声優の専門学校で行う発生トレーニングは自主練でもできる!
声優の専門学校で絶対に学ぶこと、それは発声練習です。
発声練習は声優の専門学校の授業内だけでやるのは不十分です。
入学前から、そして入学してからも発声練習は自分で行わなければなりません。
発声練習をやる意味、やり方、やる場所などを紹介します。
自分の弱点を知り、弱点を克服し、長所を知り、長所を伸ばす方法を知りましょう。
目次
声優の専門学校で発声練習は欠かせない
声優の専門学校に通うことになると必ず学ぶことになるのが発声練習です。
声優の専門学校は発声練習に始まり発声練習に終わるといっても過言ではありません。
発声練習はボイストレーニング、ボイトレなどと呼ばれることもあります。
授業だけでは不十分
声優の専門学校に通えば発声練習の授業は必ずありますが、授業でやるだけでは不十分です。
声優の専門学校に通いたいと思っているのならば入学前から準備をしておくのがおすすめです。
声優の専門学校に通い始めて初めて発声練習に触れるのでは遅すぎます。
声優になりたい、声優の専門学校に行きたいと思った瞬間から始めましょう。
また、声優の専門学校に通い始めた後も自主練を欠かしてはいけません。
授業以外で一切発声練習をしていないのだとしたらあっという間にライバルたちに置いて行かれてしまうでしょう。
発声練習をする前に
発声練習で使うのは自分の体1つです。
特別な器具や服などは必要ありません。
しかし、何事にも準備というものがあります。
動きやすい服装をする
声優の発生とは喉だけで行うものではありません。
お腹や胸も使います。
お腹や胸など体を締め付けるような服は発声練習に相応しくありません。
運動をするときのような服、ウェットやジャージ、ティーシャツなどが好ましいです。
汗もかくのであまり厚着はしないほうがいいでしょう。
リラックスして良い姿勢を
発声練習をするときには心身ともにリラックスしていることが必要です。
体がこわばっていると喉まで固くなります。
硬くなった喉からは声優として必要な声など出せません。
体がこわばっている、冷えていると感じるのならば少しランニングをしたりストレッチをしたりして体をほぐすようにしましょう。
集中力も高まります。
また、猫背になっていないかも注意します。
壁を使うとまっすぐと立つことが出来ます。
真っすぐに立つことができたら軽く顎を引きましょう。
腹式呼吸をする
声優の発声練習をする場合、必ず複式呼吸で行わなければなりません。
腹式呼吸はただお腹を膨らませて呼吸をすればいいというものではありません。
イメージは体全体で呼吸する感じです。
最初は慣れないかもしれませんが、ッ毎日やることによってしだいに馴染んで来るでしょう。
リップロール
発声練習でまず行うのはリップロールです。
リップロールとは唇を振動させる動きです。
やり方はまず唇を閉じます。
そして体全部の力を抜きます。
肩や喉、唇はとくに力が入りやすい場所なので意識して脱力させるようにしましょう。
目を閉じた方が集中力は高まりやすいです。
力を抜いて集中力が高まったのならば口から行きを噴き出して民商。
唇がブルブルブルと振動をします。
この動きがリップロールです。
練習を重ねることによって長時間リップロールを行い続けることが出来ます。
リップロールでいろいろな声を出してみる
リップロールが続くようになってきたらリップロールをしながら声を出してみましょう。
声は一定ではなく、いろいろなバリエーションをつけると良いです。
高い音がから低い音まで出せることを目指しましょう。
リップロールをしながら歌を歌うのがおすすめの練習方法です。
リップロールをしながら顎を下げていく
初心者はリップロールをするとき、歯は閉じて顎を上げた状態になっています。
リップロールに慣れて来たら少しずつ顎を下げていきます。
顎を下げた状態でリップロールをしながら「オー」と発音できるようになるのが目標です。
ハミングをする
ハミングを行う時も全身の力を抜くのがコツです。
口を閉じてハミングをするようにしましょう。
高い音や低い音、さまざまな音を出せるようにします。
ハミングで高い音を出すときには喉が締まってしまいがちです。
そのようなときは意識して顎を上げて口を軽く上げるとうまくいきやすいです。
朗読をする
喉の調子がととのってきたらいよいよ朗読です。
小説、台本、新聞などなんでもよいです。
ただし、これは発声練習です。
演技の練習ではありません。
演技のほうに力を入れ過ぎないようにしましょう。
朗読をするときにはいつもよりもすこしゆっくりとしたスピードを意識しましょう。
1音1音を大切にしつつ1フレーズごとにしっかりとした発声をこころがけます。
早口言葉
朗読のつぎは早口言葉の練習をします。
早口言葉は活舌をよくすることを目的としています。
早口言葉はただ早く言えばいいというものではありません。
1音1音を大切にしながら発声し、聞く人が何と言っているのかを聞き取れるようにしましょう。
早く喋るよりも正確に喋るように意識しましょう。
腹式呼吸を忘れてはいけません。
声優の専門学校の発声練習で早口言葉としてよく使われている定番は「青は藍より出でて藍より青し」や「隣の客はよく柿食う客だ」、「お綾や親にお謝りお綾やお湯屋に行くと八百屋にお言い」、「客が柿食や飛脚が柿食う飛脚が柿食や客も柿食う客も飛脚もよく柿食う客飛脚」、「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた」などです。
発声練習をする場所にも注意
発声練習は特別な器具は必要ありませんが、大きな音が出ます。
壁の薄いアパートで夜に行うと顰蹙を買うでしょう。
とはいえ、発声練習をする場所がないことを、発声練習をしない言い訳につかっているようでは声優になどなれません。
自宅で行う場合
一軒家に1人暮らしをしたいたり、家族の理解がある場合は自宅で発声練習を行うことが出来ます。
自宅で発声練習を行う場合は姿見の前で行うのがおすすめです。
正しい姿勢で発声をしているのか、口はしっかりと開いているのかなどをチェックすることが出来ます。
自分が発生している姿を録画してチェックをするのもおすすめです。
田舎の一軒家でない限り、窓は必ず締めましょう。
カラオケボックス
カラオケボックスならば時間や場所、周囲の目などを気にせずに練習をすることができるのでおすすめです。
ただし、若干お金がかかります。
大きな公園や土手
自宅での発声練習が厳しい場合は野外で行うことになります。
大きな公園や土手などならばある程度大きな音を出してもそれほど問題にはなりません。
ただし、夜は治安が悪いこともあります。
また、暑かったり寒かったりするときもあるので体調管理にも気を付けましょう。
暑い日に発声練習をするときには水分をしっかりと摂らなければなりません。
寒い日は軽い運動をして十分に体を温めてから発声練習を行うようにしましょう。
多少人目がありますが、度胸も養えると思いましょう。
恥ずかしがっていては声優など務まりません。
まとめ
声優の専門学校ではならず学ぶことになる発声練習ですが、自主練でも行うことが出来ます。
コツはとにかく正しい姿勢、そして力を抜くことです。
発声練習は力んではいけません。
腹式呼吸を意識しましょう。
リップロールは慣れるにしたがって段々と自在に操れるようになります。
早口言葉や朗読は早く大きな声で言えばいいというものではありません。
自分に合った場所で練習をしてください。