急速に雇用を拡大しているプログラマーになるならプログラミングスクールか独学どっちがおすすめ?

プログラミングスクール

この10数年でデータ管理や書類作成など、これまで手作業で当然のように行われてきたことの多くはパソコンでの作業に変わりました。

インターネットサービスの発達により、データはクラウド上で管理され、より多くの人間が手軽に情報を共有することができます。

またIoT(Internet of Things)の導入によりパソコン同士のやりとりからスマートフォンや家電まで、これまで分離されていた身の回りの機器が一括で管理されるようになりましたが、こうした技術の発展はプログラミングにより支えられています。

現在当たり前のように人の手で行われている仕事が、AIに取って代わる日もそう遠い未来ではありません。

ますますプログラミングスキルの需要が増す時代だからこそ、それを叶えるプログラミングスクールの必要性についてお話していきます。

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深刻化するエンジニアの人材不足

IT業界は急速な発展を遂げていますが、プログラマーは専門職であるが故に世界的に人材が不足しています。

日本では経済産業省が発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2015年の時点で17万人が不足しており、2030年には59万人が不足する見込みです。

アメリカでも人材確保の最も難しい職業TOP10に入るなど、世界的にプログラマー人口の不足は深刻化の一途を辿っています。

2020年には小学校の義務教育でプログラミングが必修科目になる背景は、今後予測されるエンジニアの人材不足への対策と言えるでしょう。

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プログラミングを学習するタイミング

中小企業に留まらす、現在は有名企業でもプログラマーの採用は盛んに行われています。

IT企業の求人ページを見てみると、「未経験」「学歴不問」「中途採用あり」という言葉がずらりと並んでいます。

実務経験のない人材を採用し、実践を通してプログラミングを学んでいく手法を取り入れる企業が増加しています。

今はプログラミング学習をスタートする絶好のチャンス

小学校の義務教育化など、プログラミング学習は政府が推奨しており、今後は人材不足と同時に倍率も増加していくと見込まれます。

また東京オリンピックに向けたインフラ整備の需要から、さらにプログラマーのニーズは高まっており、これからプログラミングを学んでビジネスに生かしたいと考えている方にとっては絶好のタイミングです。

プログラミングを学ぶ3つのメリット

プログラミングスキルを身に付けることで得られる利点は数多くあります。

自分の思い描いたアプリケーションを作成したり、IT企業への就職が有利になるということは簡単に浮かぶと思いますが、習得による恩恵ではなく学習すること自体にもさまざまなメリットがあります。

  1. 問題解決能力が向上する
  2. 身の回りで利用されているITサービスの構造が分かる
  3. 情報の漏洩を未然に防げる

例えば文章なら少々の誤字があっても読む分には支障をきたさないでしょう。

しかしプログラミングに関しては一つ間違うと全く機能しなかったり、重大なバグの要因となります。

正常に動作しているように見えて期待していたレスポンスが返ってこなかったりするため、エンジニアはそのような不測の事態を未然に防ぐためにプログラムの設計を計画的に行います。

物事を道筋立ててプログラムの流れを設計する過程で、ビジネスに必要な論理的思考力が養われます。

また、身の回りでは様々なサービスで溢れていますが、それらがどのように設計され、何を目的に作られたのかおおよそ把握することができます。

構造を知ることで、今利用しているサービスが会社や自分のために本当に必要なものなのか、他に最適なものがあるのではないかといった具合に、ただ受動的に勧められたものを利用するのではなく自分で見極めて価値を判断するための手助けとなります。

その過程で、社会問題にもなっている情報の漏洩に対しても敏感になり、対策を講じることができるようになるでしょう。

プログラミングを学ぶための方法

プログラミングを学習することに対して敷居が高い印象を持つ方は多いと思いますが、実は独学でも十分身に付けることはできます。

周りの書店や電子書籍には学ぶための参考書はたくさんあり、またプログラミング自体は基本的にパソコン一台あれば特殊なアプリケーションを使用することなく取り掛かることは可能だからです。

ただし、趣味で続けることと、仕事にするための技術には大きな隔たりがあります。

プログラミングには仕様や規則がある

インターネットサービスやアプリケーションは、ただ正常に動作すればよいと言うわけではありません。

趣味で行う分には全く問題ないのですが、仕事として請け負った場合は、その品質という部分が非常に重要となります。

プログラムは完成したら終わりではなく、サービス向上のため、定期的にアップデートする必要があります。

また、制作段階では気づかなかった欠陥が発覚した場合、特にセキュリティに関わる事態なら一刻も早く対処しなくてはなりません。

では、早急に対応できるプログラムはどういう状態であるべきなのかというと、仕様を明確にして設計する事です。

要するに、自己流のプログラム構成ではなく、少なくとも制作に関わったチームの人間が把握しやすい設計を行うということです。

他人にも分かりやすいプログラムを書くことで、不測の事態でも慌てることなくスムーズに対処することができます。

実践力を身に付けるための2つの道

では、仕様を明確にした設計を独学で学べるのかと言うと、そう簡単ではありません。

仕様は企業やチームによってばらばらで、制作に入る前に取り決めるのが慣例となっています。

この習わしに対応するためには学習だけでは足りず、実際に仕事を通して身に付けることが一番の近道となります。

それと、もう一つの方法はプログラミングスクールに通うことです。

プログラミングスクールに通うメリット

スクールの講師は実際にプログラミングの仕事に携わっている方ですので、書籍やオンライン学習では得られない実践的なプログラミング技術を学ぶことができます。

プログラミングの仕様以外にも、初心者がつまずきやすい点や誤解する箇所を十分把握していますから、分からないことがあっても直接聞くことができます。

疑問点を効率的に解決できる環境というのは非常に恵まれており、些細な問題で数時間、時には数日を棒に振ってしまう事態を避けることができます。

独学では問題点に直面したとき、すべて自分自身で解決していかなければなりませんから、集中力に自信のない方にはおすすめの方法です。

スクールには他にも生徒がいますから、一人ではなくチームでプログラムを開発するという経験が得られます。

先ほどお話しした、仕様を取り決めて複数で取り掛かるという訓練は実践的ですので、これらの経験は仕事を請け負う際のトラブルを防いだり、就職には非常に有利に働きます。

他人の書いたプログラムを読むという経験も大切で、自分に足りない箇所に気付き、見つめ直すきっかけとなります。

他人がいることで切磋琢磨できる

また、モチベーションを維持しやすいという利点もあります。

プログラミング初心者の人が挫折するパターンとしては

  1. 分からない部分の調べ方すら分からない
  2. 躓いたときに「自分には無理だったんだ」という苦手意識が生まれる
  3. 学習時間を管理されていないからついつい後回しになってしまう

プログラミング以外にも、これまで何かしら学習をされた方なら経験されているのではないでしょうか。

他人がいることで競い合い、また自分のスキルが今どういうレベルなのか相対的に把握することもできます。

独学では自分のスキルがどの程度仕事で通用するのか判断することは非常に難しいです。

まとめ

プログラミングの参入障壁は低く感じるかもしれません。

ただし、趣味で続けることと仕事にするのでは大きな違いがあることが分かりました。

独学で習得することも立派ですが、スクールに通うことで学習を効率的に進めることができ、挫折のリスクは大幅に軽減されます。

これは機会損失を防ぐことに繋がります。

これからプログラミングを始めようと考えている方は、ぜひプログラミングスクールを検討してみてください。