液晶テレビを眩しく感じたら?画面の明るさで注意すべき4つのポイント
液晶テレビを使っていると、画面の明るさに違和感を感じることがあります。
もし眩しく感じるようなときは、無視せずに設定を変えましょう。
画面が眩しいときは、明るさの設定が合っていない可能性があります。
液晶テレビは、明るさの変更ができるようになっているので、適切な値に調節して使うことが大切です。
では、画面の明るさで注意しておきたい4つのポイントを紹介していきましょう。
新しく買ったら調節を
液晶テレビの映像は、暗いよりも明るい方が見やすくなり、きれいに感じるものです。
そのため、液晶テレビを店頭に並べるときは、通常よりも明るめの設定にして、見映えをよくする場合があります。
しかし、その明るさは、あくまでも店頭できれいに見せるための設定です。
家庭で普通にテレビを使う場合には、眩しさを感じてしまうことが多くなります。
液晶テレビは、使う場所に合わせて、適切な明るさに調節しなければならないのです。
ところが、買ってきたばかりの液晶テレビは、店頭での設定のままになっていることがあります。
それを知らずに設定を変えないまま使っていると、明るさが合っていないために、眩しくなってしまうのです。
明るさは必ず確認する
液晶テレビを初めて使うときは、まず明るさを確認して、調節を行いましょう。
明るい設定のままになっているようなら、使う部屋の明るさに適した値まで下げなければなりません。
また、適切な明るさというのは、その場所によって違います。
つまり、買ったときの設定が極端に明るいものでなかったとしても、テレビを見る部屋に合っているとは限らないわけです。
そのため、明るさは必ず調節することをおすすめします。
適度な明るさで使えば、眩しさを感じることはありません。
コントラストに注意しよう
眩しさを感じる原因は、単に明るさの問題だけではありません。
画面のコントラストが高すぎる場合も、眩しさを感じることが多くなります。
コントラストとは、暗い部分と明るい部分の差をはっきりさせるものです。
このコントラストが高くなっていると、暗いところはより暗く、明るいところはより明るく見えるようになります。
その差が曖昧な状態だと、メリハリのない映像になってしまいがちですが、コントラストを上げておけば、くっきりとした見やすい映像になるわけです。
しかし、コントラストを上げすぎていると、明るい部分を必要以上に強調することになってしまうため、どうしても眩しさを感じやすくなります。
コントラストの高さは見やすさにつながることから、「高ければ高いほどよい」という勘違いをしてしまうこともありますが、むやみに上げるのは避けるべきです。
大切なのは、その部屋に合わせた設定なので、自分が最も見やいと感じる値を意識して調節しましょう。
明るさと合わせて調節する
コントラストの調節は、明るさの調節とセットで行うのがおすすめです。
両方を慎重に変えていくことで、ちょうどよい明るさを見つけることができます。
ただ明るさを下げても、逆に暗くなりすぎてしまうことがあるため、明るさの調節だけを行うのはよくありません。
明るすぎる画面と同じく、暗すぎる画面も、とても見にくくなってしまうのです。
しかし、明るさだけでは対応できないときでも、コントラストを一緒に調節すれば、暗くなりすぎる心配はありません。
明るさを下げすぎて見にくくなるようなら、コントラストの方を下げてみましょう。
すると、明るさを抑えつつも、見やすい映像にすることができます。
目の負担を軽減しよう
液晶テレビの画面を眩しく感じるときは、目が疲れている証拠でもあります。
ずっと画面を見続けていると、どうしても目に負担をかけてしまうので、眩しさだけでなく、痛みを感じたり、目がかすむこともあるのです。
そのため、あまり長時間テレビを見るのはやめましょう。
何時間も続けて見るのではなく、時間を決めて適度に見ることが大切です。
もし長く見るのであれば、ずっと画面を見続けるのではなく、ときどき休憩することをおすすめします。
休憩を入れずに見ていると疲れは蓄積されるばかりですが、休む時間を設ければ、負担を減らすことができるのです。
そして、休憩するなら、なるべく遠くの景色を見るようにして、画面を見て酷使した目を休めるようにしましょう。
また、画面を見続けると、まばたきが減ってしまうことも多いので、目が乾きすぎないように、目薬を使うことも大切です。
こうした対策は、液晶テレビだけでなく、パソコンの画面やスマートフォンの画面でも必要になります。
ブルーライトの対策
液晶テレビやパソコン、スマートフォンなどの画面からは、ブルーライトが出ています。
これは、目に負担をかけてしまう大きな原因です。
ブルーライトは、太陽の光にも含まれている強い光なので、あまり浴び続けていると網膜が刺激され、視力を低下させる恐れがあります。
また、睡眠のためのホルモンを抑制してしまう働きもあるため、睡眠不足になることもあるのです。
このブルーライトは、明るい画面から多く出てしまうため、明るすぎる設定でテレビを見ることは避けてください。
先述のように明るさを適度に調節しておけば、ブルーライトを軽減することができます。
また、ブルーライトをカットする眼鏡を使うのもおすすめです。
主にパソコンの作業などで多く用いられていますが、液晶テレビのブルーライト対策にも、優れた効果を発揮してくれます。
適度な明るさに調節し、この眼鏡も併用しておけば、ブルーライトの刺激を大幅に減らすことができるのです。
液晶テレビを長持ちさせるために
液晶テレビは、普段の生活で頻繁に使用する家電製品のひとつであり、劣化に注意しなければなりません。
劣化を早めてしまうものは、日常の中には多くあります。
部屋の湿気や蓄積した埃、何度も繰り返される電源のON・OFFなどによって、液晶テレビには負荷がかかり、だんだん劣化していくのです。
そして、劣化の原因の中には、画面の明るさもあります。
画面が明るいということは、液晶テレビのバックライトを酷使している状態です。
バックライトが画面を照らすことで、液晶テレビは映像を映していますが、酷使しすぎて劣化した場合は、映像を正しく映すことができなくなってしまいます。
このバックライトを劣化させないためには、明るすぎる設定を控えなければなりません。
適度な明るさにしておけば、バックライトが極端に劣化する心配はなく、長く使うことができます。
つまり、明るさを調節して使うことは、テレビの寿命を延ばすことにもなるわけです。
不具合を防ぐ
明るさを抑えて液晶テレビの劣化を遅らせれば、画面が急に暗くなったり、縦に線が入ったりする不具合も防ぐことができます。
そうした液晶テレビの不具合は、バックライトの劣化によるところが大きいため、明るさを調節することが、よい対策になるのです。
暗くなったり線が入ったりする症状があると、高額な修理費が必要になったり、無理に自分で直そうとして失敗したりと、さまざまなデメリットも出てきます。
それを避けるためにも、普段から明るくしすぎないように注意して使いましょう。
まとめ
液晶テレビは、現代の生活では必需品となる商品ですが、その使い方には注意しなければなりません。
必要以上に明るくして使ったりすると、目に余計な負担をかけたり、劣化を早めることになってしまいます。
そのためには、ここで紹介したような注意点を常に意識して、適度な明るさを保つようにしてください。
眩しさを感じない設定にしておけば、人の目にもテレビ本体にも優しい使い方ができます。