古い液晶テレビを買い替えるとどのくらい電気代の節約になるの?
液晶テレビをはじめとする家電は、古いものを使用していると逆に電気代で損をするといわれることがあります。
でも、実際のところ古い液晶テレビを使用していると、どのくらい損になるのでしょうか?
実際にはそこまで変わりはないのでしょうか?
ここではそんな、古い液晶テレビを買い替えるとどのくらい電気代の節約になるのかということを見ていきます。
古い液晶テレビは今の倍くらいの電気代がかかる
古い液晶テレビを買い替えるとどのくらいの電気代の節約になるのかということを見るためには、古い液晶テレビと今の液晶テレビでは、どのくらい消費電力に違いがあるのかを見ていかないとなりません。
今の液晶テレビは、大きさに反してすごく消費電力が少ないという省エネモデルの液晶テレビもすごくたくさんあります。
それに対してやはり古い液晶テレビの場合には、あまり消費電力が削られていません。
もちろんモデルにもよりますが、今の液晶テレビは、だいたい昔の液晶テレビの半分くらいの消費電力になっています。
ということはつまり、古い液晶テレビと今の液晶テレビでは、電気代に倍くらい違いがあることになります。
テレビでの電気代は半額になるということ
それは、もし古い液晶テレビを今の新しい液晶テレビに買い替えたら、それによって液晶テレビでかかる電気代が半分くらいになるということになります。
なので、買い替えるのがすごくお得になるように思えるものです。
ただ、液晶テレビによる電気代が半額になるからと言って、それが本当にお得になるのかというのは、ちょっと難しい話になります。
もちろん電気代という観点だけで見るのであれば、半額になり間違いなくお得です。
でも、その電気代を半額にするために、液晶テレビを買い替えるというコストがかかるのです。
それをペイできないのであれば、たとえ液晶テレビを買い替えて、液晶テレビでかかる電気代が半額になったとしても、全くお得ではなくなります。
実際液晶テレビを買い替えるのには、すごくコストがかかります。
もちろんテレビのサイズ感にもよりますが、だいたい4万円くらいから10万円くらいはかかってきてしまいうことが多いです。
そのくらいの金額は、果たしてペイできるのでしょうか?
液晶テレビの電気代は年間5000円から8000円くらい
液晶テレビを買い替えて電気代を節約するのがいいのか、それともこのまま古い液晶テレビを使い続けた方が得なのかというのは、年間で液晶テレビにかかる電気代を調べることで判断することができます。
現在では、液晶テレビにかかる年間の電気代は、だいたい5000円から8000円くらいであることが多いです。
もちろん、液晶テレビのサイズ感がすごく大きければ、その分だけ電気代は増していきますが、一般家庭にあるようなテレビのサイズであれば、だいたい5000円から8000円くらいであることが多いんです。
ということはつまり、古い液晶テレビを使用している場合には、年間で10000円から15000円程度は液晶テレビに電気代がかかっているということになります。
では、液晶テレビを買いかえてみたら、どのくらいでその元値をペイできるでしょうか?
かけたコストより得するには10年くらいはかかる
液晶テレビを買いかえたコストを、電気代のお得さでカバーするまでには、だいたい10年間くらいかかります。
10年間もまた同じ液晶テレビを使い続けるのは大変ではあります。
また今と同じように、すごく丁寧に扱っていかないとなりません。
でも、それくらいの時間を経れば、得できることは間違いないんです。
買い替えることで生じるお得は電気代以外にもある
こうして液晶テレビを最新のものに買い替えることでする得は、電気代以外にもあります。
まず、修理コストの削減になります。
古い液晶テレビは、いつ壊れてもおかしくありません。
液晶テレビは、意外と壊れやすいものになります。
だから、まだまだ使えると思っていても、突然壊れてしまうこともあります。
突然壊れたら、そこで液晶テレビを買い替えるか、あるいは、それを修理しないとなりません。
買い替えるのはすごくコストがかかるし、突然だとそんなに余裕がないこともあるかもしれません。
そうなったら、修理をするという選択をするしかなくなります。
でも、いずれ買い替えるのに修理をしていたら、そこにかけたコストは間違いなく無駄になります。
買い替えることができるようなタイミングでスパッと買い替えていれば、そうした無駄な修理コストなどがかかることはなくなります。
それもまた、買い替えることがお得につながる理由です。
保証も改めてつく
新しい液晶テレビに買い替えると、それによって保証が付くようになります。
保証がつけば、その新しい液晶テレビがすぐに壊れてしまったとしても、問題はなくなります。
その保証を利用して直してもらえばいいだけになりますから。
買い替えることによって、古いテレビの修理コストがなくなるだけではなく、新しいテレビが壊れてしまった時の対策もできるようになるのです。
それはたとえば、地震などでテレビが倒れて壊れた時に活きてきます。
古いテレビの場合はどうしようもないですが、新しいテレビの場合はそんなときでも直すことができるんです。
その差は、地味だけど大きいです。
これから先はあまり下がらない可能性もある
10数年前と比べるとかなり電気代が安くなってきている液晶テレビですが、実はここ数年はそこまで下がっていないんです。
当然ながら、いくら技術が進歩しているとはいっても、それには限界もあります。
昔は、すごく高かった液晶テレビの電気代ですが、今ではすごく安いです。
だから、ここから先はそこまで落ちないことが想像できるんです。
たとえばダイエットを想像してみてください。
すごく太っている時にはちょっとしたことでもすごく痩せていく体も、ある程度痩せてくるとそこから先になかなか進めません。
電気代もそれと同じなのです。
今電気代は、すごく痩せているといえる状態になっています。
だからここから先もっと電気代が安くなるとしたら、それはもはや液晶テレビではなくなっている可能性が高いです。
全く違う形のテレビにして、それで電気代を大幅にカットするんです。
いうなればそれは、整形のようなものですね。
整形して形を完全に変えてしまえば、体重だって軽くなります。
いまこそが買い時
なので、古い液晶テレビを使っている人は、今こそ買い替えることをおすすめします。
確かにもう少し待てば液晶テレビ本体の価格が下がってくることはあります。
でも、液晶テレビ本体でいえば、今だっていくらでも安く買う方法はあります。
たとえばアウトレットでちょっと前のモデルを買ったり、あるいは中古で買ったり。
なので、これ以上古い液晶テレビの電気代で損をする前に、そして少しでも余裕があって、液晶テレビの買い替えを考えられるうちに、液晶テレビは新しいものと買い替えていくのがおすすめです。
そうしていろいろな意味で得していってください。
まとめ
古い液晶テレビには、愛着がある方もいるかもしれません。
でも、それは電気代を大きく食ってしまうものなのです。
次の液晶テレビの本体代をペイするには長く使い続けないといけませんし、そこでまた愛着が可能性も高いです。
だから、もし古い液晶テレビを使用しているのであれば、この機会に新しい液晶テレビに買い替えてみると良いでしょう。