声優になれる秘訣は専門学校選びにあった。自分に合った専門学校の選び方のポイント
声優になりたいと思って専門学校へ通っても、実際に声優として仕事ができる人はほんの一握りですよね。
専門学校で同じ時間学んでも、声優になれる人となれない人がいるのはなぜでしょうか。
どんな風に学んで、どんな声優になりたいか。
そのビジョンを明確に持つことが大切です。
たくさんある声優の専門学校の中から、自分に合った学校を選びましょう。
目次
声優になるための専門学校、そこでどのように学ぶべきかをまず考えてみましょう
声優の専門学校は大体の場合二年生です。
そして、大きく分けて二種類の通い方が存在します。
自分はどちらの方法で学校に通うべきか、まずは考えてみましょう。
学生としてみっちり学ぶか、働きながら夢のための勉強をするか
一つは昼間に学ぶ方法です。
普通の学生として、二年間、朝から夕方ごろまで、ほぼ毎日授業があります。
中学や高校に通うのと同じように、朝に登校し、教室で授業を受けます。
多くの専門学校で、多くの声優になりたい人たちが、この形式で学校に通い勉強をしています。
学校のことだけを考えていられるので、授業にも集中しやすいでしょう。
絶対に声優になると決めている人は、この方法で二年間全力で声優になるための勉強に励むことをおすすめします。
もう一つは夜間・休日に学ぶ方法です。
働きながら声優を目指す人はこちらの方法で学校に通うことになります。
朝からは社会人として普通に会社に勤めたり、またはアルバイトをしたりして働きながら、仕事が終わった後に学校へ行き授業を受けます。
二部や夜間コースなどという名称で存在している学校が多いです。
昼間に学ぶ生徒とほとんど同じような内容の授業を受けられますが、こちらの方法だとどうしても学べる時間には限りがあります。
また、昼間は普通に働いているため、体力勝負にもなります。
普通の人は昼間働き、夜は帰宅して自分の好きなことに時間を使えますが、夜間に専門学校に通う人たちはまだこれから授業が待っているのです。
それに耐えきる体力・精神力に自信がある場合は、自分で学費や生活費を稼ぎながら学校に通えるので、こちらの方法をおすすめします。
もしも声優になれなかった場合でも、仕事があるというのは精神的な支えになるかもしれません。
学校を選ぶには、どのような声優になりたいかを決めなければなりません
声優と一言に言ってもその仕事は多岐に渡ります。
自らの目指す声優の方向性によって、学ぶべき内容は大きく変わってきます。
どんな声優になりたいのか、そのビジョンを明確に持つことが大切です。
アニメに出演したいのか、吹き替えや舞台など幅広く活動したいのか
アニメ作品のキャラクターに声をあてる声優が多いですが、こちらは声優を目指す人がイメージする多くの場合に当てはまる声優の姿ではないでしょうか。
レコーディングスタジオで、製作中のアニメの映像に台本のセリフをあてていく姿をテレビなどで見たことがある人も多いでしょう。
近年はアニメ作品の数も増えており、これらの作品に出演する声優の需要も高まっています。
レコーディングスタジオで声を収録するのはアニメだけではありません。
例えば外国映画の吹き替えや、海外ドラマの吹き替えの仕事も多く存在します。
アニメ作品は声優の声がテレビなどで放送されますが、吹き替え声優の声は映画館でも流れます。
自分の声が劇場で大音量で流れるなんて、憧れますよね。
日本で放送される海外ドラマも、近年は配信という形でも増加しているため、こちらも吹き替えのできる声優の需要が高まっています。
または歌手や舞台に立つ声優もいます。
キャラクターソングを歌う声優も多いですが、歌手デビューする声優も最近は多いです。
ヒーローショーなどではスーツアクターの演技に合わせて、収録した声優の声が流れます。
このように舞台やステージで活躍する声優になるという道も存在します。
学校によって受けられる授業は大きく異なります
声優になるための勉強ができる専門学校はたくさんありますが、どの学校でも同じ内容の勉強ができるとは限りません。
それぞれの学校には特色があり、得意とする方向性が存在します。
自分がなりたい声優はどのようなものなのか、どんな声優になりたいのかによって、学校選びで見るべき点が変わってきます。
訓練を積むタイプの学校・実践を大切にする学校など特色を見ましょう
声優の専門学校では、役者としての演技や、発声などの方法を学びます。
そして学んだ技術を、実践してみます。
その繰り返しで、声優になるためのスキルを身につけていきます。
学校によっては、ひたすら訓練に重きを置くタイプの学校も存在します。
座学で学び、役者としての体力作りから徹底的に訓練を重ねます。
声優は身体が資本ですから、丈夫な身体は何よりの武器にもなり得るでしょう。
風邪をひいては仕事になりません。
基礎だからこそ、大切にしたい部分だと考える学校も多いです。
学んだことはどんどん実践していくべきと考える学校もあります。
授業で必要なことを教えたら、あとは現場で学んでみるべきという考え方の学校の場合、授業は座学やトレーニングよりもレコーディングスタジオに入ることが多くなるでしょう。
ただ座って授業を受けているだけでは声優になれません。
実践を重ねて、声優になるための準備をします。
卒業後プロとして活動する際に即戦力となるような授業が組まれている学校が該当します。
声優になりたいと考えている方は、基礎から徹底的に作っていくか、どんどん実践したいかによって選ぶべき学校が異なります。
在学中に出演できる専門学校はデビューにも直結するチャンスがある
専門学校に通う何よりのメリットは、業界との大きなコネクションです。
アニメの制作会社などとのコネクションで、専門学校の在学生は在学中にアニメなどに出演できるチャンスがあります。
もちろんその権利を勝ち取るには校内オーディションや選考を勝ち上がらなくてはなりませんが、デビューに繋がる大きなチャンスになるでしょう。
大きな学校がそのまま声優になれる確率が高いとは限りません。規模は小さくとも、どんなチャンスがあるかを重視してください
よくテレビCMなどで見かける専門学校もあります。
反対にほとんど広告などは見かけない専門学校もあります。
有名で大きな学校で、たくさんの生徒が通っている学校だから良さそう。
という選び方は、少し安易かもしれません。
多くの生徒を集めている学校はそれだけ人気があるということですが、生徒数が多いということはそれだけライバルも多いということです。
小さな、広告をあまり打っていない学校にも、以外と大きなチャンスがあります。
大手のアニメ制作会社とのコネクションは無くとも、声優の養成所や事務所との繋がりがある学校であれば、チャンスは大手の専門学校と同じくらいあります。
こちらの場合、生徒数は大手よりも少ないでしょうから、それだけチャンスを得られる可能性も高いのです。
どんな作品に生徒が出演しているか、どんなオーディションがあるのかが、重視すべきポイントです。
まとめ
声優の専門学校はたくさんあり、学校の数だけ、声優になるためのルートが異なります。
大手の学校から大手の事務所に所属する道もあれば、小さな学校でオーディションを勝ち抜いていきなりデビューという道もあります。
大事なことはその専門学校ではどんな授業が受けられて、どのような道が用意されているかです。
まずは自分がどんな道を辿ってどんな声優になりたいのかをしっかり考えることで、自分が通うべき学校が見えてくるはずです。