声優の専門学校のカリキュラムを解説!注目すべきポイントとは?
声優の専門学校へ入学して、プロデビューしている生徒は何名もいますが、スキルアップしやすい所に入学しなかったら、プロデビューする可能性が低くなるので注意しなければいけません。
スキルアップしやすい学校を見つけるためには、どのようなカリキュラムが用意しているのか調べる必要があります。
そこで、声優の専門学校のカリキュラムについて詳しく紹介するので、声優を目指している方は参考にしてみて下さい。
注目すべきカリキュラム
声優になるためには、覚えておいたほうが良いスキルがいくつかあります。
そのスキルを把握しておけば、どのようなカリキュラムを用意している専門学校を選べば良いのか理解できると思うので、詳しく解説します。
基礎的な発声練習
高校を卒業したばかりでは、本格的なレッスンを積んだ事がない方は多いので『基礎的な発声練習』をする必要があります。
実際に、上手く発声できなければ、プロデビューする事はできないですし、仮にプロデビューできたとしても仕事を多く貰う事は難しいでしょう。
義務教育でも同じ事が言えますが、数学や英語など基礎的な所を理解しておかなければ、その後に授業を受けても理解できない事があるでしょう。
声優でも同じように、基礎的なスキルを習得しておかなければ、高いスキルを習得する事ができないので注意する必要があります。
アフレコ
『アフレコ』とは、元からある映像に声を当てる事を指す言葉で、声優を目指す方は絶対に覚えておいたほうが良いです。
声優が映像の変化に合わせて、キャラクターの口の動き方に合わせて、声を吹き込んでいく必要があります。
実際に、アニメを見ている時に、キャラクターの口の動かし方と声のタイミングがズレていたら違和感を抱いてしまうでしょう。
そのような作品になってしまえば、人気が出る事は難しいので、専門学校を選ぶ際には、どのようなアフレコを行なっているのか把握したほうが良いです。
表現力
キャラクターの口に合わせて、声を吹き込めば問題がないのかと言えば、そうでもありません。
なぜなら、声優には『表現力』も重要になっていくからです。
例えば、悲しそうな表情を浮かべているキャラクターが、静かに語りかけるシーンで、普通のテンションで声を吹き込んでしまえば「悲しそうな表情なのに声は寂しそうではない」と思われてしまいます。
このように、声優は表現力も重要になるので、専門学校を選ぶ際には、どのようにして表現力を鍛えてくれるのか調べたほうが良いです。
ダンス
声優の専門学校の中には『ダンス』を教えている所は多くあります。
なぜなら、ダンスをする事によって、体幹を鍛える事ができて、イメージ通りの発声を行う事ができるからです。
さらに、最近の声優たちの中にはダンスの仕事をしている場合や、ステージの上で歌う方までいるほどです。
ダンスのレッスンを積んでおけば、ダンスの仕事を引き受ける事ができますし、ステージで歌う事も可能になります。
少しでもデビュー活動の選択肢の幅を広げたい場合には、ダンスまで教えてくれる所なのか把握してから、専門学校に入学したほうが良いでしょう。
特殊なカリキュラム
今まで紹介してきた4つのスキルは、多くの専門学校で指導が行われていますが『殺陣』や『紙芝居』などを行なっている所は少ないです。
この2つは、少し特殊なスキルですが、覚えておけばメリットがあるので詳しく解説します。
殺陣
殺陣(たて)は、アクション演技をする上で、重要なスキルになります。
声優を目指している方にしてみれば、少し必要がないスキルと思ってしまうかもしれませんが、演技をする声優もいるので、殺陣を覚えておく価値があります。
実際に、アクション映画やアクションシーンの多いドラマに出演している役者は、殺陣の特訓をしているのです。
声優を目指している方で、演技の仕事もしてみたい場合には、殺人のレッスンを行っている専門学校はおすすめです。
紙芝居
声優の専門学校の中には、ごくわずかですが、紙芝居を教えている所もあります。
紙芝居をするようになれば、朗読できる上に『喜怒哀楽』の表現力を鍛える事もできるのです。
喜怒哀楽の表現力を鍛える事ができれば、アテレコをする際に役立てる事ができます。
問題となるのは、紙芝居を行っている専門学校は少ないので、その他に学びたいと思えるスキルがない場合には、声優としての才能を伸ばすことが難しくなるので注意して下さい。
声優の専門学校を選ぶ際のポイント
カリキュラムの内容について紹介してきましたが、実際に専門学校を選ぶ際には戸惑ってしまう方は多いかもしれません。
そこで、専門学校を選ぶ際のポイントを紹介するので参考にしてみて下さい。
カリキュラムを把握
専門学校のカリキュラムを調べるためには、大きく分けて2つの方法があります。
1つ目はインターネットを利用する方法です。
多くの声優の専門学校では、自校がどのようなカリキュラムを用意しているのかHPで公開しているので、自分が学びたいと思える所を探す場合には、サイトを確認してみて下さい。
2つ目は、オープンキャンパスに参加する方法です。
実際に、校舎まで行けば、カリキュラムの内容を知る事ができる上に、専門学校の雰囲気まで把握できます。
ただし、専門学校によってはカリキュラムを紹介しないで、設備や進路の話しかしない所もあるので注意して下さい。
学びやすい環境
オープンキャンパスに参加する場合には、学びやすい環境になっているのか把握したほうが良いです。
例えば、レッスンを受ける所が狭くなっていたら、スキルアップしづらいので注意しなければいけません。
短期間でスキルアップしたい場合には、レッスンを受ける所が広くなっているのか調べたほうが良いですし、アフレコに使う機器が充実しているのか把握したほうが良いです。
専門学校を卒業した後の対策
専門学校へ入学しても必ずプロデビューできる訳ではないので注意する必要があります。
そこで、卒業した後にプロデビューできなかった場合の対策法を紹介するので、参考にしてみて下さい。
養成所で学び直す
実は、声優を目指せる所は、専門学校の他にも『養成所』という所があります。
養成所は、声優プロダクションが運営している所が多いので、ここでレッスンを受けておけば、プロデビューできる可能性が高くなるのです。
しかし、養成所は専門学校よりも厳しく指導する所なので、しっかりとしたカリキュラムを用意している専門学校で学んでおかなければ、養成所のレッスンについていけない場合もあるのです。
そのような事を考えたら、専門学校のカリキュラムを把握しておく事は重要である事がよく分かるでしょう。
働きながらデビュー活動
専門学校を卒業した後に、養成所で学び直すほどのお金がない場合には、一般企業で働きながらデビュー活動するしかありません。
働きながらデビュー活動しようとしたら、レッスンをする時間が限られてしまいますし、レッスンスタジオを借りる必要もあるので注意しなければいけません。
声優を目指す方によっては、カラオケを利用している場合があるので、レッスンスタジオを借りる余裕がない場合には、カラオケを利用してみる事を検討したほうが良いでしょう。
まとめ
声優の専門学校によっては、カリキュラムの内容が違っているので、これから入学しようと考えている方は注意する必要があります。
カリキュラムの内容をあまり把握しないで、入学してしまえば、あまりスキルアップできなくて、プロデビューできない可能性があります。
そのため、専門学校を選ぶ際には、インターネットまたはオープンキャンパスなどを利用して、自分が学びたいと思えるカリキュラムを用意している所を選ぶようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://www.neec.ac.jp/department/creators/actor/curriculum/
https://www.pac-ac.jp/lecturer.html
https://www.esp.ac.jp/epv/course/curriculum.html
https://www.d-cs.jp/debut/