液晶テレビを一人で運ぼうとすると壊れるというのは本当?
液晶テレビは、業者に運んでもらった方が良いといわれることが多いアイテムです。
たしかに一人で液晶テレビを運ぶと、壊れてしまった時のダメージはでかいですよね。
決して安いものではないですから。
それもあって、業者に運んでもらった方が良いといわれることが多いのですが、果たして液晶テレビは本当に自分で運ぼうとすると壊れてしまうのでしょうか?
業者も特別な運び方をするわけではない
液晶テレビを運ぶ際に、業者に任せるといいといわれるのは、何もそれは業者が特別な運び方をしているからというわけではありません。
何となく昔の人は、業者は特別な運び方をしていると思っていたこともあるかもしれません。
でも、今の時代、業者がどうやって液晶テレビを運んでいるかなんて、簡単に調べることができます。
そしていちいち調べるまでもなく、引っ越し業者は液晶テレビを運ぶ際にも、普通に車で運搬していきます。
では、自分で液晶テレビを移送する際に運ぶ手段は何になるでしょうか?
それもまず車になるのではないでしょうか?
たしかに距離が近ければ歩きになるでしょうが、引っ越しなのにそんなに近くに移動することもそうそうありません。
となるとやっぱり、液晶テレビを運ぶ際には車で運ぶことになるはずです。
つまり、業者に依頼しようが個人で運ぼうが、運ぶ方法は同じだということになります。
大きな違いは梱包のやり方
では、業者にお願いするのと自分で運ぶのではなにが違うのでしょうか?
同じ車で運ぶにしても、車のがたつきが全然違ったりするんでしょうか?
たしかに、引っ越しで使う車のほうが明らかに大きいですし、重たいです。
だから、その分だけ安定性は高く、ちょっとしたことではがたついたりはしません。
それに対して個人で使う車は、大きいと言ってもたかが知れています。
なので、がたつくことも全然ある。
それは実際違いではあります。
でもその差がすごく大きいというわけではありません。
それよりも大きな違いになるのは、たとえば梱包の仕方とかそういうところにあるんです。
引っ越し業者は二つの点に気を付けている
では、引っ越し業者が液晶テレビを梱包する際と、素人がそれを梱包する際には、どんな違いがあるでしょうか?
引っ越し業者が液晶テレビを梱包する際に気を付けるのはふたつのポイントです。
液晶テレビの向き
まず一つは、液晶テレビの向きです。
素人が液晶テレビを運ぼうと思ったら、少しでも倒れないようにするために、横向きに寝かせて梱包しがちです。
たしかにそのほうが安定性はましますが、それでは液晶の上に荷物がきたりすることも出てきます。
結果、そのおもみで液晶に傷がついたり割れたりする可能性が出てくるんです。
それではその液晶テレビは使い物にならなくなります。
だからそうではなく、業者は、液晶テレビを立てて梱包するんです。
つまり、いつもリビングなどにおいてあるあの状態で梱包して運ぶということになります。
いつもリビングなどに置いていあるあの状態でも、液晶テレビはそうそう倒れないですよね。
それだけ意外と安定性も高いんです。
そのうえさらに、それがちょうどよいサイズの段ボールに入れられていたら、そうそう倒れません。
しかも、それでは上に何かをのせられるような面積もありませんから、上に何かがのせられることもありません。
つまりすごくダメージを受けづらくなるんです。
隙間をクッションで埋める
もう一つ、業者が液晶テレビを運ぶ際に気を付けているポイントがあります。
それが、隙間をクッションで埋めるということです。
ここで言うクッションとは、何も本当の意味でのクッションではありません。
そうではなく、たとえばタオルのようなものを入れておくという意味になります。
もちろん本当のクッションを入れてもいいのですが、とにかく隙間を埋めて少しでも液晶テレビが傾いたり倒れたりしないように安定性を高くするんです。
またさらに、そうしてクッションをいれておけば、最悪倒れてしまったとしても、壊れることを防げる可能性が高くなります。
こうした2点に気を付けていれば、確かにそうそう液晶テレビが運搬中に壊れてしまうということはなくなります。
真似して梱包にさえ気をつければ大丈夫
たしかに車にも違いはありますが、最も大きい違いはこれです。
ということはつまり、この違いを埋めることができれば、別に業者に頼まなくても、一人で運んで問題ないということになります。
実際梱包で気を付けるべき、真似するべき二つの点も決して難しいことではありません。
たとえば、液晶テレビがぴったりはまる大きさのダンボールや発泡スチロールを用意してかんぺきな梱包をしようというわけではないんです。
もしそういうことであれば、逆にそれを用意するのが大変なので業者に運んでもらった方が良いでしょう。
でも、この程度の差なのですから、自分で運ぶというのも全然ありです。
別に、液晶テレビは業者に運んでもらわないと壊れるなんていうことは全然ないんです。
自分で液晶テレビを運ぶメリット
でも、ここで一つ疑問が生じてきます。
たしかに、液晶テレビは業者に運んでもらわないと壊れるというのはうそだということがわかりました。
ただ、あえて自分で運ぶメリットはあるのでしょうか?
料金が安くなる
まず一つはこれ、料金が安くなるというメリット。
当然ながら液晶テレビは大きいものですし、梱包などの手間もかかるものになります。
だからそれを運んでもらおうとおもったら、やっぱりそれなりの料金になることもあるんです。
それがなくなるだけで、まずまずの割引になることも。
自分だけで引っ越しできる可能性が出てくる
たとえば実家からの独立の場合、新しい家具などは買うことが多いです。
でも液晶テレビは自分の部屋から持っていくことも多いですよね。
そんな時、その液晶テレビやあとちょっとの荷物のためだけにお金をかけて業者を呼ぶのは何となくもったいないです。
でも液晶テレビを自分で運ぶことができるのであれば、そもそも引っ越し業者を使わなくても済むようになります。
引っ越し業者を使わなくても済むようになるのであれば、その分そこにかかるお金は無くなります。
同じお金に関するメリットではありますが、こちらの場合はその差はかなり大きくなりますね。
すぐにテレビが見られる
自分で運ぶ場合、自分とともに移動してくるわけですから、新しい家に自分がついた時、すぐにテレビが見られます。
いちいち引っ越し業者の到着を待つ必要がないんです。
引っ越し業者の到着を待っている間は、割と暇だったりもしますよね。
今の時代スマホがあるから、ある程度暇はつぶせますが、やはりテレビの存在感というのは大きいです。
それがついているのといないのでは、部屋の空気感も違ってきます。
空気感を明るくすることができるわけですから、自分と一緒に液晶テレビがやってくるというのは大きなメリットになるんです。
特に引っ越し業者が作業をしている間に何となく気まずさを感じる人には、自分が運んでいくのはおすすめできます。
まとめ
液晶テレビは業者に運んでもらわないと壊れてしまうというようなことは、まったくありません。
たしかに精密機械ではありますし、衝撃には弱いところがあります。
でも、別に引っ越し業者と自分たちの差がすごくあるわけでもないんです。
だから、何も無理して引っ越し業者に運んでもらうことを依頼する必要はありません。
可能であれば自分たちで運ぶのもおすすめです。