目指すはプロ!声優になるために必要とされる専門学校のカリキュラムとは?
「夢は声優!」と目標を掲げている高校生は決して少なくありません。
- アニメや映画が好きで、それらに触れている時間がしあわせ。
- テスト期間は勉強をやるけれど、休憩時間は趣味に触れていたい。
- 私の特徴的な声を活かして仕事をしたい。
もし、一度でもこれらのどれかに当てはまるのなら、プロ声優になるために専門学校へ通われてみてはいかがでしょうか。
専門学校には、プロ養成のためのノウハウがあり、様々なカリキュラムが存在しています。
本記事では、専門学校の特徴であるカリキュラムに焦点をおいてご紹介いたします。
夢をあてにするあなたを、私たちは応援いたします。
声優の基本となる発生練習
プロ声優になるために要するスキルの一つが発声法です。
なぜなら、プロ声優として活動するためには多様なキャラクターを演じる必要があるからです。
例えば、10代の女性を演じる場合、あなたはどのような声色を用いりますか。
端的に言えば、キャラクターにもよりますが、元気・爽快さ・快活さ・アクティブ・純潔などの印象が考えられます。
しかし、50代女性を演じるのであれば異なる声色が必要とされると想像できます。
音域を自由自在に変化させるためのトレーニングは、卒業後に不可欠なスキルとなりますので習得すべき点と言えます。
また、声優は声が命とも言える職業です。
職業柄、身体の不調によって声が「ガラガラ」となってしまっては、仕事に支障を来し兼ねません。
そのため、発声練習を通じて、喉や肺を鍛える必要があります。
大きな声を出すだけでなく、音域を広げ、環境に強くする視点は外せません。
発声練習は、どの専門学校でも取り入れられているカリキュラムですが、説明会の際は、その特徴を尋ねてみると気づきがあるのかもしれません。
声優になるためのアフレコ実践講座
プロ声優になるために通う専門学校と言えば、アフレコの実践講座があります。
こうした実践講座が取り入れられている専門学校は、設備が充実していることをご存知ですか。
中でも、アフレコなどをおこなうスタジオ設備に力を入れている専門学校もあるので、説明会時には見るべきポイントの一つです。
より現場に近い環境でおこなえる実践練習は、オーディションや現場に出てから武器になる経験と言えます。
つまり、、アフレコの実践経験を積めるカリキュラムを予め準備している学校があるのです。
スタジオを併設していることによって、社会人になるまえに実践経験を積めるため、一歩先へ進めると考えられます。
ただし、注意点もあります。
カリキュラムとして用意されていたとしても実践時間が限りなく少ない学校もあるという噂をききます。
そんなときは、カリキュラム外で自主練習として活用できるのか、必ず確認をしておく必要がありますので覚えておきましょう。
不可欠なフィジカルトレーニング
フィジカルトレーニングとは、身体(カラダ)強化を意味します。
つまりは、カラダを強くすると言い換えられます。
「強く」とは、肉体強化のほか、音感・リズム感・表現力や自己管理能力を高める意味も含まれます。
では、本章では専門学校のカリキュラムの一つ、フィジカルトレーニングについて解説いたします。
バレエ・ジャズなどのダンスで身体を強くする
多くの専門学校で取り入れられているバレエやジャズなどのダンス。
なぜこのようなカリキュラムが取り入れられているのかと言うと、前述の通り、フィジカルトレーニングの観点で必要とするべき基礎スキルだからです。
たとえば、卒業してすぐ、数多のオーディションに参加します。
50件100件オーディションへ参加しても、パス(合格)できないという体験もあるはず。
仮に、パスできなくても、二次合格というかたちで採用される場合も考えられます。
出演はできなくても、同役で採用された方人が体調を崩した場合、チャンスが貴方に巡ってくる場合もあります。
つまり、こうした状況でチャンスをモノにするためには、フィジカルトレーニングは不可欠なカリキュラムと言えます。
さらに加えて言えば、フィジカルトレーニングによって、身体表現力を磨いておけば、あなたの表現力にこころ奪われた演出家がそのまま採用するなんてことも考えられます。
声優だからフィジカルは関係ない!
と言いたくなってしまう場合もあるでしょうが、無下に時間を過ごすのではなく、将来の自分のための投資と考えて検討してみてはいかがでしょうか。
身体コミュニケーションに不可欠なダンス
ダンスは、身体コミュニケーションの一つとして養うための方法に最適です。
声優の仕事と言えば、声によるコミュニケーションが主だっていますが、ダンスでは声を発する機会は決して多くは有りません。
そのため、声以外の情報を見つけ出す必要があるのです。
例えば、ダンスをする際に腕がしっかり伸びている人とくねっと曲がっている人。
元気な印象を与えるのはどちらでしょうか。
発言内容は元気だけれども、その言葉に対して違和感を覚えたのなら、それ以外の情報から考察する必要があります。
声優業は、声が主体ですが、声によって視聴者に想像させるため、声以外の情報スキルが重要視される場合もあります。
専門学校のカリキュラムで意識する点で不可欠なポイントとして、ダンスは必須科目と言えます。
可能であれば、ダンスのテクニックよりも「ダンスを通じて何を学べるものなのか」という観点で専門学校を選んでみてはいかがでしょうか。
声優になるためのマインド
声優と一口に言っても、プロとアマチュアの違いがあるのです。
ここではプロとしての意識×カリキュラムについて共有いたします。
ビジネス
プロ声優として活動するためにはプロとしてのビジネススキルが不可欠となります。
そのため、ビジネス講座がある専門学校をおすすめします。
端的に言えば、
- オーディションに勝つ方法
- 声優業を確立させるためのルート
- 先輩声優から学ぶ!
芸能事務所と仕事の関係
- 現場での心構え
- 声優業で生計を立てていくための考え方
- 声優にとってのクライアントとは?
卒業後、「社会人になってからわからない」となってしまうことのないよう、学生のうちに学んでおく必要があります。
つまりは、専門学校のカリキュラムのなかにビジネス講座がある学校はおすすめします。
専門学校の二年間で、あなたの声優としてのビジネス観を養っていきましょう。
補足として:マインド
声優業において最も重要視するべきポイントが「マインド」です。
なぜなら、社会人にとって不可欠なスキルがマインドだからです。
マインドとは様々な意味合いがありますが、ここでは心構え(プロ意識)として解説します。
以下、具体例を挙げますが、心構えを用いる場面は数多くあります。
- 約束の時間10分前には到着している
- 渋滞などで遅刻すると気づいたのなら、すぐさま連絡する
- 喉を傷めないよう、複式呼吸を活用する
- 喉を痛めないよう、ケアをおこたらない
- 準備と計画をもって取り組む
- クライアントの意向と自身の意見(提案)を常に見つめる
プロ意識をもって仕事に臨まれているかどうかは、一目でわかるといっても過言ではありません。
そのため、プロ意識をもって取り組まれている講師陣がいる環境に飛び込むと、あなたの成長につながるはず。
マインドのカリキュラムがある学校は聞いたことはありませんが、マインドを指導する講師は極めて稀に存在します。
プロ意識をもった専門学校で、声優になるためのプロ意識を学ぶこともおすすめします。
まとめ
声優になるために専門学校を選択肢の一つとして考えているのなら、カリキュラムを考える必要があります。
専門学校によって多様なカリキュラムが存在しているため、実際に足を運んで、自分の目で見て、耳で聞いて、しっかりと選びたいですね。
声優として活動する未来のために、夢の一歩を踏み出しましょう。
~声優になるための専門学校のカリキュラム~
- 声優は発生練習が基本
- 卒業後のために、アフレコの実践経験を積もう
- フィジカルトレーニングを通じて自己管理をしよう
- 声優に必要なマインドは、ビジネス観とプロ意識