授業内容は知っておこう!声優専門学校ではどんなことを勉強するの?
声優の専門学校にいくかどうかを考えるのであれば、声優の専門学校ではどんなことを勉強するのかということを知っておかないとだめです。
入ってから思っていたのと違うとおもってももう遅いですから。
では実際、声優の専門学校ではどんなことを勉強するのでしょうか?
ここではそんな、声優の専門学校で勉強する内容についてみていきたいと思います。
基本的には実技ばかり学ぶ
声優の専門学校と一口に言ってもいろいろなものがあります。
たとえば歴史の古いものから、最近できた新しいもの、あるいは人が多いところや少人数制を敷いているもの。
でも、それがどんなところであっても、声優の専門学校は、基本的には実技ばかりを学ぶ専門学校になります。
だから、声優の専門学校は、実技を学ぶものだと思っておけばよいです。
実技の中で多くを占めるのは演技のレッスン
その実技の中にいろいろなものがあるのです。
一つは当然、声の演技のレッスンです。
それが声優という仕事の根幹なわけですから、そこには特に時間をかけていくことになります。
ただ、演技でいえば、学ぶのは声の演技だけではないことも多いです。
しっかりと体をつかった演技も多少学べるところは多いんです。
確かに声の演技と、体を使った演技では全然違います。
声の演技はなるべく音を出さないように、体は動かさないのが普通ですから。
それに対して体を使う演技では、棒立ちでは演技になりません。
棒立ちが自然だという演技以外では、体も使って演技をするものなのです。
でも、どちらも演技をするという本質的なところでは同じです。
だから、両方とも学んでおけば、それが必ず生きてくることがあります。
そういうことがあって、声優の専門学校でも、体を使った演技のレッスンがあるところが多くあるんです。
声優志望の人の中には、そうした体をつかった演技のレッスンが苦手な方もいるかもしれません。
でも、体をつかった演技をすることには意味もあるのですから、それはしておいた方が良いです。
最悪それがないところを探すというのもありではありますが、あまりおすすめできることではありません。
基礎的な発声のトレーニングもする
当然といえば当然ですが、声優の専門学校では、基礎的な発声のトレーニングもしていきます。
声がきちんと出ていないと、当然声優としては失格になります。
だから、きちんとした発声ができるように、しっかりとトレーニングをしていくとこになるんです。
この発声のトレーニングには、大きく分けて二つの種類があります。
なめらかにしゃべれるようにするトレーニング
一つは、活舌などのトレーニング。
いくらきちんと声が出ていても、それが聞き取れないようであれば、何の意味もありません。
きちんと声を出しつつ、かつ聞き取りやすい音で声を発さないといけないのが声優なんです。
だから、活舌のトレーニングもしていくことになります。
実際声優さんの仕事は、アニメのアフレコの仕事だけではありません。
演技とはあまり関係のない、ナレーションのお仕事をすることもすごく多いんです。
たとえば広告のナレーションだったり、あるいはバラエティのナレーションだったり、ドキュメント番組のナレーションだったり。
そんなときに活舌がぐずぐずで何を言っているのかわからないというのでは、まず使い物になりません。
だからそうならないように、活舌のトレーニングをしていくことになります。
お腹から声を出すトレーニング
あともう一つは、発声のトレーニングといわれて誰もがイメージするような、お腹から声を出すためのトレーニングになります。
やっぱりそれが、声優としての基礎になります。
お腹から声が出ないと、声が全然届きません。
だから、そこをしっかりとさせるために、お腹から声を出すトレーニングをするのです。
このスキルは、たとえ声優になることができなかったとしても役立つスキルになります。
たとえば営業などの仕事にも役立ちます。
人への第一印象が良くなりますから。
なのでこれを学べるというのは、すごく良いことなんです。
歌のレッスンもある
声優の専門学校では、歌のレッスンもあります。
歌は、今も時代声優の必須スキルとも言えます。
たとえば、そのキャラクターとしてキャラソンをうたうことは多々ありますし、それどころかむしろ声優アーティストとしてデビューすることだってあるんです。
実際それで紅白歌合戦に出場している声優さんもたくさんいますよね。
だから、歌のスキルはないといけません。
声優専門学校で歌のレッスンがあるということの裏には、そういう背景があるんです。
歌はレッスンでうまくなるもの
歌が苦手な方も中にはいるかもしれません。
でも、歌はレッスンである程度うまくなるものです。
歌が苦手な人は、音の取り方や声の出し方がわかっていないだけの人が多いです。
だからそこを改善することができれば、それによって歌をうまく歌うことができるようになる人は多いんです。
今歌が苦手だという方はそういう歌のレッスンがあることで、声優事務所へ進むのを躊躇してしまうこともあるかもしれません。
でもそれは克服できますから、そこまで気にすることではありません。
また、たとえ克服できないとしても、それはそれで重宝されたりすることはあります。
誰もがうまいと、全体としてつまらない曲になりますが、下手な人がいたらそれのおかげで個性的になることがありますから。
なので、うまく歌えるようになるのもありですし、うまく歌えないままでもそれはそれでありなのです。
ダンスの授業もあるのが今の声優専門学校
歌と似たようなもので、もう一つ直接声優のスキルとは関係のないスキルを学ぶこともあります。
それが、ダンスです。
歌同様、今の声優にはそうしたダンスのスキルも求められることがあります。
もちろんそれはそこまでハイクオリティなものが求められているわけではありません。
でも、簡単な振りとか、そういうものを覚えながら歌わないとならないことはあるんです。
そんなときにスムーズに対応できるように、ダンスのレッスンがあることがあります。
ダンスのレッスンは、芸人さんの養成所でもあるといいますから、現代でメディアに出る人であれば、多くの人にそのスキルが求められているということになります。
だから、これもしっかりと身に着けておくに越したことはありません。
リズム感が身につくのも良い
ダンスの授業の利点は、これからの需要に対応できるようになることだけではありません。
ダンスを学ぶことによって、まず間違いなくリズム感が身についていくんです。
リズム感が身についていけば、その分だけセリフ回しに抑揚がついてくることもあります。
つまり、よりうまく声を入れることができるようになることがあるんです。
セリフだって、いうなればリズム。
ラップのようなものです。
だから、リズム感が悪いと、どうしてもしっくりこないものなのです。
ダンスを学ぶついでに声優のスキルを上げることもできるのですから、ダンスの授業があるのもうなずけます。
まとめ
声優専門学校で勉強するのは、だいたい演技、発声、歌、踊り。
これらの4つになります。
これらのほかに、その専門学校で独自のことを教えているところもあるかもしれませんが、基本的にはこれらの4つが中心となるのが、声優専門学校の授業内容になります。
これらのことを勉強するのだということを覚悟して、専門学校を選んでいってください。