液晶モニタが映らなくなったら?原因と対処法について

2017年7月20日液晶モニタ

液晶モニタを使っていて、よくあるトラブルのひとつに、「画面に何も映らない」というものがあります。

これは、確かに電源を入れているのに、画面が真っ暗なまま変化がない状態です。

パソコンは動いているのに、接続したモニタに映っていないということもあります。

ここでは、そのような不具合が起こったときの対処法について、原因も含めて説明していきます。

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原因

液晶モニタが映らなくなっている場合、対処するには、原因を知らなければなりません。

何が原因で映らないのかわかれば、それに合わせた適切な対処法を見つけることができるでしょう。

では、よくある原因とは、どのようなものがあるのでしょうか。

故障している

映らない原因として、多くの人が思い浮かべるのが、「壊れたのかも」ということです。

確かに、液晶モニタが故障しているのなら、画面が真っ暗な状態になる可能性が高いです。

この場合、映らない症状の他にも、色がおかしかったり、斜線のようなノイズが入ったりすることもあります。

そして、パソコンとモニタが一体ではなく、ケーブルで接続しているものは、接続したパソコンの方が故障していることも考えられます。

液晶モニタが正常に動いていても、そちらに不具合があるなら、画面は暗いままになります。

一時的なもの

故障まではいかなくとも、単純に一時的な不具合という可能性もあります。

特に、パソコンを長い時間使い続けた場合は、静電気で不調が起こりやすいので、それでモニタが映らなくなることがあります。

また、配線を間違えていたり、接触が悪かったりした場合などは、故障ではなくても映らなくなるでしょう。

接触が悪かったり、ゆるんだりしているときは、普通に映っていたものが急に真っ暗になったり、ついたり消えたりを繰り返すこともあります。

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一時的な原因の対処法

映らない原因が一時的なものだとすれば、それは、確認作業を行うことで、すぐに解決できる場合が多いです。

もし改善点が見つかったら、そこを直すことで、また映るようになるでしょう。

電源や配線を確認する

まずは、電源がきちんと入っているか、ケーブルがしっかり差し込まれているかを確認します。

そこで直すべきところが見つかり、その結果、普通に映るようになったなら、それは故障ではなく一時的なものだったということです。

電源は、液晶モニタの電源と、パソコンなどの接続している機器の電源を両方確認しましょう。

そのどちらか一方でも入っていなければ、液晶モニタは映らないことになります。

また、ケーブルについては、コンセントを確かめることも忘れてはいけません。

基本的なこととはいえ、これは意外に見落としてしまうことも多いものです。

もしゆるんでいたりすれば、急に映らなくなる場合もあるので、奥まで入っていることを必ず確認しましょう。

別のものにつないでみる

この方法は、不具合を起こしているのが、液晶モニタかパソコンかを判断することができます。

液晶モニタとパソコンが一体でない場合、パソコンに別のモニタを接続することで映ったとしたら、それはモニタのみの故障だったことになります。

逆に、モニタを別のパソコンにつなぐことで解決するなら、それはパソコンの方が故障しているケースです。

このように、取り外しが容易であれば、原因がどこにあるのかも特定しやすくなりますが、どうしてもわからないようなときは、業者に依頼するのがよいでしょう。

放電してみる

パソコンの方に不具合が見つかったとしても、それで故障と判断するのは早計です。

もし静電気が溜まっているなら、それを逃がしてやることで、また映るようになる可能性があります。

長時間使用していた場合は、静電気が溜まりやすいので、この方法も忘れずに試してみましょう。

その際の放電の方法はパソコンによって異なるので、説明書に従って、適切な方法で行うことが大切です。

ただし、この症状が何度も起こるような場合は、故障する前兆かもしれません。

そんなときは、早めに修理することをおすすめします。

故障している場合の対処法

故障している場合に重要となるのは、液晶モニタとパソコンのどちらが故障しているかという点です。

それによっては、対処法も違ってきます。

そのため、まずは上記の方法で、原因がどちらにあるのか確認しておきましょう。

液晶モニタが故障している場合

液晶モニタが故障している場合、ケーブルでつないで使っているなら、モニタだけを修理するか、買い替えることができます。

どちらを選ぶにしても、モニタだけならば、あまり費用をかけずに済むでしょう。

しかし、もしパソコンと一体になったものであれば、そう簡単にはいきません。

一体型で修理できない場合は、パソコンごと買い替えるしかなくなります。

それを防ぐためにも、普段とは違う症状などには注意が必要です。

故障の前兆と思われる不具合があったときは、無理に使い続けず、必要に応じて専門業者に相談しましょう。

パソコンが故障している場合

パソコンの方が故障して映らない場合は、パソコン自体を買い替えるか、修理することになりますが、できれば修理したいところです。

その際、どこが故障しているのかわかれば、自分でも何とか直せる場合もありますが、もし自信がないようなら、不用意に手をつけるべきではありません。

そのような場合、取り返しのつかないことになってしまい、結局は買い替えが必要になるというケースは珍しくないのです。

特に、メモリとハードディスク以外の問題なら、自力での解決は困難です。

無理に修理したりせず、業者の専門的な知識と技術を頼れば、損をすることはありません。

液晶モニタの寿命

液晶モニタの不具合が出た場合、それには、寿命が関係している場合もあります。

そのため、寿命について知っておくのも、大切なことです。

寿命をのばす方法についても知っておけば、故障の対策にもなるでしょう。

液晶モニタはどれくらいもつのか

メーカーの保証期間としては、3年~5年が多い液晶モニタですが、バックライトの寿命が30,000時間である点を考慮すると、10年使い続けることも可能ということになります。

ただし、どれくらい使っているかで、この目安は変わってきます。

例えば、1日2時間くらいしか使わない人と、10時間以上使っている人では、当然、劣化の早さには差が出ます。

さらに、その使い方や環境によっても違ってくるので、普段の使い方には注意する必要があります。

寿命をのばす方法とは

なるべく長く使うためには、まず、電源の頻繁なON・OFFを避けることです。

省エネのために、一定時間経過すると電源が切れる設定にしている人も多いですが、これは、機械にかかる負担を大きくしてしまいます。

そのため、あまり小刻みにON・OFFを繰り返すのはやめましょう。

また、温度差のありすぎる環境も問題です。

急激な温度差があると、結露が発生することで、寿命を縮めてしまうのです。

特に、持ち運びしやすいノートパソコンだと、冬場に外から中へ戻った際、結露ができてしまいます。

そのような場合は、急に起動させたりせず、しばらく室内の温度に馴染ませてから使うようにしましょう。

まとめ

液晶モニタに何も映らなくなったときは、突然のことに戸惑ってしまうこともありますが、そんなときこそ落ち着いて対処することが大切です。

まずは原因について考え、直すべき問題が見つかったら、そこを改善した上で、再度試してみましょう。

壊れたのでなければ、これで解決する場合も多いです。

そして、そうしたトラブルをなるべく避けるためには、ちょっとした異変を見逃さず、注意して使うことが大切です。






2017年7月20日液晶モニタ