液晶テレビを見るときの眼精疲労はどうやったら防げる?試したい4つの方法
液晶テレビの画面を長く見つめていると、目の負担が増えることになります。
その状態が続けば、目の充血やかすみといった眼精疲労の症状が出てきます。
ひどいときには、頭痛や肩こりになってしまうこともあるのです。
眼精疲労を防ぐためには、なるべく目に負担をかけないように、注意しながらテレビを見るようにしましょう。
ブルーライトの量を減らす
液晶テレビの画面からは、ブルーライトと呼ばれる光が出ています。
これは、パソコンやスマートフォンなど、液晶画面があるものからは常に発生している光であり、目に疲労が蓄積する原因のひとつです。
ブルーライトはかなり強い光なので、目に入ると、網膜に大きな負担をかけることになります。
角膜や水晶体での吸収が追いつかないほど強いエネルギーをもっているため、網膜の奥をもろに刺激してしまうのです。
そのため、ブルーライトを長時間浴び続けていると、眼精疲労になる可能性は高くなります。
目にかかる負担を減らすためには、なんとかしてブルーライトの影響を抑えなければなりません。
専用の眼鏡を使う
現代社会では、液晶画面の使用頻度が非常に高くなっています。
液晶テレビはもちろん、パソコンやスマートフォン、携帯ゲームなど、ブルーライトを発する商品を毎日使っています。
そのため、少しでもブルーライトのデメリットを軽減できるように、対策のためのアイテムも多く使われているのです。
ブルーライトをカットする眼鏡は、そうした便利なアイテムの中のひとつです。
液晶画面を見るときにその眼鏡をかけていると、レンズがブルーライトをガードしてくれます。
何もせずにただ画面を見ていると、どんどんブルーライトが入ってくることになりますが、専用の眼鏡をかけていれば、その量を大幅に軽減することができるのです。
保護フィルムや保護パネルを使う
ブルーライトをカットする眼鏡は、かけたり外したりするのが面倒に感じてしまうこともあります。
ただ眼鏡をかけるだけなので、「まさか面倒になることはないだろう」と思ってしまいますが、何度も繰り返していれば、だんだん煩わしくなる可能性はあります。
そんなときは、画面から出るブルーライトを抑えるアイテムを利用してみましょう。
画面に保護フィルムや保護パネルを重ねておけば、画面から出るブルーライトの量をしっかりと軽減してくれるので、普通にテレビを見ていても、あまり目が疲れません。
面倒な作業は最初に取りつけるときだけなので、なるべく手間を省きたい人にはおすすめです。
時間が長くなるときは休憩する
目の負担を減らして眼精疲労を防ぐのであれば、テレビの視聴時間に注意することも大切です。
長く液晶画面を見つめていれば、それだけ目が疲れてしまいます。
テレビ番組は、ぼんやりとザッピングして、なんとなく見続けてしまうこともありますが、それはよくない視聴方法です。
目に余計な負担をかけないためには、だらだらと長く見るのではなく、見たいものが終わったら、いったんスイッチを切るようにしましょう。
しかし、DVDや動画配信でドラマをまとめて消化したいときなどは、どうしても時間が長くなってしまうものです。
そんなときは、延々と見続けるのではなく、ときどき休憩を入れるようにしてください。
ドラマは1時間弱で1話が終わるので、休憩を入れやすくなっています。
目が疲れてきたら、無理に続きを見るのではなく、いったん休んでリフレッシュするようにしましょう。
休みながら見ていれば、疲労の蓄積を軽減することができます。
目薬を入れる
休憩して目を休めるのであれば、目薬を入れる方法もおすすめです。
長く目を酷使したことで充血が起こってしまったときは、休憩中にビタミンを配合した目薬を入れるようにすると、より負担を軽くすることができます。
目薬を入れれば、乾燥を抑えることもできるので、目を休めるには最適な方法なのです。
何もしないでただ休むより効果的なので、長くテレビを見るときは、事前に準備しておくようにしましょう。
目を温める
休憩中の工夫としては、蒸しタオルで目の周りを温める方法もあります。
長い時間テレビを見ていると、目がショボショボしてしまうことがありますが、それは血行不良が起きている状態です。
血の流れが滞ることで、ショボショボした感じが強くなり、画面を見続けるのが辛くなってきます。
目の周りを温める方法は、そのような症状を和らげることができるのです。
温かいタオルを目に当てていると、血管が広がり、滞っていた血の流れが、だんだん回復してきます。
すると、目のショボショボ感が軽減され、快適な状態でドラマの続きを見ることができるのです。
画面の明るさを調整する
まぶしいものを長く見つめていたりすると、目に大きな負担をかけることになってしまいます。
そのため、眼精疲労を防ぐためには、液晶テレビの輝度もしっかりチェックするようにしましょう。
明るい部屋でテレビを見るときは、輝度を上げて画面を明るめにしておかないと、少し見づらく感じてしまうものですが、やりすぎには注意してください。
むやみに明るくしてしまうと、映像はきれいに見えても、目にはよくありません。
画面を明るくするといっても、あくまでも適度な明るさが大切なので、間違っても最大値まで上げたりしないようにしましょう。
暗い部屋では抑える
暗めの部屋でテレビを見るときは、それに合わせて輝度も下げておくべきです。
周囲が暗い中で強い光を放つものを見つめていれば、目にかかる負担は増大してしまいます。
この点を軽視ていた場合、室内の明るさが変化しても、そのままの設定で見続けてしまうことがありますが、目のダメージを軽減するためには、忘れずに調整を行ってください。
特に、映画を見るときは要注意です。
部屋で映画鑑賞をするときは、照明を落として真っ暗にする人も多いですが、そのときに輝度の調整をしていないと、とても目に悪い状態で見ることになってしまいます。
しっかり輝度を下げて、目の負担を和らげるようにしましょう。
テレビを見る位置を変える
目の負担をできるだけ少なくするためには、自分が座る位置も重要になってきます。
液晶テレビの画面と自分の位置が近すぎた場合は、どうしても目が疲れてしまうので、視聴距離は十分に確保するようにしましょう。
適切な視聴距離は、「画面の高さ×3」という式で算出できるので、もしそれよりも近い位置で見ていた場合は、すぐに場所をかえてください。
きちんと離れて見ていれば、目の疲労をしっかりと軽減できます。
目線よりも下に
テレビの位置を考えるときは、高さにも注目してみましょう。
画面を見上げるような位置になっていると、目の負担は大きくなってしまいます。
人間の目線は、正面よりも若干低い位置に向かうことが多いので、楽に見続けるためには、「目線より少し下」というポイントを意識して場所を決めるようにしましょう。
画面の中央が、自分の目線より10~15度くらい下に位置していれば、無理のない自然なセッティングになります。
それなら、長く画面を見つめていても、ひどく疲れるようなことはありません。
まとめ
液晶テレビを使うときは、つい適当な方法で見てしまうこともありますが、目の負担を軽減して眼精疲労を防ぐなら、しっかりと対策を行うべきです。
そのためには、ここで紹介した方法をぜひ試してみてください。
ブルーライトや画面の明るさなど、ポイントをしっかり押さえておけば、目が受けるダメージは少なくなり、眼精疲労を回避することができるのです。