全額返金があるプログラミングスクールはあり?やめた方が良い?
プログラミングスクールの中には、全額返金のシステムがあるところもあります。
全額返金と聞くと、すごくお得なようにも思えますが、何となくそれだけお得だとちょっと怖くなることもありますよね。
実際全額返金というシステムがあるプログラミングスクールに行くのはありなのでしょうか?
それとも避けた方が良いのでしょうか?
全額返金の仕組みとは
まずは、そもそもプログラミングスクールで全額返金があるその仕組みについてみていきたいと思います。
全額返金と一口に言っても、プログラミングスクールの全額返金にはいろいろな形があります。
転職出来ない場合全額返金というかたち
先ず一つは、転職が上手くいかないと場合に全額返金をするというタイプのプログラミングスクールになります。
転職がしたいからプログラミングスクールに行くという方も多いでしょう。
そこにある程度のお金をかけてプログラミングスクールに行っているわけですから、もし転職できない場合にお金が返ってくるならばうれしい限りですよね。
そのお金を使ってまた違うプログラミングスクールに行くこともできますし、あるいはしばらく転職活動に専念しながら、そのお金で食いつなぐということも出来るようになります。
だから、転職がうまくいかない時に全額返金をしてもらえるというところであれば、十分選ぶ価値はあります。
転職できた場合に全額返金というタイプ
もう一つ、その逆で、転職が成功したらその時に全額返金をするというタイプもあります。
こちらの場合は、人を転職させることによって、その転職先の企業から紹介料をもらうという形で現金を得ています。
だからそれを使って、転職者に対してキャッシュバックを行えるんです。
成果が出ない場合にキャッシュバッグ
さらに、転職できるできないは関係なく、そもそものレッスンの成果が出ない場合には全額返金をするというタイプのプログラミングスクールもあります。
成果が出ないということは、全くプログラミングスクールに行く意味がなかったということになりますから、これもまたメリットは大きいです。
ただ、基本的にはプログラミングスクールに行って真面目に取り組めば、なんの成果も出ないということはほとんどないでしょう。
少なくとも一人でだらだらと勉強するよりは、それがどんなプログラミングスクールであるにせよ、成果が出ることが多いです。
だから、このかたちで全額返金を受けるということはあまりないと思った方が良いです。
一番いいのは転職できない場合に返金されるところ
この中で一番いいのは、転職できなかった場合に返金されるというところでしょう。
ここであれば、ノーリスクでプログラミングスクールに通うことが出来ます。
他のところは、リスクもあるのです。
転職できた場合に返金されるというパターンの場合には、転職できない場合にはただただお金がかかっただけになってしまいます。
実際プログラミングスクール側としてみれば、転職させることによってお金がもらえても、受講者からお金がもらえても、どちらの場合でもあまり問題はありません。
もちろん人を転職させた方が利益は大きいでしょうが、それでも収入が0になるわけではないので、最悪転職させることが出来なくても企業としてのリスクは小さいのです。
成果が出ない場合に返金というところも、成果が出ないことはほとんどないわけですから、結果的には収入を得ています。
そしてそこには目的であることが多い転職の成功失敗は関係ないわけですから、実力はついたけどステータスは変わらないまま、お金だけ減ったという結果になることもあるんです。
それは、受講者からしてみればリスクです。
でも、転職できない場合全額返金というところでは、そうしたリスクがありません。
転職できない場合にはお金が返ってきますし、そして実力もついている。
転職出来たらそれはそれでOK。
全くリスクがないんです。
だから、もし全額返金があるプログラミングスクールに行くのであれば、転職できない場合には全額返金というところを利用することをおすすめします。
全額返金はあったほうが良いのか
では、全額返金があるところと全額返金がないところでは、どちらの方が良いでしょうか?
全額返金があるところの場合、たとえ転職できない場合に全額返金というところでも、就職先の企業が限られてくることがあります。
つまり就職させた場合に企業からお金をもらえるからこそ、たとえ就職できない人がいても、その人のことを保証できるというパターンです。
転職できた場合に全額返金があるというところと、大まかな仕組みとしては同じですね。
それに対して全く返金などはないところの場合、転職先の企業は自由に選ぶことが出来たりもします。
ただ、だからといって必ずしもそれがいいとは限りません。
なぜなら、いつまでも転職が決まらない可能性がでてくるから。
少なくとも提携先の企業であれば、全くそうではないところと比べると転職しやすいのは当然になります。
だから、より転職はしやすいのです。
どちらをとるかは人それぞれではありますが、たとえば未経験から転職の場合、基本的にハードルも高くなる分、スムーズに転職できるところを選ぶメリットは大きいです。
転職してから転職すればいい
ただそうして提携先と転職する場合、そこの条件があまりよくないということもあるものです。
その場合、悩んでしまうこともあるでしょう。
ただそれでも、そこに就職することをおすすめします。
特に未経験の場合には。
まずはそうしてあまりよくない条件で働いたとしても、今後そこから転職することは可能です。
実務経験がない状態で良い条件のところに入ろうとするとどうしても時間がかかることがありますが、実務経験を積んでからであれば意外とスムーズに良い条件のところに転職出来たりもするんです。
だから、とにかく後から転職するつもりで、まずはプログラミングの仕事に就職してみるというのはすごく効果的になります。
誰でも受講できるわけではないので注意
ただ、こうした全額返金があるプログラミングスクールは、誰でも受講できるわけではないこともあるので、その点には注意が必要です。
たとえば、30歳未満というように年齢制限があることがあるんです。
それは、最初から無料のプログラミングスクールであっても同じこと。
でも、なぜこうした年齢制限が生じてくるのでしょうか?
就職のしやすさに大きな影響があるから
それは簡単な話です。
年齢が高ければ高いほどに就職しづらくなるから。
プログラミング界隈でも、年齢が高いとやっぱり管理側にまわることが多いです。
それなのに未経験の30歳以上の人を雇うというのは、いささかリスクがあることなのです。
だから、就職したいと思ってもうまくいかないことも増えてくる。
そうなると、転職できない場合全額返金のところなどは、ただただお金が出ていくだけになります。
それはリスクが高いので、最初から30歳未満でないとだめだったりするんです。
そういうこともあるので、もし全額返金のあるプログラミングスクールに行こうと思ったら、なるべく早く動くことをおすすめします。
まとめ
全額返金があるプログラミングスクールは、基本的にはおすすめできます。
特に転職できない場合には全額返金というタイプのプログラミングスクールであればなおさら。
出来れば誰だってノーリスクでことを運んだ方が良いに決まっていますから、もしそこに通うことが出来る年齢なのであれば、是非そういう所を選んでみてください。