしょうか?

ただ、オフィスの標準的なデスクでそれをすると、逆に場所が狭くて大変だったり、振り分けが難しかったりということはないでしょうか?

そんなときにモニタアームは飛躍的な能率改善や満足度をもたらすことができるでしょう。

本記事では、モニタアームの利点から設置方法、おすすめ商品まで詳しく解説します。

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モニタアームってそもそもなに?

モニタアーム(ディスプレイアーム)という言葉を聞いたことはあるけれど、どういった物かよく分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

モニタアームというのはPCのディスプレイの土台を外し、可動式のアームによってディスプレイを空中で固定し可動することが出来るアイテムです。

イメージとしては机から腕が伸びていて、手がディスプレイになっているような構図を想像して頂くとわかりやすいかもしれません。

こうすることで、アームのグリットを利用して、位置や向き、角度を本来より大幅に調整することが可能です。

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モニタアームの利便性について

上記の記事を見て「とても便利そうだな」と感じている人も多いのではないでしょうか?

しかし具体的にはモニタアームを導入することでどういった利点があるのでしょうか?

主要なものとして次の機能を今お手持ちのディスプレイに付与します。

  1. 土台がいらず空中に固定できる
  2. ティルト(上下傾き調整)
  3. スウィヴェル(左右傾き調整)
  4. ピヴォット(回転して縦方向にできる)

①に関しては、例えば高さや位置を調整することでディスプレイの上にディスプレイを配置するといったことが可能になります。

また、土台がなくなることで、空いたスペースにラックなどを設置、収納を作り、いままでよりも遥かに机を広く使うことが出来、ホコリが溜まりにくくなるといったメリットもあります。

ディスプレイ周辺は汚れやすく、掃除が面倒くさいと思われている方も多いのではないでしょうか。

また使わないときにマウスやキーボード等を下においたり、音楽制作などをする方は機材などの収納スペースにしたら、雑然としがちなデスクの状況もかなり改善しそうですね。

②に関しては、これは大抵のディスプレイでは初めから出来ますが、モニタアームの場合は可動域が非常に大きいので、手持ちの椅子の高さに合わせて細かく調整することが可能です。

猫背防止の姿勢改善などでディスプレイの位置や視線の落とし方にこだわりがある人にとっては、納得できるまで細かく調整できるのでうってつけだと言えます。

またペンタブなど使って作業される方は、水平に近い位置にディスプレイを配置し、手元のペンから目を離さず作業をすることも可能です。

③に関してはマルチディスプレイ使用時に非常に効力を発揮します。

1台目のディスプレイの横に、2台目のディスプレイを自分の顔の方向に斜めに配置することで効率的な作業が出来ます。

標準状態の土台のあるディスプレイだと、これをすると土台が斜めに配置されることで、かなり場所をとってしまいますね。

④に関しては、これぞモニタアームの本領発揮という感じがします。

モニタを縦方向に90度回し、画面設定で縦に表示できるように出来ます。

ディスプレイの縦長表示が役に立つ場面は多く、例えば縦長の地図を扱ったりとか、データが非常に縦長になりがちなコードやプログラムの操作、A3、A4等、紙媒体の縦方向のデザインを全表示で行う、デュアルディスプレイで小さいスペースで作業が可能になる等…。

画面を縦にするだけというシンプルなことですが、それによって操作の能率性が向上する可能性はとてもありそうですね。

モニタアームの設置について

それではモニタアームを設置するには具体的にどうしたらよいのでしょうか?

モニタアームの設置条件

まず、そもそも今のディスプレイに、モニタアームが設置可能なのかについてです。

大手の信頼できるメーカーのモニタアームはそのほとんどがVESA規格というものに適合しています。

先ずはお手元のディスプレイがVESA規格に適合しているかチェックしてみて下さい。

モニタアームの設置(アーム)

モニタアームの設置について解説します。

モニタアームは、見た目は非常にスタイリッシュな分、取り付けがとても大変なのではないかと懸念される方もいらっしゃると思います。

しかし殆どのアイテムは構造的には非常にシンプルで、取り付けもとても具体的に出来ます。

先ずはディスプレイ背部から元々付いている土台を切り離す作業です。

これについては標準的なビス2本で固定していることがほとんどなので普通に外せると思います。

こちらを外したら、VESA規格で標準的についている、モニタアーム設置用の平板な蓋をあけて、中に付いている4つのビスを使ってモニタアームを接続します。

この背部のビスは75×75mmと100×100mmの規格があるので予めモニタアームの仕様を見ておいて下さい(両方のサイズに対応しているものも多いです。)蓋の中の4つのビスでアームを固定できたらこの作業は完了です。

モニタアームの設置(支柱)

アームの設置が完了したら次に支柱を設置します。

こちらは様々なタイプがありますが、デスクの天板に固定するねじ込み式と、壁や机に小さい穴を開けて固定する穴あけ式タイプがあります。

後者のほうが強固で大型のディスプレイに向いていますが、傷をつけたくない方は、ねじ込み式でも大きな重量に耐えうるタイプもあるので検討してみるといいかと思います。

支柱を固定したら先程のアームをそこにネジ止めし、高さを調節したら完了です。

おすすめのモニタアーム2つ

それでは、実際におすすめのモニタアームをご紹介します。

エルゴトロン LX デスクマウントアーム

エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム 45-241-026

こちらは1万7580円前後と多少モニタアームとしては高めの値段設定ですが、かなりの信頼がおけるアイテムになっています。

まずアームの折りたたみ率が高く、使わないときに壁ギリギリまでディスプレイを引っ込めることによってスッキリと使用することが出来ます。

また、3.2~11.3キロの重量に対応しているため、かなり大きめのサイズのディスプレイでも使用可能です。

またディスプレイのコードの収納が非常に簡単に、しかも外からは殆ど見えないように出来るので、スマートで整然とした印象を作ることが出来ます。

VIOTEK モニタアーム 2画面用

VIOTEK モニターアーム 2画面 13-27インチ 省スペース 取り付け簡単 置くだけ 安定 VTMS-2X

こちらは2画面を一度に固定することが可能な、2本のアームが付いているタイプです。

値段は4380円台前後と非常に安価ですが、アームの関節は4箇所あり、安定感もかなり優れているのでおすすめです。

素材も強固な鉄系を使用。

見た目の印象も非常にスマートなものとなっています。

こちらは天板に固定するタイプではなく、小さな土台があり、デスクに穴を開け固定するタイプなのですが、ディスプレイの種類によっては穴がなくても自立するようです。

また全体の幅が適度に小さいので、2台のディスプレイをタイトに固定しつつ、大幅な省スペースをすることが可能になっています。

まとめ

モニタアーム導入で作業環境に進化を

本記事ではモニタアームに関してその利点と具体的設置方法、おすすめ商品について紹介しました。

仕事でも趣味でも作業環境というのは非常に大事です。

自分が落ち着く状態の整然とした環境で仕事が出来るかどうかは作業全体のクオリティに大きな影響を与えます。

もしこの記事をお読み頂き、モニタアームを導入することによって、今まで煩雑だった作業を能率化し、より良く仕事が出来る結果がもたらされたとしたら幸いです。

お読み頂き誠にありがとうございました。






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