モニタアームを使うときの注意点は? 4つのポイントまとめ

液晶モニタ

ロックテックLoctek フルモーションガス圧式モニターアーム USB3.0ポート付き 10-30インチ対応 D8

モニタアームは、液晶モニタの位置を自由に動かしたり、マルチモニタ環境を構築する際に役立つ商品です。

これをうまく活用すれば、普段の作業がより快適なものになります。

しかし、モニタアームを導入する際は、注意すべきポイントがあります。

モニタアームのメリットをしっかり引き出すためにも、その注意点をしっかり押さえておきましょう。

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互換性

モニタアームを液晶モニタと接続する際は、モニタの裏にあるネジ穴を使うことになります。

この穴を使ってアームを接続し、固定するわけです。

しかし、もしネジ穴とアームが合っていなければ、せっかく購入したモニタアームを接続できなくなってしまいます。

そのため、液晶モニタのネジ穴とモニタアームの互換性については、購入前に必ず確認しておかなければなりません。

といっても、ほとんどの液晶モニタは、しっかりとモニタアームに対応したネジ穴がついているものです。

液晶モニタのネジ穴のサイズや位置は、「VESA規格」という世界共通の規格で定められています。

そのため、よく確認せずに購入してしまったとしても、問題なくモニタアームを使用できる可能性が高いのです。

ただし、すべての商品に当てはまることではないため、まれに合わないものもあります。

その場合は、ネジ穴とかみ合わなくなり、アームを固定することができません。

これを避けるためには、商品の詳細やレビューなどをよく見ておくようにしましょう。

同じ液晶モニタで動作確認ができている商品であれば、安心して購入することができます。

マウントアダプタ

VESA規格に対応していない液晶モニタには、マウントアダプタを使いましょう。

このアダプタを取りつければ、VESA規格のモニタアームを接続することができるのです。

マウントアダプタを使用するには、別にアダプタキットを購入する方法と、あらかじめ付属した商品を購入する方法があります。

最初からアダプタが付属しているモニタを購入しておけば、「モニタアームが合わず設置できない」という事態は起こりません。

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耐荷重

モニタアームは、液晶モニタをしっかり支える強度がある商品ですが、すべての商品に対応しているわけではありません。

場合によっては、重さに耐えきれず、大きく傾いてしまうことがあるのです。

サイズの大きい液晶モニタを使っている人は、特に注意が必要になります。

27インチより大きいものだと、重量が10kgを越える商品も多く、最悪の場合は、突然落下してしまうこともあるのです。

そうした失敗を避けるためには、モニタアームの最大耐荷重を、必ず確認してから購入するようにしましょう。

モニタアームは、商品によって耐えられる重さが異なるので、それをしっかりチェックしておけば、失敗することはありません。

余裕をもって選ぼう

モニタアームは、最大耐荷重をよく見て選んだものなら、傾きや落下は起こりません。

しかし、あまりギリギリの商品だと、たとえ最大耐荷重を越えていなくても、うまく設置できないことがあります。

というのも、モニタアームが支えているのは、液晶モニタの重さだけではないからです。

モニタアームは、液晶モニタの他に、接続されたケーブルも支えなければなりません。

ケーブルといえば、それほど重いものではないイメージがありますが、太いものが何本もつながっていたりすると、意外に重くなってしまうものです。

そのため、最大耐荷重ギリギリだと、実際に設置したとき、重量オーバーになることがあります。

また、厚みのある液晶モニタの場合も注意が必要です。

液晶モニタとモニタアームを接続した場合、その重心はアームを取りつけた位置になるものですが、厚いモニタだと、重心が外側に偏ることがあります。

すると、実際の重さよりも大きな負荷がかかってしまうのです。

したがって、モニタアームの最大耐荷重を確認するときは、かなり余裕をもって選ぶようにしましょう。

そうしておけば、予想外の重量がかかった場合でも、しっかり支えることができます。

設置する場所の強度

モニタアームには、主に3つの設置方法があります。

そのうち、設置する場所に穴をあけてネジ止めする「ネジ固定式」と、同じく穴を開けてボトルを通す「グロメット式」は、少し難易度が高いものです。

どちらも穴をあけて固定する方法なので、固定力は高くなりますが、初心者向きではありません。

簡単に設置したいときは、固定具を使って挟み込むタイプの「クランプ式」がおすすめです。

この方法なら、設置場所に穴をあける作業は必要ないため、誰でも簡単に取りつけることができます。

クランプ式は、3つの中では最も一般的な方法であり、種類が多くあることもメリットです。

ただし、簡単な方法でも、注意点はあります。

モニタアームを使ってマルチモニタ環境を構築する場合、設置する場所の一点だけに、圧力が集中してしまうのです。

例えば、机に取りつける場合は、固定具で挟んだ部分に負荷がかかりすぎるため、だんだん歪んでくることがあります。

マルチモニタはとても便利ですが、そのためには、設置場所の強度が重要なポイントになるのです。

補強プレートがおすすめ

モニタアームの導入では、マルチモニタが目的の場合も多くあります。

そのためには、できるだけ強度の高い設置場所が必要になりますが、たとえ強度不足の机などがあっても、簡単には変更できないことが多いものです。

そんなときは、補強プレートを使いましょう。

これは、固定具に挟むことで、接地面積を大きくできる便利なアイテムです。

広い面積があれば、設置場所にかかる負担が軽減されるので、歪みなどの問題は解消できます。

マルチモニタで強度が心配なときは、ぜひ使ってみてください。

可動域

モニタアームを導入する際、必ずチェックしておかなければならないのが、「自由に動かすことができるか」という点です。

好きな場所に自由に移動できるものでなければ、不便に感じてしまうことがあります。

モニタアームのメリットといえば、モニタを浮かせて動かすことで、スペースを広く使ったり、より作業しやすい環境をつくることですが、そうした使い方をするには、スムーズに動くことが大切なのです。

そこで重要になるのが、モニタアームの軸の数になります。

モニタアームには、2軸、3軸、4軸といった軸の種類がありますが、広い可動域を確保するためには、4軸の商品がおすすめです。

軸の数が多ければ、動かすときの自由度が増します。

それならば、より細かい調整なども可能であり、自分に合わせた使い方ができるのです。

アームの種類にも注目

モニタアームの可動域は、アームの種類によっても左右されます。

自由に移動できることがメリットのモニタアームですが、アームの種類によっては、動かせない方向もあるのです。

例えば、垂直タイプのアームだと、上下の動きは問題ありませんが、左右への移動はできなくなります。

また、水平タイプのものは、左右には移動できても、上下に動かすことはできません。

このように、動きが限定されている商品もあるので、導入する際は、アームの種類を必ず確認するようにしてください。

すべての方向に動かしたい場合は、水平垂直タイプのアームが適しています。

自分の目的に合わせて、最も必要な性能を備えた商品を選びましょう。

まとめ

モニタアームは便利ですが、どんなものを使ってもメリットがあるわけではありません。

大きいモニタを取りつけるなら最大耐荷重を、広い範囲に動かしたいなら軸の数をチェックしておかなければ、せっかく購入しても、思うような使い方はできなくなります。

モニタアームの導入で最も大切なのは、自分の目的に合った商品を選ぶことなのです。

ここで紹介したポイントを参考にして、最適なモニタアームを見つけましょう。






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