液晶でないペンタブレットを使用する理由や利点、今までの変遷や購入の注意点、希望する点

ペンタブレット(板タブ)

ワコム Wacom Intuos Pro Mサイズ ペンタブレット 2017年 ペン入力 板タブ Wacom Pro Pen 2 付属 Windows Mac 対応 PTH-660/K0

近年のデジタルイラストレーターの増加し、認知度が上がった結果、ペンタブレットという単語もおなじみとなりました。

家電量販店等で見かけた方もいることでしょう。

そのペンタブレットについて、購入する際に頭に入れておきたいこと、今までの変遷、液晶でないペンタブレットの利点、これから改善や期待をすることなどを少し考えてみたいと思います。

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ペンタブレットの市場状況

intuosと言えば、ハイエンドペンタブレットとしてクリエイターの間では重宝され、決して安くはない値段ですが、その筆圧感知性能が大きく評価されてきました。

そしてbambooという廉価版とハイエンドのintuosというペンタブレット市場が続いてきました。

ワコム社のみという市場状況ですが、何の問題もなくbamboo、intuos時代が続きました。

ペンタブレットの購入方法として、Amazonで購入される方も多いと思いますが、家電量販店での購入をおすすめします。

家電量販店での購入をすすめる理由

やはり、サイズと使用感が確認できるところです。

たまに、イラストのうまい方がテスト用のペンタブで落書きされているのも目につきますね。

家電量販店でたまに筆圧の設定が入っていなかったりする場合もあるので、なるべく店員に立ち会ってもらって仕様や用途、予算などを加味してアドバイスを受け、購入するのがいいと思います。

SNSでもイラストレーターの方々が使用感等、感想を述べている場合もありますので、そちらも事前にチェックすることをおすすめします。

一番の方法は、友人でペンタブレットを使っている人間の話を聞き、一緒に購入に付き合ってもらうのがベストと言えます。

例外のペンタブレット

よくペンタブレットの脇のスイッチが作業中に当たる、必要ないという事がしばしばいわれますが、ワコムストア限定でスイッチのついていないペンタブレットがありますので、ご自身の用途とマッチするのであればそちらを検討するのもよいかと思われます。

ただオンラインストアですので、レビュー等情報を集めてから購入されるのがよいと思われます。

intuosシリーズの変化

ワコム社のもの、つまり日本製という事にも安心感があり、イラストレーターが爆発的に増えてきたことによって近年でもユーザーが増加し、認知度も増してきました。

クリップスタジオペイントやsaiなどの手ごろなイラストソフトが増えてきて、ソフトにかかる費用よりペンタブレットに掛かる費用のほうが大きくなり、買い替えも難しいと考えているユーザーも少なくないようです。

そして長らく続いたbamboo、intuos時代が大きく変わることとなります。

bambooの消滅

bambooとして、ライトユーザーに親しまれてきたペンタブレットがintuosに名前を変え、多様性を持ちリニューアル発売をされました。

intuoscomicやintuos3Dなどそれぞれ付属ソフト違いのものが発売されました。

intuosはintuos proとしてbluetooth機能付きで発売されました。

どのように変化したのか

クリップスタジオペイントやzbrushcoreなどが付属し、前ハイブランドモデルだったintuosに匹敵する筆圧感知性能を持ち、華々しく発売されました。

実際、zbrushcoreが付属するintuosu3Dはzbrushモデラーの方々もおすすめする商品で、店頭から消えて、入荷待ちも状態が続くことになりました。

intuoscomicはクリップスタジオペイントが付属し、ソフトの出費も軽減できるという事でペンタブレットでは革命的な出来事だった気がします。

intuos proについて

ワコム Wacom Intuos Pro Mサイズ ペンタブレット 2017年 ペン入力 板タブ Wacom Pro Pen 2 付属 Windows Mac 対応 PTH-660/K0

intuosからintuos proに名称変更し、bluetoothがつき、ワイヤレス化を可能にしました。

筆圧感知レベルも倍に上がり、大いに期待されました。

bluetoothがつき、ワイヤレスで使用できるのは非常に便利なのですが、ペンタブレット本体に電池が内蔵されていて、電池が切れたらペンタブレットをパソコンに繋ぎ充電しなければならないので、有線で使用するという方も多いようです。

何か問題が起こった場合にはワコムサポートに問い合わせるとよいと思います。

あくまで可能性の問題ですので、プロの現場で多数使用され、長きにわたって愛されているintuos proはおすすめです。

なぜintuos proを使うのか

やはり一番の理由は、モニターの大きさと比例したペンタブレットを必要とするからが大きいのだと思います。

intuos proに関していえば、ラージサイズがintuos proにしかなく4万円超という決して安くはない金額を出して購入します。

モニターサイズに準じた挙動をしていないとイラストやモデリングの時にものすごく違和感や、不便さを感じます。

30型のモニターにミディアムのペンタブレットを使われている方もいるので、個人の使用感で決められることをおすすめします。

家電量販店でテストしてみるのもいいかと思われます。

intuosのさらなる変化

2018年3月、intuosはさらなる変化を遂げました。

前ハイエンドモデルのintuos4、intuos5に匹敵する筆圧感知度を誇るintuosを発売しました。

残念ながらzbrushcoreの付属のものはなくなりましたが、クリップスタジオペイントが付属してペンタブレットを使ったデジタルイラストの敷居が下がったように思います。

ただ、一番懸念していたことが起こってしまったのです。

ラージサイズがない

筆圧感知能力が格段に上がり、リニューアルの発売となれば、一番に期待した比較的安価なラージサイズが手に入るかもしれないという事です。

しかし、スモール、ミディアム、ソフト付きミディアムといったラインナップにとどまってしまいました。

zbrushcoreが付属しなくなったこと

zbrushcoreはzbrushの特定の機能を制限した廉価なバージョンで、3Dモデリング入門に重宝され、zbrushcore欲しさにペンタブレットを購入する方がいるほどでした。

zbrushcoreからzbrushにアップグレードするほうがzbrushを直接買うより少し安くなるので、利用者がものすごく増えました。

リニューアルされたintuosには付属するものはなく、いったん3Dへの敷居が下がっただけに落胆を隠せませんでした。

液晶ではないペンタブレットが愛される理由

イラストレーターや3Dモデラーは長時間同じ姿勢を保ちつつ、作業をします。

液晶ペンタブレットがいいという方もいますが、中にはモニターにまっすぐ向いて作業できる、ペンの手元が邪魔をしないなど作業効率の良さから愛されていています。

その見地からも、今回のintuosはラージサイズを設けて欲しかったです。

ディスプレイが大きくミディアムの比率では作業が立ち行かないという方も多く、毎日使うとなればやはりタブレットも消耗してしまいますので、買い替えが容易にできる環境というのが整えられるといいと思っています。

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まとめ

ペンタブレットについて、厳しい意見も言われていますが、それだけ道具として愛されている、必要とされているのからという事です。

自分自身がどのような用途でペンタブレットを使うかによって、購入するものも大きく変わってくると思います。

ペンタブレットは使い慣れれば非常に楽しく、機能的でクリエイターには欠かせないものになります。

よく吟味して、より良いペンタブレットライフ、デジタルライフを送っていただきたいものです。