通う時間が取れない!声優の専門学校には通信制のところもある?
声優を目指してはいるものの、しっかりと昼間の専門学校に通う時間は取れないとか、あるいは昼間の専門学校に通うほどのお金は用意することができないという方も、まずまず多いのではないでしょうか?
そんな人が声優を目指すためには、通信制の講座が必要になりますよね。
では、声優の専門学校には、通信制の講座はあるのでしょうか?
声優専門学校にも通信制があるところはある
もちろんすべての声優専門学校で、通信制の講座があるわけではありません。
むしろ声優専門学校で通信制のカリキュラムがあるところは決して多くはない。
でも、声優専門学校に通信制がないかと言われると、そんなことはありません。
通信制の講座を持っている専門学校だってあるんです。
だから、たとえ昼間の専門学校に通う時間がとれない人も、昼間の専門学校に通うほどのお金を貯めることが難しいという人も、声優になるという夢をあきらめる必要はありません。
通信制の専門学校を通じて、それを目指すことはできるんです。
声優専門学校の授業の進め方
でも、たとえばこれが何らかの学問的な専門学校であれば、通信制講座と言われてもイメージが付きますよね。
シンプルに教材が送られてきたりして、それに対して取り組んでいくというだけになりますから。
しかし声優の専門学校の場合は、そういう勉強とはやることがちょっと違いますよね。
実際に声を発して、演技をしてこそ意味があるのです。
もちろん座学も大事にはなるでしょう。
ここはこういう演技をしているとか、あるいは声の出し方の科学的な説明など、そういうことを勉強していくことだって役には立つものです。
でも一番大切なのはやっぱり、声優として演技力をつけていくことに他なりません。
ではどうすれば演技力がつくのか。
WEB上で音声のやり取りをする
演技力をつけるにはやっぱり演技をして、それを人に添削してもらって、少しずつレベルを上げていくしかない。
しかし通信制の講座では、それをどうやってやるのかわかりませんよね。
昼間の専門学校であれば、先生が近くいるわけですから、その人にすぐさま添削をしてもらうことができますが、通信制の場合はそうではない。
でも、通信制の場合でも添削はしてもらえるんです。
というのも、通信制の声優専門学校では、WEBを使って声のやり取りをするんです。
たとえば、動画を見てある程度どういうことをするかを学んで、今度は実際に自分が動画を撮ったり、音声を録音したりしてデータを転送する。
それをチェックしてもらって添削してもらう。
こんな風な流れで授業が進んでいくのが、通信制の専門学校になるんです。
通信制でも演技力がつかないことはない
このことから、通信制でも演技力がつかないということはないことがわかりますよね。
すぐさま添削をしてもらうことができるか、それとも多少タイムラグがあるかの違いでしかありません。
確かにすぐさま添削をしてもらうことができるというのは、すぐにダメなところを直せるわけですから、良いことのように思えます。
でも、実はデータを使ったやり取りの方が良いこともあるんです。
たとえば、データであれば、あとまで残ります。
なので、送った音声データを聞きながら、添削ポイントを確認することができるんです。
普通に大人数の授業では、それはできません。
でもそれでは、客観的にどこが悪いのかを確認するのは難しい。
ただここがダメだといわれるよりも、自分でも実際にそこがどうだめなのかを毎回確認できる方が成長できるに決まっています。
だから、実はデータでのやり取りはメリットが大きいんです。
難点は場数を踏めないこと
ただこうした授業の仕方には、もちろん難点もあります。
それが、人前で声を出すということに対しての場数を踏めないこと。
声優の仕事は、一人でするわけではありません。
スタジオにはたくさんの声優さんやスタッフさんがいます。
その中で演技をするんです。
最初のうちは当然その環境には緊張します。
場数を踏めばそれにも慣れてきて、自然な演技ができるようになるでしょうが、場数を踏んでいないとうまく立ち回れないものです。
でも、通信制の専門学校ではまずその場数は踏めません。
だからたとえば、そもそも声優になる前のオーディションなどでも、力を発揮できない可能性が出てきますね。
それは間違いなく一つのデメリットです。
通信制講座から養成所という流れがベター
基本的には昼間の声優専門学校にいっても、そのまま声優になれるという人はほとんどいません。
では大半の生徒はどうするのかというと、あきらめるか、あるいは声優の養成所に入ることになります。
養成所は事務所が運営していることも多いですから、そこから所属を目指していくんです。
でもそれにはまたお金がかかります。
もちろん専門学校と比べると安くはなりますが、それでもお金はかかるんです。
専門学校に200万円くらいかけた後にさらにお金がかかるのはつらいものです。
でも、専門学校が通信制ならばどうでしょうか?
専門学校の費用はぐっと抑えることができるので、そのあとの養成所に入る際にも、比較的に入りやすいです。
金銭的に。
しかも通信制の声優専門学校であれば、比較的に時間は自由に使えます。
だから昼間は働きながらお金を貯めて、夜に通信講座で勉強するということが可能になります。
つまり養成所のお金を貯めながらスキルを上げていくことができるんです。
先述の通り通信制でもスキルは上がるわけですから、通信制講座から養成所へという流れは非常におすすめできます。
養成所に入るにはオーディションがある
でもどうせ養成所に入るならば、いちいち通信制を通らず、いきなり養成所にはいりたいと思う人もいるでしょう。
しかしそれは出来ない人も多いです。
というのも、養成所に入るにはオーディションがあるんです。
そのオーディションをパスしないと養成所に入ることはできない。
だから多くの人は専門学校に行くんです。
でも通信制講座をしっかりと受けていれば、そのオーディションもパスできる可能性は高くなる。
となれば、こういう進み方が一番効率が良いということになるんです。
通信制の声優専門学校はうまく使えば武器になる
このように、声優の専門学校の通信制の講座は、意外と使えるんです。
もちろん人によっては、この通信制の講座をうけて、そこからいきなり声優の所属オーディションを受けて受かるということだってあるでしょう。
その可能性が低いことは間違いないですが、そういう道もあるんです。
昼間の専門学校に行ったってどうせその可能性は低いですし、それならば通信制を経て所属オーディション受けてみた方が無駄はないですよね。
確かに場数を踏めないのはデメリットではありますが、最終的に養成所に行くならば、結果的にそこで場数も踏める。
なので実はデメリットも解消はできる。
もちろんいきなり所属オーディションに受かってしまったら、場数を踏んでいない状態でプロの現場に入ることになり、戸惑いはするでしょう。
でも慣れてしまえばいいだけです。
通信制講座なんてと舐めることなかれなのです。
まとめ
声優専門学校には通信制講座があるところもありますし、その通信制講座は、意外と使えるものでもあるんです。
何となく声優になるには昼間の専門学校にいくしかないと思っていた方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
通信制から養成所に入り、効率的に声優を目指していくという道だってあるんです。
一度資料を請求して、よく考えてみると良いでしょう。