夢を現実に!声優の専門学校と養成所の違いとは何!?
今、人気の職業の一つ声優。
特にアニメが好きな人にとってはあこがれの職業だと思います。
特に今は歌やダンスに活躍も幅広くなっています。
でも一体どうやってなるのか知っていますか?
実は専門学校に行く道と養成所に行く道があるのです。
それぞれどのような違いがあるのか、また注意すべき点はあるのか。
それらを詳しくご説明したいと思います。
専門学校
それではまず専門学校について説明したいと思います。
メリット
専門学校は2年制のところが多く、基礎から応用までを学ぶことできます。
そのため演技経験のない初心者の方でも安心して通うことが出来るのが特徴です。
週5日間の授業があることがほとんどなので、アクセントや呼吸や発声など基礎から、マイク前の声優実習や演技実習などプロに必要と思われる技術練習を網羅することが出来るのです。
人数も20~30人ほどなので切磋琢磨し合えるのも嬉しいポイントです。
また専門学校なのでタレント科や俳優科を併設してるところも多く、いろんな夢を追う人が周りにいる環境です。
そのため交友関係の幅も広げることが出来ます。
これはお芝居をする上でとても重要なことなので、とても学びやすい環境だと言えます。
デメリット
デメリットですが、やはり授業数が多いため学費も養成所に比べて高くなります。
しかも二年間なので金額はかなりのものになります。
奨学金を借りられるところも少ないのでなかなか学生には用意できる金額ではないかもしれません。
また専門学校なため、プロダクションや事務所の系列ではありません。
そのため卒業したらすぐに仕事をもらえるわけでなく、新たに事務所を探すか、事務所系列の養成所に入る必要があります。
養成所
次に養成所について説明します。
メリット
専門学校とは違い、養成所は主に声優の事務所やプロダクションが行っていることが多いです。
そのため養成所に入所する際にはオーディションも行われることがあります。
倍事務所やプロダクションが行っているため、倍率の高い養成所だと初心者には難しいかもしれません。
ただ事務所やプロダクションに直結しているため、その後のデビューも有利に働くこともあり、力さえあればプロへの一番の近道です。
人数はだいたい20~30人で2時間から3時間ほど、1年間の授業が一般的です。
講師はその曜日の担当制になるため、ほぼ同じ講師が教えてくれることになります。
一年の終わりに発表会をすることが多く、より実践的な指導が特徴です。
デメリット
専門学校のように授業が毎日あるわけではなく、週に1~2回が一般的です。
週に1,2回の指導の中でプロにならなくてはいけませんので、自身での基礎的なトレーニングや努力が大前提となります。
また自分の曜日の担当の講師と合わないと、その1年は非常に苦痛なものになってしまうのもデメリットかもしれません。
結論
まとめると、初心者であったり、しっかりと基礎を抑えてから声優になりたいと考える人は専門学校がおすすめです。
ただ経験者であったり、早くプロになりたいという人であれば事務所やプロダクションが持つ養成所で学ぶ方が早いでしょう。
選ぶ際の3つの注意点
では、声優の専門学校を選ぶ際の注意点を3点ご紹介したいと思います。
見学に行くこと
授業を見学できる学校がほとんどで、実際にどのような環境で学んでいるかを確認することが出来ます。
その時に授業内容がどのレベルなのか、またクラスの人数はどのくらいなのか、一人に割り当てられる時間はどのくらいなのかを見ておくことをおすすめします。
専門学校は二年間通うことになりますので、自分に合わないところを選んでしまうと通うことが苦痛になってしまうからです。
また講師も誰が教えているのかチェックしておきましょう。
講師といっても実績があるのか、現在仕事をしているのかどうかも重要です。
経験談ですが、全く声優の仕事がないのに講師で食べている人が数多くいるのが現実です。
しっかりと実力のある人に教えてもらえる環境かは確認しておきましょう。
実績があるか確認
専門学校だけでなく養成所もそうですが、大切なのはプロを輩出した実績があるのかどうかです。
養成所のようにプロダクションとつながっていない専門学校でも、卒業時にオーディションがあり、各プロダクションが引き抜いてくれるというところもあります。
そういったことが全くなく、卒業しても声優になれた人が出ていないようなところは避けるようにしましょう。
今、声優は若い方が有利です。
無駄に時間をかけないよう、卒業後にちゃんと道が開けるところを選ぶことが大切なのです。
オンライン講座
今、声優コースにもオンラインで学べることを売りにしている学校があります。
確かにオンラインで学べるということは便利に感じるかもしれません。
しかし芝居の空気感は自宅では感じることが出来ません。
そして何より芝居は一人では出来ません。
オンライン講座を受けてもほとんど身にならないと言ってもいいでしょう。
趣味で受講するなら結構ですが、本気でプロになりたいと考えている方はやめておくことをおすすめします。
代表的な専門学校
それでは最後に、おすすめの声優専門学校を紹介したいと思います。
東京アナウンス学院
こちらの学校の特徴は、在校生も卒業生も利用できる就職・デビュー総合窓口、「キャリアサポートセンター」といったバックアップ体制が充実しているところです。
また学内オーディションや各種イベント等、業界関係者を招く機会が多いため、学生のデビューチャンスが多いのも嬉しいポイントです。
クラス人数は30人ほどで、声優プロダクションのマネージャーによる模擬オーディションや、有名声優の特別講座などを不定期で開催しており実践的な学びをすることが出来ます。
また歌、ダンス、演技、ラジオ、アテレコなどバラエティに富んだ授業の中から好きなものを選択して受講できるので、自分の得意なこと、また苦手で伸ばしたいところを徹底的に学べます。
オープンキャンパスもやっているので一度見学にいき、学校の雰囲気や生徒の表情などを予め見ておくことをおすすめします。
アミューズメントメディア総合学院
こちらもかなり有名ですね。
この学校はなんと卒業時のプロダクション直接所属率は40%以上もあります。
その理由は、60社以上の業界関係者を学院に招き、プロダクション所属のためのオーディションを開催しているからです。
また在学中にプロの制作現場で働けるAMGインターンシップもあり、より実践に近いことを学ぶことが出来ます。
授業内容ですが、一人ひとりをしっかりと審査する「オーディション形式」をとっているため、自分の弱点や苦手分野を客観的に理解し、スキルアップに繋がることが出来ます。
さらに松井菜桜子さん、優希比呂さんなど今なお現役で活躍する声優が講師をして指導してくれるので、より高度な現場に近い環境になっています。
こちらも見学会や個別相談会を実施していますので、自分の目で一度確認してから選ぶことをおすすめします。
まとめ
声優の専門学校と養成所はこのような違いがあり、メリット・デメリットもそれぞれ異なります。
自分がどのくらいの実力で、またどのように学んでいきたいのかで選び方が変わってきます。
声優は人気な職業な上に食べていくのも難しい仕事です。
夢を現実にするためにも、最学ぶ場所選びは慎重に確実な場所を選ぶようにしましょう。