憧れのタブレット端末・iPad―現行モデル全iPadの比較と紹介
タブレット端末と聞いて最初に思い浮かぶのは…と聞くと、「iPad」を挙げるかたがかなりいると思います。
そのくらい浸透していますし、ついに新しいモデルが発売されたということで、いよいよ購入・買い替えに踏み切るかたも少なくないでしょう。
しかし、公式サイトで比較しても、その違いはなかなか分かりにくいものです。
そこで、購入の目安になるように、色々とまとめてみます。
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2017年iPadとiPad Air2の比較
先日3月に発売された最新世代のiPadですが、旧モデルとどのように違うのでしょうか。
また、現行モデルの中でも、「どれにすればいいのか分からない…」とお悩みのかたが多いのではないでしょうか。
早速比較していきたいと思います。
スペック
まずは単純な処理能力・画質面における、旧モデルとの比較から。
ここで言う旧モデルとは、シリーズとして実質なくなったに等しい「iPad Air」の2番目のモデルです。
まず画面サイズから見ていくと、新旧両方とも
- 2048x1536ピクセル
- 9.7インチ
は変わらず。
レティナディスプレイも現役です。
異なるのは、画面の見やすさになってきます。
新モデルでは、フルラミネーション・反射防止コーティングが廃止されており、太陽光の下などでの視認性が少し不安です。
つぎに、決定的に違うのは、プロセッサ(処理能力)。
旧モデルはA8Xというのを採用。
新モデルはA9を採用。
どう違うの?
とここで疑問にあがってくるかもしれませんが、前者のA8Xは、現行のiPad mini4に搭載されているプロセッサ・A8と同世代です。
公式サイトによると、A9はA8の1.6倍の画像処理能力があるのだとか。
正確なスペック情報は秘密にされたままですが、ヒントにはなりますね。
もうひとつのポイントは、バッテリーの駆動時間。
バッテリー容量を比較すると、
- 旧モデル:27.3Wh
- 新モデル:32.4Wh
と若干の差異があります。
最後に挙げておきたいのは、重量です。
旧モデルとくらべると、新モデルは30gほど重量が上がっているようです。
ただ、持った時の実感としてはほとんどないと思われるので、あまり気にしなくてもいい差でしょう。
次に、新発売のiPadと、現行の新モデルとの比較をしていきます。
現行上位モデル・iPad Proとの比較
それでは、現在Apple公式サイトで購入できるものののなかで、一番スペックがいいとされる「iPad Pro」との比較はどうなのでしょうか?
上述のことを踏まえて言うならば、まとめると
- 画面の視認性
- プロセッサ
- 純正アクセサリとの対応
ここに違いがあります。
まず、画面の視認性についてですが、上位モデルのiPad Proは、旧iPadに備わっていた反射防止コーティングなどを採用しております。
お出かけ先で画面をみるときは、上位モデルに軍配があがりますね。
ただし付記すると、iPad Pro9.7と最新iPadのサイズはほぼ同じです。
ここは特に違いはありません。
次にプロセッサです。
いずれも第三世代のA9と呼ばれるものを採用していますが、iPad ProはA9Xを採用。
参考までにどのくらいの画像処理能力があるかと言うと、公式サイトから引用すれば
- iPad Pro:A9X(A8の2.7~3.1倍)
- 2017年発売iPad:A9(A8の1.8倍)
このようになっているそうです。
この後のことはiPad Proの項で詳しく解説しますが、純正アクセサリとの対応状況も異なります。
キーボード・Apple pencilは、2017年版iPadでは使えません。
一緒にアクセサリの購入を検討される場合は、十分注意してください。
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iPad Proとは
「一枚でスーパーコンピュータ」と言われており、タブレットPCと同様に扱えると大変好評のモデルです。
さて、特有の特徴はどのようになるのでしょうか。
Apple pencilに対応
最大のポイントは、Apple pencilという純正タッチペンへの対応です。
この純正タッチペン、お値段は10800円(税別)になるのですけれども、その実力は侮るなかれ。
Bluetoothで本体と接続する事により、かなり直感的な「書き物」ができる優れものです。
筆圧感知能力に優れ、筆の強弱も思いのまま。
筆を寝かして書くということにも対応しており、「紙にペンでなぞって書いているようだ」と大人気です。
クリエイターにとっては注目に値する事ではないでしょうか。
実は画面サイズでスペックも変わる?
現在9.7インチモデルと12.9インチモデルの2サイズ展開となっておりますが、若干スペックの違うところがあるのでご注意ください。
ポイントとしては、
- プロセッサ
- カメラ
- 色彩再現能力
この3点です。
プロセッサは12.9インチのほうに軍配があがります。
画面の処理能力にかかわることですから、ある意味当然ですね。
しかし、カメラについては、実は9.7インチモデルの方が優れています。
4K撮影ができるのはこのモデルに限られますし、フラッシュや広域色撮影もこのモデル特有のものです。
手ぶれ補正も9.7インチのほうがより高性能で、撮影するシーンが多いかたは、小さいほうのモデルのほうに利点があります。
さらに、画面の色彩再現能力も、9.7インチモデルの方に軍配があがるのだとか。
これはタブレット端末のある意味限界を示しているのかもしれませんね。
上記の点に注意しながら、できれば実店舗で選んでみる事をおすすめします。
iPad mini4は
iPad miniの最大の利点は、A5サイズ程度の大きさで持ち運びやすいことにあります。
事実、電子書籍を読む目的・簡単なブラウジングをするかたなどには、根強く支持されているのだとか。
スペック面も、一世代前のプロセッサであるということを除けば、現行の他モデルに負けるところはなかなか思い当りません。
何といっても、お値段が控えめなのはうれしいです。
筆者の個人的な考えとしては、
- サブマシンとしてタブレットを買うかた
- すでに1台目を所有していているが、取り回しに若干の不満を感じているかた
こういった方に向いているように思います。
お安いだけにお得な買い方をしたい…と言う方には、さらに耳寄りな情報を。
キャリアで買うよりも、Apple公式ストアで買う方が、それぞれコストを抑えたとしても2万円近く後者のほうが安くなります。
是非ご参考までに。
選び方
最終的なiPadの選び方としてはどうなのでしょうか。
そもそも、1台目として所有するのか、サブマシンとして所有するのか、クリエイト目的なのかでかなり変わってくると思います。
ひとつの目安として言えるのは、最上級のモデルがMacシリーズのお値段に逼迫しているというところでしょうか。
いまや「タブレットとスマートフォンで何でも用を足せる」時代になっているため、ミニマムな生活をしたいかたは、より高性能なシリーズを選ぶのが吉だと思います。
逆に、ご自宅に"母艦"となるしっかりとしたメインマシンをお持ちのかたは、多少費用を抑えてもいいのではないでしょうか。
ゆっくりと考えてみることをおすすめします。
まとめ
iPadのシリーズは随分と展開が増えて、目的別・使用するシーン別に選ぶことが十分可能になってきました。
メインマシンとなるパソコンをご自宅にお持ちでない方も、快適なガジェットライフが送れるようにメーカーが日々技術向上に励んでいます。
お値段がネックとなるかたは、公式サイトからの購入でAppleローンを検討してみてもいいかもしれません。
いずれにしても、一番おすすめできるタブレット端末であることは、間違いありません。