声優の専門学校と養成所、どっちがおすすめどっちが早くデビューできる?
今や声優は人気の仕事です。
昔のように陰の仕事ではなく、今では表に出ることも出来る職種として、しっかりと確立しています。
ゲームやアニメを見て育った世代としては、自分もやってみたいと声優目指す人も少なくないはずです。
しかし声優ってどうやったらなれるの、という疑問も当然湧いてきますね。
実際手段としていまおすすめできるのは、専門学校に入るか養成所に入るかの二択ですね。
声優今は昔の物語を少しばかり
今ではメジャーな仕事になった声優ですが、しばらく前までは陰の仕事でした。
顔を見せることもほとんど無く、声だけの仕事として認知されていました。
表立って活躍する俳優と、一線画されていた仕事だったのです。
なので専門学校も養成所もなく、普通の俳優さんが声優もやっていたというのが当時の状況でした。
舞台やテレビに出るのが本業で、声優はちょっとしたバイト気分だった人もいたようです。
一つの仕事として、確立できていなかったのですね。
加えてアテレコやアフレコの仕事は、今のようにゲームやアニメの仕事は多くなく、輸入ドラマや映画がメインでしたから、仕事数自体が少なかったのです。
1つのジャンルとして、確立できない状況ではあったのですね。
今では声優という職業はメジャーになったので
今声優といえば、単に声を当てるだけでなく、イベントなどにも出演することが多く、表舞台に立てる職業になりました。
非常に華やかな世界になってきたのです。
憧れる人が多くなって、当然のことですね。
しかも需要も、一昔前と違って大変に多くなりましたから、業界でも新人声優を多く求めるようになってきました。
結果、声優を育てる専門学校や養成所も必要になってきたわけです。
こう言っては身も蓋もありませんが、専門学校などはやはり事業でもあるわけですから、儲けがなくてはやっていけません。
声優というのが一つの仕事として確立し、需要が増えて、これを職業にしたい人も多くなって初めて、専門学校や養成所も多く見られるようになったというわけです。
結果、声優になりたいと思ったら、そういった学校に入れば第一歩を踏み出せるというシステムも、出来上がったことになります。
声優で専門学校と養成所があるのだけど
さてその専門学校、声優としての技術など学ぶ場ですが、大きく分けると2つの方法があります。
1つは声優の専門学校で、もう1つは養成所です。
どちらも技術をしっかりと身につけられるという点では同等ですが、実は大きな違いもあるので選ぶ際にはちょっと注意が必要です。
簡単に言うと、読んで字のごとく学校形式を取り、学校法人としての経営なら学生として登録ができて、学生証も取れて学割も使えるのが専門学校です。
一方養成所の場合、声優の所属事務所の経営の場合が多いので、こちらは学生ではなく声優予備軍という形です。
他にも昔のように俳優養成所からとか、現役の声優の経営する養成所や塾からという手もありますが、まあ数という点では少ないですね。
専門学校と養成所、勿論どちらにもメリットやデメリットはあります。
そこも踏まえて、どちらを取るか考えていきたいものです。
声優の専門学校の場合
声優を育てる学校としての、専門学校です。
専門学校を選ぶことのメリット
学校という名前の通り、学校形式をとって授業という形で学んでいくことが出来ます。
しかしここで、学校法人かどうかも最初に見ておきたいですね。
学校法人として認可の下りている学校なら、学割も使えて学生証も発行され、学歴に書き入れることも出来ます。
授業がしっかりとしているので、一から学べるのもメリットです。
基礎から勉強できますので、完全に未経験の人にもおすすめです。
また大きな規模の学校の場合、施設がよく整っているので、仮設スタジオなどでの授業も受けられます。
スタジオを使っての授業というのは、実際のスタジオに入った時の感覚も学べますので、これは嬉しいことです。
どうせ専門学校で学ぶなら、こうした施設の充実した学校を選ぶといいですね。
また学生ということで、学ぶことに集中できるという環境を得られるのが、一番の強みです。
専門学校を選んだ場合のデメリット
普通学校というのもは、何かしらの資格を取れる場所、というイメージがあります。
しかし声優というのは、資格ではありません。
なので学校を出ても、何かの保証が得られるわけではないのですね。
また卒業後の進路についても、完全なケアがあるわけでもないことを覚えておきたいものです。
学校、学生という言葉で何気に安心してしまい、のんびりしていると卒業後に焦ることがないとは言えないのです。
声優の養成所の場合
養成所は、声優事務所の直営の声優養成のための場所です。
声優の養成所を選ぶことのメリット
学校ではなく養成所という名前の通り、すでにある程度の技術は持っていて、それに磨きをかけるための施設とい思って下さい。
なので入所するのに、専門学校と違ってオーディションがあることも珍しくありません。
専門学校の場合、来るもの拒まずの営業なのに対し、養成所の場合即戦力養成と言う大命題があるのです。
なので非常に専門的なレッスンが受けられる、と言って過言ではありません。
すでにある程度、演技の経験のある人には養成所はおすすめです。
また卒業後、その声優事務所に入れる可能性もありますので、全員のモチベーションも高いですね。
うまくなれる秘訣は、このモチベーションにもあります。
声優の養成所を選ぶことのデメリット
まず第一に、入れるかどうかということです。
オーディション付きのところが多いので、それに受からなければ入所できません。
完全な素人さんの場合、まずオーディションではねられてしまうことが多いですね。
入れたとしてもその後の授業内容が専門的なので、苦労するかもしれません。
加えて好みというか、その声優事務所の方向性というものもあります。
それに合っていないと、いくら技術が優れていても取ってもらえないということもあります。
一長一短ですがまとめるとこんな感じに
専門学校にするか養成所にするか、結構悩むところです。
しかし大まかにまとめてみますと、演技経験のない人の場合は、まずは専門学校で学ぶことがおすすめです。
演技経験がすでにある人、また専門学校を卒業後にもう少ししっかりと学びたい人、お目当ての声優事務所に入りたい人には、養成所がおすすめです。
自分の技術や経済的問題など、現状をよく把握してからどちらにするか決めて下さい。
時間とお金の無駄遣いをしないようにしたいものですね。
厳しいようですが、夢だけでは目的は中々達せられません。
時にシンデレラストーリーもないではありませんが、それでも現実はもっと厳しいものです。
いきなりデビューして苦労するよりも、まずは専門学校で勉強しておきたいものですね。
技術もですが、業界の専門用語なども身に着けておけば、現場に入った時にまごつかずに済みます。
勿論自分への自信も、確保できます。
まずは専門学校で基礎から学んで行きたいものですね。
その後もっと専門的に勉強したい場合、養成所などで自分を磨いていって下さい。
まとめ
飛び込みで売り込んでみたら何と上手く行ってしまった、などというインタビューを読んだりすると。
よし自分もと思ってしまいますね。
しかしそういったことは、まず滅多にありません。
あったとしてもその後の苦労は、かなりのものになります。
声優も勿論、芸能界の一ジャンルです。
技術に加えてそちらの方面の常識も、身につけておかないとこれまた苦労の元になってしまいます。
専門学校や養成所では、技術だけでなくそういったものも学べるとういことを、付け加えておきますね。