大学からもプロを目指せる?大学から声優を目指すのと専門学校ではどっちのほうが良い?
声優の勉強ができるところといえば、無意識のうちに専門学校を思い浮かべるものです。
たしかに声優の専門学校はすごく数もありますから、そうしてそれを思い浮かべることは間違いではありません。
でも、声優の勉強ができるのは、専門学校だけではないんです。
実は声優の勉強は大学でもできます。
では、大学と専門学校では実際、どっちのほうが良いのでしょうか?
大学からでも声優は目指せる
まずそもそも、大学からでも声優を目指すことができるということが意外だというが多いのではないでしょうか?
たしかに大学といえば、基本的には勉強をするところです。
だから、そこから声優を目指すといわれてもうーん?
となる方が多いのはわかります。
でも、大学で勉強することができるのは、本当に幅広いことになります。
たとえば芸術について学べる学科があるところもたくさんありますよね。
だから、大学からプロの声優を目指すことができるようなコースがあっても全然不思議ではありません。
どんなコースからプロを目指すのか
でもそもそも大学からプロの声優を目指すという場合には、どんなコースからプロを目指していくんでしょうか?
一つは、「声優コース」です。
それはもうそのまま声優についての勉強をしっかりできるようなコースになりますね。
だから専門学校と大差はありません。
ただこれがある学校は多くはありません。
たとえば大阪芸術大学にあるくらいです。
あるいは城西国際大学メディア学部に、声優クラスというところがあります。
だから大学で直接的に声優について勉強したいならば、そのあたりに進むことになりますね。
ただ、声優になれるようなコースはそれだけではないです。
たとえば、「放送表現」等のコースでも声優については学べますし、「演劇」の学科でも、声優に必要な演技について学んでいくことができます。
あるいは「表現学科」というざっくりしたものもありますが、それでも声の表現について学べるわけですから、声優を目指していけます。
大学から声優を目指すと一口に言っても、目指し方はたくさんあるんです。
それに対して声優専門学校からプロを目指していく場合には、声優についての勉強をひたすらにしていくしかありません。
専門学校の利点はどこか
こうして大学からも声優を目指していけるとなった時、専門学校の利点はどこにあるでしょうか?
一番の利点は、卒業が早いことですね。
大学の場合は、基本的に卒業するまでに4年かかります。
でも、4年もかかっていると、声優になれるのは最短で22歳になります。
浪人したり留年したりしていたら、もっと遅くなります。
しかしやっぱり声優の世界は、若い人が求められています。
20歳とか19歳とか、それくらいの人材を求めている傾向にあるんです。
今では声優というのは、アイドルと変わりありません。
だからルックスが良くて若い方が人気になるんです。
なので、声優になる際には、年齢というのは、一つの武器になります。
若ければ。
その武器を得ることができるのは、専門学校ならではの利点になります。
早く養成所に入れるというのもポイント
専門学校からでも大学からでも、そのままプロになるのは難しいです。
だから、それらを卒業したら、次には養成所に入るということが多いです。
養成所に入り、そこで地道に認められながら上を目指すんです。
養成所は事務所が運営していることも多いので、コツコツ認められていけば、プロになれる可能性も出てきます。
ただ、そこでまた時間がかかることは間違いありません。
だから、声優になって売れるためには、そこもなるべく若いうちにクリアしていくべきなんです。
声優になれさえすれば売れなくてもいいのであれば、あまり若さを気にすることもありません。
でももし声優になれたとしても売れないと食べていけませんし、売れることはすごく大切です。
だから、やっぱり2年早く学校を卒業できるというのは、大きなメリットになるんです。
大学のメリットはつぶしがきくこと
では逆に大学から声優を目指していくことにはどんなメリットがあるでしょうか?
その最大のメリットは、つぶしが効くようになるということです。
大学さえでていれば、それだけで就職の際に受けることができる企業が増えます。
また、コースが完全な声優コースではなくて、表現方法のコースだったりメディアに関するコースだったりすれば、それによって選択肢も増えていきます。
だから大学から声優を目指す場合には、最悪声優になれなくてもなんとかなることが多くなります。
それは、何よりのメリットです。
声優にはなれない人の方が多い
まず基本的に、専門学校であっても、大学であっても、声優を目指そうとしている人が声優になれる確率はかなり低いです。
基本的には、声優を目指している人の夢はほとんどの場合で叶わないと思った方が良いです。
もちろんそれには分母がすごく多いせいだということもありますが、いずれにしても声優になれるのは本当にごくごく限られた一部の人になります。
できれば自分がその一部になりたいと努力することが大切なのは言うまでもありません。
でも、どれだけ努力をしても、その一部になれないこともあるんです。
最後の最後、声優になれるかどうかを握っているのは、運みたいなものです。
だから、どれだけ努力をしても声優になれないことはあります。
となれば、それに備えておくのは間違いなく良いことになります。
背水の陣で挑んでも意味はない
もちろん、声優になれなかった時のことなんて考えたくない、そんなことを考えるから落ちるんだという方もいるでしょう。
でもそれは間違いです。
背水の陣で挑んだから受かるなんていうことは、ありません。
そんなのはそれこそ漫画やアニメの中の世界だけの話です。
それらであれば、最悪落ちてもなんとかできます。
でも人生にはやり直しはききません。
だから背水の陣で挑んで落ちて、もうどうしようもなくなったら、本当にどうしていいかわからなくなります。
そうならないようにするのは、悪いことでもなんでもないんです。
最悪の自体を想像して考えよう
専門学校には専門学校の良さがありますし、大学には大学の良さがあります。
だから、どちらにいくべきか決められないという方もいるものです。
そんな方におすすめの決め方が、最悪の場合を想定することです。
大学の場合には最悪でもなんとかなります。
だからそれは置いておいて、専門学校に進んで、どうにもならなかった時のことを想像するです。
最悪どこでもいいから採用してくれる工場などに就職してそのまま死ぬまでそこで働く。
そんな人生でも満足できるかを考えてみるんです。
声優になれないならどんな人生でも同じだと思えるのであれば、おすすめは専門学校になります。
若さという武器で少しでもプロになれる可能性が上がるわけですから。
でももし、そんな人生耐えられないと思ったのであれば、最悪の事態でもそうならないような、大学から声優を目指すというコースを選ぶのが良いです。
そうして、悪い想像から物事を考えていくというのは、何かを決める際の一つのコツになります。
まとめ
大学からも声優を目指すことができるということにまず驚いた方も多いのではないでしょうか?
でもこの通り、それも可能です。
だから、専門学校と大学のどっちから声優を目指すべきか悩むのも仕方ありません。
しかしそれは別に難しいことではありません。
是非最悪の事態を想定して、自分にとって最良の選択をしていってください。