専門学校の週1回のコースでもプロの声優になることはできる?
プロの声優になるための道のりはすごくけわしいといわれることが多いです。
だから、専門学校にみっちりと通わないと厳しいのではないかと思っている人もたくさんいます。
でも声優の専門学校には、週1回のコースもあるところはあります。
ではそれは、意味がないんでしょうか?
週1回のコースでは、プロの声優になることはできないんでしょうか?
週1回のコースからでもプロになれた人はいる
確かに週1回のコースでは、週に5日間専門学校に通っている人たちと比べて、勉強時間はかなり少なくなります。
でも、別に週1回のコースの人だって、週に1回しか勉強をしないわけではありません。
たしかに専門学校にいくこと自体は、週に1回しかないです。
しかし勉強は、専門学校に行かなくてもすることはできますよね。
いったら別に、家でだってすることはできるんです。
そして、週1回しか学校に通うことができないような忙しい人であっても、家で自分で練習したり勉強したりする時間はあるはずです。
今の時代はスマートフォンで簡単に録音が出来たり動画がとれたりしますから、自分を客観視することも容易です。
だから、全然週1回のコースであっても、有意義に勉強していくことはできるんです。
そして当然、そんな風な時間を過ごしていれば次第に声優としてのレベルも上がってくる。
実際、週1回のコースからでもプロの声優になれた人はたくさんいるんです。
週に5日行っていても努力していない人は多い
逆に週に5日行くとなると、それが作業のようになってしまって、そこまでみを入れなくなる人も多いです。
頭では真面目に頑張らないとやばいと思っても、ついついどこかが手抜きになってしまう。
毎日やっていることはえてしてそうなるものなんです。
でも週に1回くらいであれば、そこまでに自分でいろいろと考えてきたことを試したりできるわけですから、吸収できるものはすごく大きいです。
結果、密度的には週に5日通っている人よりも濃くなることもあります。
だから、週に1回のコースだったら行かなくてもいいかなと思う方もいたかもしれませんが、それは間違いなんです。
週に1回のコースであっても、すごく有意義な時間を過ごすことは可能です。
自分でも勉強できるのになぜ行く意味があるのか
でも、先にも述べてきた通り、週に1回のコースでは、専門学校に行くのが週に1回である代わりに、その分家などで自分で頑張って勉強をしないとなりません。
そこで一つ疑問になることがありますよね。
そうして結局自分で、家で勉強するのであれば、別にわざわざ週に1回のコースの声優専門学校に通わなくてもいいんじゃないかと。
たしかにそう思う気持ちはわかります。
でもその週に1回があるからこそ、家での勉強を頑張ることができるんです。
それがないと、勉強の目標が遠すぎるんです。
たとえばオーディションを目指して勉強するとなっても、それが11カ月後だったら、日々頑張れるでしょうか?
まだ時間があるから大丈夫だと思って、遊んでしまうこともあるでしょう。
でも、毎週1回実力をチェックしてもらえるとしたら、そこでしっかりと評価してもらうために、1週間頑張ることができるんです。
つまり、受験1週間の前の追い込みのような日々がずっと続くようになるということです。
そうなれば、実力が上がっていくのは当然です。
当然一人では知りえないことも教えてもらえる
また、専門学校に行けば、たとえそれが週に1回であったとしても、一人で勉強しているのではまず知りえないことをいろいろと教えてもらえるようになります。
たとえば、アフレコ機材の使い方だったり、声優としてのちょっとしたコツだったり。
それは、自分でいろいろ調べていてもわからないことは多いです。
実際に経験した人だからこそわかることというのはあるものなんです。
週1回のコースであれば、専門学校でも学費は安くなります。
だから、それを知ることができるというだけでもいく価値はあるんです。
それに加えて目標ができるという利点や、さらに言えば自分のスキルを客観視してくれる人ができるという利点もあります。
なので週に1回のコースも、行くことは全然おすすめできます。
自分で勉強しないとまず意味がない
この通り、週に1回のコースでも声優の専門学校に通う意味はあります。
でも、それはあくまでもその週に1回の授業の日以外の日にしっかりと自分で勉強ができる人に限ります。
それが出来ない場合には、残念ながら声優の専門学校の週1回のコースに通うのはあまりおすすめできなくなります。
やっぱり家でしっかりと練習ができないと、圧倒的に勉強時間が足りなくなるんです。
今すでにすごく声優としてのスキルがあるのであれば、別に週に1回くらいの勉強で十分でしょう。
でも、そんな人はそうそういないですよね。
もしそんな人がいるのであれば、それは別にそもそも専門学校にいく必要がありません。
そのまま声優のオーディションを受けたり、あるいは養成所のオーディションを受けたりすればそれでいいです。
専門学校にいくことを考えるわけなのですから、やっぱり基本的にスキルが足りないのです。
そんな風にスキルが足りない人が週に1回の授業だけでしか努力しないのであれば、声優になれるはずもありません。
週に5日で努力している人たちとの差を埋めないといけない
週に1回のコースに人たちが戦わないといけないのは、同じく週に1回のコースにきている人たちだけではありません。
そうではなく、週に5日のコースの人たちとも争わないといけないんです。
でも、週に5日のコースの人にだって、努力している人はいます。
その人たち勝たないといけないのに週に1回のコースの自分が努力をしていない。
それでは勝てるはずもないんです。
ということはつまり、まず声優になれないということ。
週1回のコースで努力をしていないと、週に5日のコースで努力をしていない人にも圧倒的に負けることになります。
それだけ授業の時間は違ってきますから。
なので、努力できないのであれば、まず声優専門学校にいく意味はないということになります。
両方いける場合には週に5日がおすすめ
ではもし、週に1回のコースでも行けるし、週に5日のコースでも行けるし、かつ自発的な努力もできそうとなれば、週に5日と1回、どっちのコースを選べばいいでしょうか?
それはやっぱり、週に5日行く方になります。
まず刺激が圧倒的に多いですし、学べることも圧倒的に多いです。
その分学費も圧倒的に高くなりますが、価値はあります。
ライバルもできやすいのが5日制
週に5日行く方にはやっぱり生徒が多いです。
だからライバルもできやすくなります。
でも、週に1回のコースだとやっぱり生徒数はすくなくなるんです。
なのでライバルとなる人が出てこない可能性があります。
そうなったら、ただただ自分の中だけでモチベーションを保たないといけないので大変です。
何かを頑張る時には、ライバルの存在というのはすごく支えになるものなんです。
まとめ
週に1回のコースであっても、問題なく声優のプロを目指していくことはできますし、実際にプロになった人もたくさんいます。
だから、別に週1回のコースしか行けないからと言って、専門学校に行くことをあきらめることはありません。
ただ週1回のコースでは、自発的な努力を日々していくことは、まず間違いなく必要にはなります。