声優になりたい!でも専門学校に行くだけで本当に声優になれるの?専門学校入学前に確認しておきたい4つのこと

声優の専門学校

最近アニメブームということもあり「声優になりたい!」という方が増えてきています。

しかし「どうしたら声優になれるんだろう?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

声優になろうと思ったとき、まず頭に浮かぶのが「声優の専門学校に通うこと」ですよね。

でも声優の専門学校の多くは学費が高いもの。

高い学費を払ってまで行くのですから、確実に声優に慣れるという保証が欲しいですよね。

そこで今回は、声優の専門学校入学を決める前にチェックしておいてほしいことをご紹介します。

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専門学校、養成所、スクールの違いとは?

声優になるための学校には、「専門学校」と「養成所」、「スクール」の主に3種類があります。

まずはこれらの違いについてご説明しておきましょう。

専門学校は国に認定された機関

専門学校は、国の認定基準を満たした機関です。

そのため学校と同様と考えていいでしょう。

「さまざまなことを幅広く学びたい」という方におすすめです。

基本的に働きながら通うことは想定されておらず、カリキュラムがびっしり詰まっており、その分多くのことを学ぶことができます。

学位が授与されるので、学歴としてカウントすることもできます。

声優に限らず多くのことを学べるので、若い方や声優のことを何も知らない初心者の方に特におすすめです。

ただし自由度が高くなく、人によっては「時間の無駄だった」と感じることもあるそう。

また一応学位はもらえますが、声優にならなかった場合就職先を探すのには苦労するかもしれません。

スクールはピンからキリまでさまざま

スクールは国などの認定を受けていないため、その質はピンからキリまでさまざま。

もし入学を希望する場合は良く内容を確認してからにしたほうがよさそうです。

ただ専門学校と違い自由度が高く、夜間コースがあったりカリキュラムの選択の自由度が高かったりと、メリットもあります。

習い事の教室や予備校などと近いシステムかもしれません。

入る前に実績や講師を確認し、できるなら実際に通う方の評判も聞いておくと安心です。

働きながら通いたい方など、時間にあまり余裕のない方や「これを教えてほしい」というものが明確にある方は、スクールがいいかもしれませんね。

養成所は事務所に直結しているところが多い

養成所は、「タレント養成所」などと同じような機関です。

事務所に直結していることが多く、実力があればすぐにデビューできることも。

ただしスクールや専門学校で実力をつけてきている方も多く、その中で初心者が一から這い上がっていくのは並大抵ではないでしょう。

ただ、養成所の中でスキルを磨くことは可能ですし、スター性があればスキルがそれほどなくても一気にスターダムにのぼることもできます。

「とにかく早く声優としてデビューしたい!」という方や、「学校に通う時間がない!」という方は養成所がおすすめです。

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声優の専門学校の選び方は?

専門学校やスクールを選ぶ際、大事なのは「どんな声優になりたいのか」ということです。

ひと口に声優といってもアニメの声優やゲームの声優以外にもさまざまな仕事があります。

例えばナレーターやイベントのMCなども声優の仕事に含まれます。

自分が将来どう言った仕事をしたいのか、よく考えてから専門学校などを選ぶことが大切です。

ホームページなどで卒業生の進路をチェック

専門学校などを選ぶ際まずチェックして欲しいのが卒業生の進路。

ここを見れば自分の将来やりたいことと合致しているのかがだいたいわかります。

ただ書いてあるのはたいていいいことばかりなので、もし知り合いにその学校の卒業生や在校生がいるなら、直接確認できると安心です。

卒業オーディションの事務所をチェック

声優の専門学校の多くは卒業オーディションを行っています。

このときいくつかの声優事務所が来ており、声優事務所に入るきっかけになるかもしれません。

もしももう入りたい事務所が決まっている場合は、卒業オーディションに希望の事務所が来るかどうかチェックをしておいたほうがいいでしょう。

講師をチェック

どんな講師がいるかは、大変重要なポイントです。

例えばひと口に声優といっても、舞台出身の声優さんもいれば、声優の活動しかしていない声優さんもいます。

将来のことを考えると、どちらからも学んでおくと演技の幅が広がり仕事の幅も広がると考えられます。

幅広い講師陣をそろえている専門学校がいいでしょう。

体験入学に行ってみる

専門学校を決める際、体験入学には必ず行くようにしましょう。

話を聞くのと実際に見てみるのでは全く印象が異なることがあるためです。

いくらいいことが書いてあっても、体験入学で違和感を覚えた場合、やめておいた方がいいかもしれません。

体験入学の際は、在校生に学校について聞いてみましょう。

とくにネガティブなポイントを聞いておくことが大切です。

いいことはだいたいパンフレットなどに書かれていますが、悪いことは実際に通っている人から聞かなければ知ることはできないからです。

卒業生との関係性も大切です。

卒業生とのつながりが深い学校なら、在学中に卒業生からさまざまな有益な情報を得ることができます。

卒業後の進路を決めるうえで、これはかなり心強いです。

声優の専門学校に行けば声優になれるの?

声優の専門学校に行ったら誰でも声優になれるのかといえば、答えはNOです。

当たり前のことかもしれませんが、実力がなければなれませんし、実力だけではなく運も必要となります。

あるテレビ番組の中で話していた内容によると、現在全国に声優は1万人以上おり、その中で声優で食べていけてるのは300人程度だそうです。

これはかなり厳しい世界ですよね。

なお目指している人は30万人以上いるそう。

そのため専門学校に入学したのち死ぬ気で努力する必要がありますし、自分の才能を客観的に判断することも必要となります。

いくら努力をしても才能が伴わなければ声優になることは厳しいかもしれません。

「声優になれないかもしれない」ということは頭の隅に入れておいてくださいね。

声優になれなかったらどうなるの?

声優に慣れなかった場合、早めに見切りをつけることができればその後何らかの会社に就職したりなど違う道を模索することは可能です。

しかしいつまでも見切りをつけることができずずるずると夢を追いかけ続けたら悲惨な結果が待っているかもしれません。

以前テレビ番組の中で、40歳で声優志望の男性が出てきました。

何度もオーディションにチャレンジするもなかなか役がもらえず、お金もなく生活苦に陥っていると語っていました。

40歳となると、新たに就職先を探すのは困難かもしれませんね。

声優の専門学校に入学しようと考えている方は、こういった現実もよく見たうえで慎重に考えてみてくださいね。

なお、声優になれなかった時のことを考えると、大学などに通いながら声優の勉強をするのが一番良いとされています。

声優の専門学校に行って一般企業に就職することは難しいためです。

社会人として働きながら養成所に入っている方もいるそう。

専門学校に入学することを考えている方は、先のことを考えて慎重に決めることが大切です。

まとめ

声優は専門学校に行ったからといってなれるような甘いものではありません。

そのためなんとなく行くのではなく、「絶対に声優になってやる」という強い覚悟が必要です。

また声優になれなかった時のことも考えておく必要があります。

先を見通してしっかりと考え、専門学校に入学するかどうかを決めてくださいね。

なお専門学校だけではなく養成所やスクールに通うといった選択肢もあります。

自分に一番合う方法を選択しましょう。






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