液晶テレビの手垢はどうやって落とす? 掃除のための4つのポイント
液晶テレビは、日常の中で多く使う電気製品のひとつであり、自然と汚れがつきやすくなります。
特に、触ったときにつく手垢や指紋などは、かなり気になってしまうものです。
それらが画面についていると、映像に集中できないこともあります。
テレビ番組や映画などをしっかり楽しむためには、効果的な掃除の方法を押さえておきましょう。
ここでは、手垢を落とすときのポイントについて、詳しく説明していきます。
汚れを見やすくする
液晶テレビの画面を掃除するなら、まずは落とすべき汚れをしっかり見定めることが大切です。
汚れがどの位置にあるのかわからないと、効率が悪くなってしまいます。
画面全体をまんべんなく拭きあげる方法もありますが、隅々まで拭いたからといって、必ずしもきれいになるとは限りません。
拭き方が甘かったり、一部だけ落ちにくい汚れがあったりすると、すべて拭いたあとでも、汚れが残ってしまうのです。
そんなとき、汚れの位置がよくわからない状態になっていると、残った汚れを見落としたまま、作業を終わらせてしまいます。
すると、あとになって拭き残しを発見することになり、もう一度掃除を始めなければならないのです。
そのような二度手間を回避し、一度にすべての汚れを除去するためには、きちんと汚れの確認をするようにしましょう。
電源を切る
汚れの位置を確認するために最も重要なことは、テレビの電源を切ることです。
電源が入ったまま拭き取ろうとしても、汚れがよく見えないために、どうしても拭き残しが出る可能性が高くなります。
これは、画面が明るくなっていることが原因です。
手垢や指紋などの汚れは白っぽく見えるので、明るい画面の中では、なかなか判別することができません。
白っぽい汚れを見やすくするためには、画面をしっかりと黒くしておく必要があります。
そして、画面を黒くするためには、電源を切るのが一番確実な方法なのです。
画面が真っ暗になっていれば、手垢や指紋などが目立つようになるため、落としきれていない部分をすぐに見つけることができます。
それなら、拭き残しを放置して二度手間になる心配はありません。
角度を変えて見る
汚れを見つけるためには、電源を切る以外にも、「別の角度から見る」という方法があります。
真正面から見てわからない汚れであっても、少し見る角度を変えて、横や斜めから見るようにすると、見つけやすくなるのです。
角度を変えることで、光の当たり具合などが変化するため、それまで見えなかったものが、よく見えようになります。
拭き残しを減らすためには、ぜひ試してみてください。
ホコリをとる
液晶テレビの画面を拭くときは、汚れを見やすくする以外にも、事前に済ませておくべきことがあります。
それが、画面に付着したホコリの除去です。
普通に使っていれば、液晶テレビの画面には、多かれ少なかれホコリがついてしまいます。
そのホコリをしっかり取り除いてから拭くようにしないと、画面を傷つけてしまうことがあるのです。
ホコリがついたままの画面を拭けば、ホコリを画面に擦りつけることになります。
それで大きな傷がつくわけではありませんが、細かい傷であっても、何度も繰り返して蓄積されていけば、無視できないものになってしまうのです。
できるだけ画面を傷つけずに拭くためには、きちんとホコリを払い、余計なものを取り除いてから始めるようにしましょう。
静電気が出るものを使う
液晶テレビのホコリを取り除くには、ハンディモップなどで丁寧に払っていくのがおすすめです。
ただし、普通のハンディモップでは、うまく取れない場合もあります。
特に、静電気が発生しやすい時期は要注意です。
液晶テレビが静電気を帯びていると、埃を引き寄せてしまうため、払っても払っても付着することになり、なかなかきれいになりません。
それを防ぐためには、静電気を発生させるハンディモップを使ってください。
ハンディモップの方で静電気を出していると、液晶テレビの静電気を抑えつつ、ホコリを集めて残さず取り除くことができます。
それなら、何度も同じところを払ったりしなくても、効率よくホコリを除去できるのです。
冬の静電気が多くなる時期は、積極的に使うようにしましょう。
拭くものに注意
液晶テレビの手垢や汚れを落とすときは、決して適当なものを使ってはいけません。
画面を拭くのであれば、それに適したものを使うことが大切です。
そのため、その辺に置いてあるティッシュを安易に使うのはやめましょう。
ティッシュは柔らかいイメージがあるので、一見すると問題ないように思えますが、繊細な液晶画面にとっては、それほど優しいものではありません。
液晶画面をティッシュで拭くと、細かい傷をつけてしまう可能性が高いのです。
ティッシュが近くにあると、つい手が伸びてしまいますが、液晶テレビを傷つけないためには、使わないようにしてください。
液晶テレビの画面を拭くなら、ティッシュよりもクリーニングクロスの方が適しています。
クリーニングクロスは、眼鏡やカメラのレンズを傷つけずに拭くことができるため、液晶テレビの画面を拭いても、ダメージを与えるようなことはありません。
強く擦らない
クリーニングクロスを使うとしても、拭き方によっては、画面に負担をかけてしまうことがあります。
ゴシゴシと力任せに擦るような方法だと、どうしてもダメージが大きくなってしまうのです。
せっかく柔らかいクリーニングクロスを使うのであれば、拭き方も優しくなるように注意してください。
柔らかいもので優しく拭く方法なら、余計なダメージを与えることはありません。
落ちにくい汚れがあったときでも、強く圧迫するように擦るのではなく、息を吹きかけて、少しだけ湿らせてから拭いてみてください。
それなら、無駄に力を入れなくても、すんなりと汚れを落とすことができます。
キッチンペーパーを使う
液晶テレビの手垢を落とすときに便利なものは、クリーニングクロス以外にも、キッチンペーパーがあります。
キッチンペーパーは、主に油汚れを落とすときに活躍してくれるものです。
画面の汚れが、通常の手垢や指紋などではなく、油にまみれた手の跡だった場合は、簡単には落とすことができません。
そうした汚れは、子供がテレビを見たあとに、よくついているものです。
大人なら、油まみれの汚れた手で画面に触ることはありませんが、子供の場合は、お菓子などを食べたあと、そのまま触ったりすることがあります。
その汚れをクリーニングクロスで落とそうとしても、変に広がってしまい、なかなかきれいに取り除けないことが多いのです。
油を含んだ汚れを落とすなら、ぜひキッチンペーパーを使ってみてください。
キッチンペーパーは、油をよく吸収してくれるので、普通にクリーニングクロスを使うよりも、かなりきれいな状態にすることができます。
湿らせて拭いたら乾拭き
キッチンペーパーを使って油汚れを落とすときは、そのまま拭くのではなく、少しだけ湿らせてください。
少量の水分が入ることで、汚れを落とす効果が高まります。
そして、湿ったもので拭いたあとは、乾いたキッチンペーパーで水分を拭き取り、しっかり仕上げをしてください。
この方法なら、クリーニングクロスで落としきれなかった油汚れを、残さず取り除くことができます。
まとめ
液晶テレビの手垢を落とすときは、ただ拭けばよいというものでありません。
事前にしっかり準備をして、画面にダメージを与えないものを使い、正しい方法で拭くことが大切です。
画面を拭くだけなら簡単な作業のように思えますが、適当に拭いていると失敗してしまうこともあるので、油断しないようにしましょう。
適切な方法であれば、汚れを確実に落とし、液晶テレビを長持ちさせることができます。