地方にある声優になることができる専門学校についてまとめてみた

声優専門学校

声優になるための専門学校は、どうしても東京都に多くなってしまいます。
これは、多くの声優事務所が東京都内にあるためでもあります。
ですが、専門学校に通うためには必ず東京に行かなければいけないというわけではありません。
各地方にも専門学校があり、それぞれ東京にある専門学校に劣らない教育を行っています。
そこで、東京以外の各地方にある声優の専門学校について紹介していきます。
なお、ここで紹介する専門学校は文部科学省による認可を受けていて、卒業時に専門士の称号が得られる学校になっています。

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北海道にある声優の専門学校

北海道内には、声優を目指すことができる専門学校は1校しかありません。
まずはこの専門学校について紹介していきます。

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校とは

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校は、北海道札幌市にある専門学校です。
2019年4月に名称が変更されて、それ以前は札幌マンガ・アニメ学院という名前でした。
漫画・アニメーション・声優分野で活躍するスペシャリストを育成することを目的としています。

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校の学科

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校には、マンガデザイン学科、アニメーションデザイン学科、声優学科の3つの学科があります。
声優学科はさらに声優専攻、アニソン専攻、スタッフ専攻に分かれています。
どの専攻を選んでも声優を目指すことが可能となっています。
ですがそれぞれの専攻で特色が違います。
声優専攻では、声優の基礎は役者であるという考えの元、声優に必要な基礎的な知識・技術はもちろん、心理描写や行間などの表現テクニックも深く掘り下げて学んでいきます。
アニソン専攻では、声優として必要なアフレコなどの技術に加え、声を自在に操れるように歌唱力を高め、アニソン歌手としても活動することができるようにしています。
スタッフ専攻は、2020年4月に設置される新専攻です。
声優としての技術に加え、その声優を縁の下で支える業界スタッフとしての技術を磨きます。
その技術はマネージャーからスタッフ、ディレクターまで多岐に渡り、声優・芸能業界を支えるプロフェッショナルの育成を目指しています。

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校の特徴

札幌マンガ・アニメ&声優専門学校の一番の特徴は、学校主催の新人発掘イベントである「BIG EGGS」です。
声優学科ではこの一環として「北海道声優・タレントオーディション」を開催しています。
東京から大手声優・芸能プロダクションから10社の新人発掘担当者が訪れます。
2018年には実際に15人のデビューが決定しました。
2つ目は、「AIR-G’FM北海道」とのコラボレーションです。
同局で人気のラジオ番組である「IMAREAL」という番組とのコラボレーション企画として、「札幌マンガ・アニメ&声優専門学校@AIR-G’サテライト校」を放送しています。
この番組の中では実際にプロ声優をゲスト講師として招き、ラジオ収録を行っています。
企画・制作・演出は全て学生が担当していて、完全に学生による番組となっています。
プロの声優の方と仕事ができるだけでなく、すべてを自分たちで作り上げていくため、現場の様子や流れを知ることもできます。
3つ目は、最新のアフレコ機材です。
札幌マンガ・アニメ&声優専門学校では、幅広いことに対応できるグラフィックボードや音響・映像ソフトウェアを取り入れたパソコンを用意しています。
それらにより、実際の現場で使われているようなものに近いものを使って実践をしていくことができます。
4つ目は、スタッフ専攻についてです。
声優学科は声優を育成したり、歌を学んだりすることができることは多いです。
ですが、スタッフ側の仕事に関しては声優のコースとは別に用意されていることが多く、その場合には同時に学ぶことができません。
ですが札幌マンガ・アニメ&声優専門学校のスタッフ専攻では、声優としての技術を学びながらスタッフ側の仕事を身に着けることができます。
声優としてだけでなく声優に携わる仕事を目指すこともできますし、そのまま声優になるとしても、スタッフ目線でのこともわかるようになります。
声優としてだけでなく、それに携わる仕事にも興味があるという方にはおすすめです。

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東北地方にある声優の専門学校

東北地方には、宮城県にのみ声優を目指すことができる専門学校があります。
続いてはこの宮城県にある学校について紹介していきます。

デジタルアーツ仙台とは

デジタルアーツ仙台は宮城県仙台市にある専門学校です。
ITや音楽、声優、漫画、アニメ、ゲーム、デザインなど多岐に渡る分野でデビューし、活躍することができる人材を育成することを目標としています。

デジタルアーツ仙台の学科

デジタルアーツ仙台には、ITソリューション科、情報システム科、ゲームクリエイター科、CGクリエイター科、イラスト・マンガアニメ科、デザイン科、ミュージックスタッフ科、声優科の8つの学科があります。
声優科は2020年の4月から声優アーティスト科に名称が変わる予定です。
声優を目指す場合位は声優アーティスト科に進む必要があります。
この科にある声優タレントコースでは、声優としてだけではなく、タレントとしてでも活躍できるように個性をセールスポイントにし、テレビやラジオ、映画、舞台など幅広く活躍できる人材の育成を行っています。

デジタルアーツ仙台の特徴

デジタルアーツ仙台の一番の特徴は、インターンシップや実習が充実していることです。
実際に起業や施設・団体と連動することで、「現場の今」を感じ取るための現場参加型の実践的なカリキュラムを導入しています。
実際に仙台市内で行われる各種イベントへMCやスタッフとして参加することができます。
この活動により、在学中にさまざまな現場を体験することができ、現場のまさに今の状態を知ることで、学校で何を学んでいけばよいのかを判断することもできます。
2つ目は、設備に関してです。
声優アーティスト科では、プロ仕様のアテレコスタジオがあり、それらを使って実践することができます。
また授業外や空き時間、放課後などにはこれらが解放されるので、授業以外でも自主的に実践することも可能です。

甲信越地方にある声優の専門学校

甲信越地方には、新潟県にのみ声優を目指すことができる専門学校があります。
続いてはこの学校について紹介していきます。

国際映像メディア専門学校とは

国際映像メディア専門学校は、新潟県新潟市にある専門学校です。
声優・俳優・舞台・テレビ・映画などメディア関連で活躍できる人材を育成しています。

国際映像メディア専門学校の学科

国際映像メディア専門学校には、声優アクターズ科、テレビ制作科、映画プロデュース科の3つの学科があります。
2019年現在では声優アクターズ科には声優コース、声優アーティストコース、俳優・タレントコースの3つのコースがあります。
2020年4月からは、Vチューバー声優コースも増設されます。
声優コースでは、アニメやCMナレーション、イベント司会、ラジオパーソナリティ、外国映画吹き替え、ゲームなど多様なジャンルの仕事ができるような業界が求める声優を育成しています。
声優アーティストコースでは、声優としてだけではなく、歌やダンスも学び、アーティストとしても育成していきます。

国際映像メディア専門学校の特徴

国際映像メディア専門学校の一番の特徴は、充実のインターンシップです。
CMやTVナレーション、ゲームのナレーション、イベント司会、ラジオパーソナリティ、映画出演、CM出演、PV出演など多種多様な現場実習を行っています。
これらに参加することで、プロと一緒に働くことができ、現場での動きや必要なことを学ぶことができます。
また実際に現場を体験することで、仕事への意欲を高めることができ、声優になりたいという気持ちを強くすることもできます。
2つ目はコミュニケーションを高める教育です。
声優の仕事はスタッフや同業者など多くの人と関わっていくことになります。
また、関係者と演じる役柄について意見を交換したりすることも多いです。
そのため、声優として仕事をしていくためには、人と関わることが大切になり、コミュニケーション能力もしっかりと見に着けておく必要があります。
国際映像メディア専門学校では、現場でのインターンシップやプレゼンテーションの機会を増やすことで、自分の考えや思いを相手に伝えるということを重視しています。

中国・四国地方にある声優の専門学校

残念ながら中国地方に声優になるための専門学校はありません。
四国地方には愛媛県にのみ専門学校があります。
最後に、この愛媛県の専門学校を紹介していきます。

河原パティシエ・医療・観光専門学校

河原パティシエ・医療・観光専門学校は、愛媛県松山市にある専門学校です。
元々は製菓・製パン分野やブライダル・ホテル・航空・観光系の分野、医療事務・医療秘書などの医療分野の育成をしていた専門学校でした。
2017年4月からは声優や語学分野も加わり、20もの育成職種数を誇る学校でもあります。

河原パティシエ・医療・観光専門学校の学科

河原パティシエ・医療・観光専門学校には、パティシエ・ブランジェ科、ブライダル・ホテル科、エアライン・観光科、医療秘書・医療事務科、声優タレント科、グローバルビジネス科の6つの学科があります。
当然声優を目指す場合には、声優タレント科に進むことになります。

河原パティシエ・医療・観光専門学校の特徴

河原パティシエ・医療・観光専門学校の一番の特徴は、在学中のデビューなどの仕事です。
実際に在学中に声優としてデビューした学生もいます。
また、愛媛県唯一の声優学校であるため、実際に愛媛県内の企業などのCMに声優として採用される場合もあります。
そのため、声優としての仕事を学校で学びながら、実際に仕事をしてテレビなどで声優として働いたことが放映されることになります。
2つ目は、ビジネス・教養関係の科目の充実です。
河原パティシエ・医療・観光専門学校では声優としての専門の授業だけでなく、ビジネス・教養関係の授業が多く取り入れられています。
ビジネス実務やビジネスマナー、パソコン実習、実用英会話といった声優としてではなくそれ以外にも役立つようなことも学ぶことができます。

まとめ

日本には全部で36の専門学校があり、その半分近くは東京にあります。
ですが、東京の専門学校以外でも声優になるための教育はしっかりと受けることができます。
重要なのは、現場で「今」必要とされていることを在学中に身に着けることができるかどうかです。
そして各学校で東京にいないからといって機会が少なくなることが無いようにオーディションなども開催されています。
ぜひ各地の専門学校も進学先の候補として考えてみてください。

参考URL・参考文献・根拠など

https://www.smg.ac.jp/td/
https://www.sugawara.ac.jp/digital/
https://www.i-media.CC/
https://hospitality.kawahara.ac.jp/?doing_wp_cron=1557639186.5484220981597900390625






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