様々な観点から見るプログラミングスクールに通うことの意味

プログラミングスクール

世の中には色々な社会人用のスクールや講座が存在します。

英会話や簿記などがよく知られていますがその中の1つにプログラミングスクールも含まれている形です。

ただプログラミングを習得するには独学という方法もあります。

今回はこのプログラミングスクールに通う価値についてじっくりと考えていきましょう。

通うのであれば納得して通うのが一番だからです。

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独学でも学ぶことはできる

プログラミングは原理的に独学でも学べる技術です。

市販のテキストは豊富ですしインターネット上には最新情報やノウハウも集約されています。

まず前提として、スクールに通わなければ学ぶことが難しい特殊な技術というわけではありません。

例えばC言語というプログラム言語を学ぶとします。

まず開発環境ですが、これは無料で整えることが可能です。

環境変数の設定など初学者にとっては少しややこしいところがあるかもしれませんが、それらを乗り越えればもう開発できる環境が揃ってしまいます。

そこでまず始めに文字を出力するというプログラムを作るとしましょう。

C言語では始めに慣習としてメイン関数内に「printf("Hello world");」と書くところから始まります。

これでもう文字の出力はできるようになりました。

そこから関数とは何か、とか変数とは何か、関数を呼び出すときにはどうやって書くのか、といった1つ1つの疑問を解決しつつ勉強していくことになります。

この過程が果たして個人では無理かというと、決して無理ではありません。

流れに沿ってやっていけば理解しながら勉強していくことは可能なのです。

独学をするときの壁

ただ可能ではあってもそれが最適な方法なのかといわれると疑問が残るところです。

特に初学者の場合、分からないことにぶつかるとそこで時間を浪費しがちになってしまいます。

C言語の場合だと直感的に理解しにくいポインタが壁になりがちです。

そこに配列や構造体、文字列などを組み合わせて考えていくと段々と難しくなっていきます。

ハイペースで勉強しようとしたら混乱してしまうのは当然のことなのかもしれません。

難しいと感じたら1つずつ丁寧に理解していくことが必要になります。

もしこうした壁にぶつかったとき、アドバイスをくれる人がいたら長時間悩む必要もなくなるかもしれません。

周囲に疑問を投げかけられる人がいれば、躓いたところの箇所を理解できるよう噛み砕いて教えてくれる可能性があります。

そしてプログラミングスクールはまさにそうした理解のためのアドバイスを求める場所として機能してくれるのです。

1つのポイントのみに躓くのであれば個人でも容易に解決することはできるでしょう。

ですが2つ、3つとそうしたポイントが続くと勉強も苦しくなってくるものです。

そこでの試行錯誤を時間の無駄と考えるなら、プログラミングスクールの講師に質問する方がずっと楽に勉強していけます。

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確信的な正解を教えてくれる

プログラミングスクールの講師がしっかりとした人物であることを前提とした場合、良いガイド役になってくれるでしょう。

プログラミングは自由に書くことができるのですが、その分、非効率な書き方も許容してしまいます。

明らかに乱雑な書き方をしていても致命的なミスがなければ実行できるのです。

そしてそうしたコードはメンテナンス性が無く、書いた当人でさえ二度と見たくなくなります。

なぜこうしたことが起きるのかというと、それは独学では正解となる指針を得にくいからです。

まず見本となるコーディングスタイルがどのようなものなのか触れる機会がありませんし、個人で学習しているため自分さえ分かっていれば何も問題はありません。

開発しやすいように、その場その場でコードを書いていくと未来の自分が困ってしまうのですがなかなか想像しにくいものです。

こうしたとき、やはりプログラミングスクールの講師は良い見本となってくれます。

どう書けば良く、またどう書けば悪く、そしてその理由も教えてくれるでしょう。

いわば師匠のような存在として生徒を導いてくれるはずです。

数万円から数十万円の価値の判断

一般的なプログラミングスクールは通うために数万円から数十万円ほどかかります。

ここで考えたいのが、本当にその金額に見合った価値があるのかどうかという点です。

無限にお金をもっているならまだしも現実にはそうではありません。

もし本当にプログラムを書くのが苦手で、どうしても人の力を借りなければ無理という場合は通う価値は十二分にあるといえます。

通う以外の方法が無いわけですからむしろ前提としてそれだけの金額を払うことを考えておいて良いでしょう。

ただ大抵のところは独学で学習することができ、部分部分だけが分からない場合に通う価値があるかというと微妙なところです。

自分である程度理解できるのなら、支払う金額についてはきちんと評価する必要があります。

また単純にお金を多く所有していて少しでも楽に勉強したい場合も通っても構わないでしょう。

このように、数万円から数十万円をかける価値は個々人によって異なります。

改めて自分の環境におけるこの金額がもつ意味について考えてみると良いでしょう。

「ドットインストール」や「Progate」で質問

技術者同士のコミュニケーションの場として機能しているサイトもいくつか存在します。

もし独学をしているときに壁にぶつかったならそうしたところを使ってみるのも良いでしょう。

ただ相手は講師ではなく見知らぬ他人なので悪意をぶつけないとも限りません。

そのあたりが怖い場合は有料でエンジニアに質問ができるサービスを利用することをおすすめします。

そうしたサービスとしては講座内容について質問できるプログラミングスクールの「ドットインストール」を使ってみると良いでしょう。

講座内容に沿って勉強していき、分からないことをまとめて質問するという形でプログラムを学んでいけます。

有料なため丁寧に対応してくれるので余計なノイズに惑わされずに学習を進めることができるでしょう。

なおサービスによっては質問項目や質問の対象に制限がかかるので注意が必要です。

英語ができるなら「Codementor」がおすすめ

「Codementor」というのはプログラミングスクールというよりは直接指導者とやり取りができるサービスです。

余計な部分を省いたプログラミングスクールの形といえるかもしれません。

また海外のサービスなので基本的に英語を使ってやり取りをすることになります。

指導者のレベルは様々なのですが、良い人とめぐり合うことができれば驚くほど素早くトラブルの原因を特定できるはずです。

プロフェッショナルの目によって迅速に目の前の壁を取り除くことができれば直ぐにもっと先へと進めるようになります。

直接会話できることの利点

オフラインのプログラミングスクールでは直接人と会話をすることができます。

もし良い指導者がついてくれたならこの利点は計り知れません。

分からないことはすぐさま質問することができ、相談することもできればもっと深い技術について教えてくれる可能性もあります。

また気の合う同級生が見つかれば学習意欲も大きくなるでしょう。

人との出会いは未知数ではありますが、良い方向へ影響すれば通ってよかったと思えるはずです。

自分に合った形を探し出そう

プログラミングスクールに通う前にまずは独学をしてみると良いでしょう。

そこで無理だと感じたらスクールの検討をしつつオンラインの質問サービスを利用してみるのも悪くありません。

まずはどういう形で学ぶのが自分にとって合っているのかを見極めることが重要です。

まとめ

プログラミングスクールに通う価値についてみてきました。

通うには安くない費用がかかるのでよく検討して結論を出すと良いでしょう。

独学をしてからでも遅くはありません。

また有料ではあるものの「Codementor」などの質問サービスもいくつもあります。

そうしたところを利用しつつ、スクールに通うかどうか判断すると後悔せずに済むはずです。