液晶テレビでアニメを見るときのコツは?4つの注目ポイント
液晶テレビは、さまざまな映像を楽しむことができます。
映画やドラマ、スポーツやニュースなど、映像の種類は多くありますが、アニメもその中のひとつです。
現在は大人向けの作品も多くあり、昔と比べてアニメを観賞する人が増えていますが、アニメを見るときは、ちょっとしたコツがあります。
では、液晶テレビでアニメを見るときのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
画質の調節をしよう
アニメを見るときは、液晶テレビの画質の設定をチェックしてみましょう。
普通の映画やドラマとアニメでは、映像の質感が違うため、同じ設定で見ていると、違和感を覚えることがあります。
アニメは、映画などと比べて明るい画面になっていることも多く、輪郭がはっきりしていた方が、よりきれいに見えるものです。
そのため、アニメを見るときは、「アニメがきれいに見える」という点を重視して、設定を変更するようにしましょう。
画質にこだわりがない人ならともかく、なるべく高画質で見たいと考えている人は、こうした設定にもしっかり気を配っておいてください。
4Kの商品などは、アップコンバートによって、普通に見ていてもかなり美しい映像になっていますが、アニメ向きの設定にしておけば、よりベストな状態で楽しむことができます。
作品によっても違いがある
アニメと一口にいっても、その映像は、作品によって違いがあるものです。
例えば、子供が喜ぶキッズアニメと、深夜に放送している過激な内容の大人向けアニメでは、かなり映像の質感が異なります。
アニメといえば、はっきりとした明るい色が多いイメージもありますが、ダークな内容の作品では、それに合わせた暗い画面になっているものです。
暗いシーンが多い作品では、黒をはっきりさせる設定にしておくと、画面全体が引き締まり、画質をよく感じることができます。
そして、昔のセルアニメと、現在のデジタルなアニメでも、映像には差が出てくるものです。
昔のアニメは少し暗く感じることも多いので、見づらく感じるときは、やはり設定の変更が必要になります。
また、何年も続くような長期の作品だと、途中からデジタルに移行していることも多いので、映像の違いに注意しておきましょう。
途中で変わった場合、ひとつの作品の中でセルとデジタルが混在することになるため、同じ作品を見るときでも、途中で設定を変えたくなることがあるのです。
いずれにしても、最もきれいに見える設定にしておけば、アニメ鑑賞はより楽しくなります。
音に注意しよう
アニメには、通常のテレビアニメだけでなく、劇場公開される映画作品もあります。
それを自宅の液晶テレビで見るときは、音に注意しておきましょう。
普通の液晶テレビで見る場合、映画の5.1ch音声だと、セリフが聞き取りづらくなることが多いのです。
周囲の音の方が大きく聞こえてしまい、急な大音量にびっくりすることもあります。
洋画などではよくあるケースですが、アニメ映画も、この点には十分注意しておきましょう。
液晶テレビには、セリフを聞き取りやすくするための設定を備えている商品も多いので、それをうまく利用してください。
人物のセリフをはっきりと大きくして、周囲の音を適度に抑えることができれば、快適に見ることができます。
また、5.1chと2chステレオを選択できる場合は、2chの方を選択しておくのも、音を聞きやすくするにはおすすめの方法です。
こうした音のデメリットは、サラウンドヘッドホンなどを使用するときは問題ありませんが、普通にテレビのスピーカーを使うときには、どうしても気になってしまいます。
ストレスなく見るためにも、事前にチェックしておいてください。
テレビアニメやOVAにも注意
5.1ch音声で収録されているアニメ作品は、映画だけとは限りません。
テレビアニメであっても、まれに全編5.1chで製作されているものがあるので、その場合は、映画と同じような音の違和感を覚えてしまいます。
もし5.1chのテレビアニメなら、音の設定を確認しておいてください。
他には、テレビでも映画でもないOVA作品なども5.1ch音声になっていることがあるので、注意が必要です。
また、もともとは2chステレオでも、あとから5.1ch化される作品もあります。
ブルーレイBOXが出るときなどに、5.1ch音声を加えているものがあるのです。
その場合は、どちらの音声も選択できるようになっていることが多いので、見る前に確認するようにしましょう。
旧作をまとめて見るための工夫
テレビアニメを見るときは、放送中の作品を追いかけるだけでなく、すでに完結した作品をまとめて見たくなることもあります。
その際は、液晶テレビをインターネットに接続しておくと、続けて鑑賞することができて、とても便利です。
ここで重要なのは、インターネットに接続することで利用できるVODになります。
VODは動画配信なので、レンタルDVDを利用するときのように、「借りたい巻がない」というデメリットを防ぐことができるのです。
テレビアニメのDVDといえば、1巻に2~3話くらいしか収録していないものが多く、2クールの作品で全12巻というものもあります。
古い作品や長い作品であれば4~5話ずつ収録されていますが、1クールの作品だと、あまりまとまっていないのが現状です。
そうなると、レンタルで全巻揃っていないことは、どうしても多くなってきます。
しかし、動画配信であれば、借りたり返したりする必要がないので、そうした事態は起こりません。
見たい作品がラインナップにあれば、確実に見ることができるのです。
ディスクの入れ替えが不要
VODでアニメを続けて見るときは、レンタルDVDと比べて、手間が少なくなります。
というのも、動画配信であるために、ディスクの入れ替えが不要になるからです。
DVDだと、ひとつのディスクを見終わったら、次のディスクに入れ替えなければならず、最後まで見るためには、何度もその作業を繰り返すことになります。
しかし、液晶テレビでVODを利用すれば、基本的にリモコンの簡単な操作だけで済むので、入れ替えなどの面倒な作業は必要ありません。
つまり、完結したアニメをまとめて見るためには、VODは最適な方法なのです。
従来のDVDレンタルに不満を感じている人は、ぜひ利用してみてください。
目の疲れを軽減しよう
液晶テレビでアニメを見るのであれば、目にかかる負担を無視するわけにはいきません。
画質や音に注意することも大切ですが、あまり長時間見すぎて、目を疲れさせないことも、重要なポイントなのです。
しかし、アニメをまとめて見ようと思えば、どうしても長い時間がかかってしまいます。
特に、1クールの短い作品には注意しなければなりません。
なぜなら、1クールの作品は、「見ようと思えば1日で完走できる」という分量になっているからです。
長い作品を見ようと思えば、どうやっても1日で終わらせることは難しいので、最初から諦めて分割することになります。
一方、全話見ても12~13話程度の作品の場合、休みの日にまとまった時間をとることができれば、なんとか消化してしまえるのです。
しかし、いくら短いとはいえ、一気に見るとなれば、それなりに時間はかかります。
オープニングやエンディングをとばしたとしても、全話見終わる頃には、かなり疲れているものです。
そのため、アニメをまとめて見るときには、必ず休憩を入れるようにしてください。
目の疲れをためない工夫
アニメをまとめて見るとき、目の疲れを少しでも軽減するためには、何話か見たら、少し目を休ませる時間を設けることが大切です。
ずっと液晶テレビの画面を見つめていると、どうしても目の筋肉が固まってしまい、疲れはどんどん蓄積されていきます。
そんなときは、ときどき遠くを見るようにして、疲れた筋肉をほぐすようにしてください。
少し休憩しておけば、後半のエピソードもすっきりした状態で楽しむことができます。
また、部屋を暗くしすぎるのも、あまりよい方法ではありません。
アニメに限らず、テレビを見るときは部屋を暗くする人も多いですが、暗い部屋で画面を見つめると、目には大きな負担がかかります。
できれば、少し暗くなるくらいにとどめておき、真っ暗な中で見続けるのは避けるようにしましょう。
まとめ
アニメは、動画配信であれば、スマートフォンやパソコンで見ることもできますが、できるだけ大きな画面で見たい場合には、やはり液晶テレビが必要になります。
そのときは、ここで紹介したようなポイントを参考にしてみてください。
基本的なコツを押さえてから見るようにすると、アニメをより快適に楽しむことができるのです。