1週間のプログラミングスクールでも通う意味はあるの?

プログラミングスクール

プログラミングスクールには、1週間程度の短いカリキュラムですごく内容を詰め込むというタイプのものもあります。

でもそれだけ受講する期間が短いと、通ってもあまり意味はないのではないか?

と思ってしまいますよね。

実際のところ、1週間程度の凄く短い期間のプログラミングスクールでも、通うことに意味はあるのでしょうか?

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1日1日の勉強時間はすごく長くなる

プログラミングスクールでは、あまり1日1日の勉強の時間が長くなることはありません。

ある程度自由に勉強時間を決めることができるところであっても、せいぜい5時間6時間程度になることが多いです。

しかし1週間程度の超短期のプログラミングスクールの場合は、1日の勉強時間が10時間くらいになることもあるんです。

しかもそれが1週間の間毎日続く。

だから頭にかかる負担はとても大きくなるのです。

ただ1週間で終了するというのは嬉しいポイントでもあるでしょう。

日々4時間くらい勉強するのが1か月毎日続くとか、週に4日くらいが4か月くらいというペースよりも、こうして一気に詰め込んだほうが楽だという方も中にはいるものです。

そういう方にとってみれば、このコースはおすすめできます。

ただ普通の人にはそこまでおすすめはできません。

1日1日の勉強時間が長くなると集中しづらくなる

その理由は集中力にあります。

人の集中力には限界があります。

たとえば24時間ずっと集中していられる人なんて、まずいません。

それが12時間になったとしても、まだまだほとんどいないのです。

一般的に人の集中力の限界は90分と言います。

しかし実際には90分も集中するということすら難しい。

それなのに、もちろん休憩をはさみつつではありますが10時間も勉強をする。

これでは集中できないのも当然です。

集中できないで詰め込もうとしても、反対側から零れ落ちるのが関の山。

だから、あまり実力はつかないという子とも珍しいことではないのです。

それが、1週間という超短期間のプログラミングスクールのデメリットになります。

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忘れやすいこともデメリット

また、1週間という超短期間のプログラミングスクールでの学習の場合、せっかくそこで学んだことも忘れやすいというデメリットもあります。

記憶というのは、覚えて忘れてまた覚えて、というサイクルでどんどん強固になっていくものです。

たとえば、嫌な出来事というのはなかなか忘れられないですよね。

それは、一度覚えた嫌な出来事を、ことあるごとに思い出してイライラして、ということを繰り返しているから忘れられないんです。

一度も思い出さないようにしておけば、割とすぐに忘れられたものです。

それと同じで、プログラミングのスキルだって、覚えただけでそれからそれを再度引っ張り出そうとしないでいれば、どんどん忘れていってしまいます。

1週間という短期間では、プログラム内で覚えて忘れてまた覚えてというサイクルを繰り返すのは難しいです。

でもこれが長期のプログラムであれば、覚えて忘れて、そしてしばらくしたらカリキュラム内でまた覚えて、ということができるんです。

だから忘れづらくなる。

その差は意外と大きいです。

すぐに使うのであればあまり関係ない

ただこのデメリットは、すぐにその覚えた知識を使うのであれば、あまり関係ないと言えます。

たとえば就職をしたら、否が応でもその知識は引っ張り出さないといけなくなりますよね。

だから自然と覚えて忘れてまた覚えてが、できるようになるんです。

ただそうするためにもまた、1週間という短い期間のカリキュラムであることの問題が生じてきます。

内容的にも詰め込みきれない

1週間という短い期間のプログラミングスクールの場合、やはり内容的にも詰め込みきれません。

基本的なところを抑えることはできるでしょうが、プロとしてやっていけるレベルにまでもっていくことは基本的にはできないと思った方が良いです。

というのも、やっぱりどんなものでも、プロとしてやっていけるレベルにするためには、300時間くらいの勉強時間は必要になるんです。

では、1週間という期間の場合では、どのくらいの時間を勉強にあてることができるでしょうか?

1日10時間を7日間。

つまり長くても最大70時間ということになります。

プロとしてやっていけるレベルになるための勉強時間と比べると、遠く及んでいないことがわかりますよね。

なので、そこで学んだことを武器にプロになろうとしても、やや難しいこともあります。

それからも学び続けるのであれば意味はある

これだけ見ると、1週間という短い期間でのプログラミングスクールは、別に行っても意味はないのではないか?

と思いますよね。

でもそんなことはありません。

これからも勉強し続けるのであれば、短い期間であってもプログラミングスクールに通う意味はあるんです。

学び続ければ忘れやすいというデメリットはなくなる

確かに短期的に詰め込んだものは忘れやすくはあります。

でもそれは、これからも勉強を続けるのであれば、あまり関係はなくなるんです。

自分で勉強をしている中で、覚えて忘れてまた覚えて、というサイクルを自然と繰り返せるようになります。

だからこのデメリットはなくしていけるんです。

勉強し続ければ詰め切れないところもカバーできる

当然ではありますが、これからも勉強を続けるのであれば、詰め切れないところもどんどんカバーしていけます。

しっかりと1週間の短期プログラミングスクールで基礎を理解している分、そうした詰め切れなかった所も理解しやすくなっていますから、モチベーションも保ちやすいです。

詰め切れないというデメリットも、勉強を続けることでカバーできるんです。

集中力の問題もカバー可能

最初から、「この1週間ですべてをマスターしよう」という気持ちで挑むのではなく、「この1週間で特にわからないところをマスターして、あとは個人的に勉強を続けよう」という気持ちでプログラミングスクールに通っていれば、集中力を使うところも限られてくるものです。

最初からすべてに集中しようとしていると、どうしても集中力にはすぐに限界がきます。

でも最初からすべてに集中しようとするのではなく、ある限られたところだけ集中しようとしていれば、集中力もある程度持たせることが出来て、効率的に勉強ができるようになるんです。

このように、ただ勉強を続けるということを覚悟して挑むだけで、いろいろなデメリットを打ち消すことができるんです。

たしかに、せっかく高いお金を払って1週間の集中型プログラミングスクールに通うわけですから、それだけでしっかりと勉強を完結させたいと思うでしょう。

でもそう思うのであれば、逆にそういうプログラミングスクールに通う意味は薄くなってしまいます。

超短期のプログラミングスクールに通うことに意味を見い出したいのであれば、これから先も勉強を続けるということは覚悟しないとだめなんです。

そういう風に割り切れる人には、短期のプログラミングスクールもおすすめできます。

まとめ

1週間という超短期のプログラミングスクールでも、人によってはきちんと通う意味を見い出せます。

しかし逆にあまり意味がない人がいるというのも事実です。

とにかくプログラミングスクールだけで勉強を完結させたいというのであれば、もっと時間をかけてじっくりと学ぶことができるプログラミングスクールに通った方が良いでしょう。