暑い夏には気をつけて!タブレット端末高温化の予防と対策

タブレット端末

気温が高くなる季節に特に注意してほしいのは、タブレット端末の高温化。

しばらくゲームをした後に、本体が熱を帯びていたという経験もあるのではないでしょうか。

タブレット端末が高温になってしまうと、後々にまで影響が出てしまうことも。

高温が続くとタブレット端末がどうなってしまうのか、高温にしない予防策、そして冷却方法を紹介します。

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無視できない!タブレット端末が高温になる影響

タブレット端末の発熱を何の対策も無いままにしておくと、どんな影響があるのでしょうか。

最も大きな影響は、内蔵電池の劣化が進んでしまうことでしょう。

タブレット端末はスマートフォンに比べると大容量の内蔵電池を搭載しているので、ゲームや地図アプリなど、電池の消費が激しい動作を続けても、それほど一気に減ったと意識することは少ないと思います。

しかし、それだけに高温になっても使い続けてしまうことも考えられます。

カバーなどを取り付けていれば、なおさら気が付かないでしょう。

多くのスマートフォンやタブレット端末では、保管温度の上限は40度から45度程度とされています。

すなわち、このラインを超えてしまうと、電池の劣化を早めてしまうリスクがあるということです。

最近では、多くのタブレット端末が防水仕様になっているため、自分で電池の交換をすることは難しく、仮に出来たとしても分解したことになり、メーカーの修理保証の対象外になってしまうでしょう。

つまり、電池の交換をして欲しい時は、メーカーやキャリアの窓口に持ち込まなければいけなくなります。

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電池の劣化以外にも。発熱による不具合の経験談

少し負荷のかかるゲームを入れてプレイしていたところ、高温になることが増え、そのうちフリーズや再起動が頻発するようになりました。

電池の減りも寿命を考慮しても、早くなったと思います。

このような不具合が出たのは、衝撃を与えたり、水没させたりはしていないので、高温になる時間が続いたことが原因だと考えています。

結局修理に出すことになり、数日間はタブレット端末を使えない日が続いてしまいました。

それ以降、温度や連続使用時間に注意して使用するようにしています。

タブレット端末を高温にさせない工夫

タブレット端末を出来るだけ長く、正常な状態で運用するためには、普段から高温にさせない工夫が必要です。

いくつかの方法を紹介します。

ゲームなど負荷のかかる操作を続けない

スマートフォンやタブレット端末対応のゲームは年々グラフィックが進化し、迫力あるプレイが出来るようになりました。

その一方で端末に負荷をかけてしまうことも。

ゲームに熱中していたせいで、タブレット端末が知らぬ間に熱くなっていた、ということも考えられます。

そうした長時間のプレイを止め、冷却時間を作るだけでも効果が期待できますよ。

必要の無い機能はオフにする

一つ一つは軽快なアプリでも、多重起動させてしまえば端末に負荷をかけてしまいます。

タスクキラーアプリなどを利用し、多重起動を避ける使い方をしましょう。

また、Wi-FiやBluetooth、GPSなど、常に使い続けるわけでは無い機能もあるでしょう。

これらの機能はオンにしておくと、エリア外の環境では電波をキャッチしようと動き続けてしまいます。

次に使う時までにしばらく時間が空くのであれば、オフにしておくのがおすすめです。

充電時は操作をしない

スマートフォンを充電したまま操作をしている光景をよく見かけますが、内蔵電池への負荷が大きく、避けるべき行動です。

もちろん、タブレット端末でも同じ。

タブレット端末を充電したまま、スタンドに立てかけ動画を見るなどもってのほかと言えるでしょう。

充電は本体の温度が下がってから

タブレット端末を使っていたら電池が減った!

と、すぐに充電しようとする場合もあるでしょうが、まずはその時の本体の温度を触って確認してみてください。

明らかに熱くなっている場合、少し冷ましてから充電するのが賢明です。

本体が熱い、つまり内蔵電池が熱を持っている状態で充電してしまうと、これも劣化を進めてしまう原因になります。

ケースを使用しないか、外す機会を作る

タブレット端末を傷や液体から守るために、ケースを利用するのは賢い選択です。

しかし、放熱の観点からいうと、ケースは服を着させているようなものですので、当然良いものではありません。

特にシリコン製や人工皮革製のカバーは特に注意したいところです。

ただ、だからといって今までカバーを使っていた人にしてみると、保護する物が無いのは不安ですよね。

例えば熱伝導率の高いアルミ製のカバーを使ってみたり、長時間使った後はカバーを外したりして冷やす時間を作るなど、カバーとの付き合い方を工夫するのがおすすめです。

高温の場所を避ける

タブレット端末を持ち歩く際は、恐らくカバンなどに入れて持ち歩くのがほとんどだと思われるので、スマートフォンのようにポケットに入れていたら体温で端末の温度が上昇した、なんてことにはならないでしょう。

それでも、夏の車の中に放置したり、家での充電箇所が日当たりのいい場所だったりと、うっかりと高温状態にしてしまう状況はありますよね。

そうした場所を出来るだけ避けることでも、不必要な発熱を防げます。

シートなどで放熱させる

薄型の放熱板や冷却シールを貼り付けることで、端末の温度の上昇を防ぐという方法もあります。

製品によっては2度から3度ほど熱を下げられるようですが、その代償としてシートが目立ち、見た目が損なわれるので気になる人は注意。

また、これを貼り付ければガンガン使っても大丈夫というわけでもないので、過信しすぎないようにしましょう。

それでも熱くなってしまったら!冷却をしよう

どんなに注意していても熱くなってしまう時は熱くなってしまいますよね。

そんな時はタブレット端末を冷却し、影響を最小限に留めてあげましょう。

ただ、どの方法にも共通して言えるのは、急激に冷やしすぎないということです。

本体の中で結露が発生し、故障の原因になることも。

ですから冷蔵庫などで一気に冷やすのはNG中のNGですよ。

冷却ファン付きスタンドを使う

送風してタブレット端末を冷やす手段です。

おすすめなのが、ノートパソコン用のファン付きスタンド。

値段も手頃な上、パソコンを冷却する用に作られているので風量も強く、サイズもタブレット端末には十分過ぎるほど。

USBポートが付いている製品もあるので、冷却が済んだ後はそのまま充電も出来ますよ。

携帯用保冷材を使う

100円ショップでも購入できる携帯タイプの保冷剤。

大きすぎず、カバンの中にも常備しやすいちょうど良いサイズなのもおすすめポイント。

注意したいのは、凍らせたままでは使用しないこと。

急激な温度変化により、結露の原因になってしまいます。

保冷剤自体にも結露が発生してしまうので、例えばカバンに入れたままでは、他の物を濡らしてしまう可能性も。

常温のジェル状のままでも冷却効果は期待出来ます。

家で利用する場合は、携帯用では無くより大きな保冷材を使ってさらに効率良く冷やすことも可能です。

氷まくら用の大きさはタブレット端末にぴったりサイズなので、タブレット端末冷却用にひとつ用意してみてはいかがでしょうか。

まとめ

精密機械でありながら、多くのパソコンと違い送風による冷却機能がついていないタブレット端末。

熱を帯びてしまうのは、携帯端末の宿命かもしれません。

だからこそ、出来るだけ発熱を抑えるような使い方を心がける必要があります。

適切に冷やすことも大切ですが、それは高温になってしまった後の話。

それ以前の段階で留めておくことが可能ならば、それに越したことはありませんよ。






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