液晶モニタで目が疲れる原因とは?気をつけたい6つのポイント
現代社会では、液晶モニタを見つめる機会が多くなっているため、目の疲れには十分注意しなければなりません。
何も考えずに使っていると、目がショボショボしてきたり、かすんできたりするため、画面を見ることが辛くなってきます。
そうした疲れによるデメリットを防ぐためには、原因となるものを知り、対策を行うことが大切です。
では、どんなことが目の疲れにつながるのか、詳しく説明していきましょう。
光が当たりすぎている
液晶モニタを使っていて目が疲れてしまうときは、画面の眩しさが影響していることがあります。
眩しいものを長く見続けていれば、目が疲れてしまうのも当然です。
そして、眩しさを増す原因となっているのが、画面に当たる光の量になります。
例えば、太陽の光がもろに当たるような場所で液晶モニタを使っていると、とても見づらい画面になってしまいます。
それと同じで、照明が当たりすぎる状態で使っていると、目の疲れを増大させることになるのです。
なるべく疲れを軽減するためには、画面に当たる光の量を抑えなければなりません。
レイアウトを変える
画面に当たる光を減らすためには、レイアウトを変更し、見づらくなる位置を避けるようにしてください。
注意しておきたいのは、背後から光が当たる状態です。
窓の近くで、外に背を向けるように座っていると、後ろからの光が画面に反射してしまい、見づらくなってしまいます。
また、壁向きに座り、後ろから部屋の照明が当たるようになっているときも、反射が強くなる状態です。
そのような光の当たりやすいレイアウトは避けて、光の量が少なくなるように変えてみましょう。
画面に当たる光を抑えることができれば、目の疲れも軽減することができます。
ノングレアを使う
液晶モニタの画面には、グレア液晶とノングレア液晶の2種類がありますが、グレア液晶の方は、光の反射が強くなってしまいます。
グレア液晶の画面には光沢があるので、光が当たったときの反射が激しくなってしまうのです。
色が鮮やかでコントラストもしっかりしているため、映像の美しさを楽しむにはよいものですが、目の負担を減らすにはあまり向いていません。
また、映り込みが多くなるため、人によってはかなり気になってしまうこともあるのです。
そうしたデメリットを防ぐためには、光沢のないノングレア液晶の方をおすすめします。
色合いやコントラストの面で若干落ちる反面、どこから光が当たってもほとんど反射しないため、目の疲れを軽減するには最適です。
動画や画像よりも、ワードやエクセルでの作業が多いような場合は、ぜひノングレアを使ってみてください。
フィルムで対策を
光の反射を防ぐにはノングレアが最適ですが、すでにグレア液晶を使っている場合、そう簡単に買い替えるわけにはいかないこともあります。
そんなときは、液晶保護フィルムを使ってみましょう。
液晶保護フィルムには、貼ることで反射や映り込みを抑えてくれるものがあります。
それを使えば、グレア液晶であっても、光による目の疲れを軽減することができるのです。
傷を防ぐためにも役立つアイテムなので、積極的に使っていきましょう。
画面が明るすぎる
液晶モニタを見ていて目が疲れてしまうときは、画面に当たる光の量だけでなく、画面自体の明るさもチェックしておくことをおすすめします。
画面に当たる光の量を抑えていたとしても、輝度の設定が高く、画面そのものが明るすぎる状態になっていると、眩しさを軽減することができません。
そのような眩しい画面を長く見つめていると、目の疲れをひどくしてしまうのです。
なるべく目を疲れさせないためには、むやみに明るくするのではなく、少し抑えるようにしてください。
動画などを再生するときは、明るい方がきれいなように感じることも多いですが、限界近くまで輝度を上げてしまうと、眩しすぎてすぐに目が疲れるようになります。
また、そのような設定を続けていると、液晶モニタの方にも負担をかけてしまうので、寿命のことを考えても、よい使い方ではありません。
余計なデメリットを防ぐためには、常に適度な明るさで使うようにしてください。
フォントサイズが小さい
液晶モニタを使うときの目の疲れを抑えるには、字の大きさにも注意すべきです。
字が小さい本を読んでいると、目がチカチカしてくることからもわかるように、フォントサイズは目の疲れに大きく影響してくるポイントになります。
あまり字が小さいと、目を凝らさないとよく見えなかったりするため、長く見つめているうちに、どうしても疲れてしまうのです。
疲れを軽減するためには、なるべく見やすいサイズに調整するようにしましょう。
少し大きめのサイズにしておけば、すんなりと見ることができるため、無駄に疲れをためるようなことはありません。
ブルーライトの量が多い
液晶モニタの画面からは、ブルーライトという強い光が出ています。
ブルーライトは、水晶体などで吸収することができず、網膜の奥まで届いてしまうため、目にかかる負担を増大させることになります。
そのため、なるべく量を抑えるような工夫をしておかないと、目の疲れを軽減することはできません。
量を減らす工夫としては、専用の眼鏡や保護フィルムがおすすめです。
ブルーライトをカットする眼鏡は、レンズのところで目に入る光を減らしてくれます。
フィルムの方は、画面から出るブルーライトを抑えてくれるため、普通に見ていても目の負担を軽減してくれるのです。
眼鏡をかけたり外したりする作業を面倒に感じる人は、フィルムの方で対策を行いましょう。
長く続けすぎている
液晶モニタを使っていて目が疲れてくるようなら、連続使用時間を考えてみることも大切です。
デスクワークなどで集中しているときは、つい長く使ってしまうことも多いですが、画面を見つめる時間が増えれば、目の疲れも増していきます。
それを防ぐためには、むやみに長く使ったりせず、ときどき休憩を入れるようにしてください。
ただし、休憩中にスマートフォンやタブレットをいじったりするのはNGです。
それだと目を休めていることにならないので、必ず液晶画面から離れるようにしましょう。
遠くの景色を見るようにしたり、目薬を入れたりすれば、疲れを軽減することができます。
確実に休むために
液晶モニタを使うなら、休憩は大切なことですが、忘れてしまうこともよくあります。
それを避けるためには、スマートフォンでタイマーをセットしたり、パソコンのソフトを使ったりして、時間がわかるような工夫をしてください。
何もしないでいると忘れてしまいますが、ちょっとした工夫を加えるだけで、時間どおりに行動することができます。
目を酷使しないためにも、便利なものはどんどん利用していきましょう。
視線が上を向いている
液晶モニタを見るとき、下から画面を見上げるような使い方をしていると、目の疲れがひどくなります。
そのような上向きの角度は、ドライアイの原因のひとつであり、目にはよくありません。
目の疲れを軽減するためには、見上げるのではなく、見下ろすようにしてください。
姿勢を正して画面の角度を調整し、視線が正面よりも下になるようにすると、目の乾燥を防ぐことができるのです。
それなら、少しくらい長く画面を見ていても、疲れがひどくなるようなことはありません。
細かいポイントではありますが、なるべく意識しておくようにしましょう。
まとめ
液晶モニタを使うときは、決して適当に使ってはいけません。
やたらと光が当たっていたり、輝度の設定が合っていなかったりすると、目の疲れがひどくなってしまうのです。
そうなれば、画面を見つめることが辛くなり、大事な作業があるときなどは困ってしまいます。
ここで紹介したポイントをしっかりチェックして、目に優しい使い方をしていきましょう。